朝井リョウさんの「正欲」が2022年本屋大賞の候補作に
選ばれました!
朝井リョウさんは2013年に直木賞を受賞し、直木賞史上初の平成生まれの受賞者ということで話題になりました。
朝井リョウさんはその後、テレビやラジオにもよく出演されますよね。
今回の候補作「正欲」は、朝井リョウさん作家生活10周年記念作品と言われています。
今回は、朝井リョウさんの現在や妻と子供、出身高校と大学、父親と家族、以前勤務していた会社について、そして経歴とプロフィールと中身満載でお届けします。
朝井リョウの現在について
まず、朝井リョウさんの現在についてお伝えします。
朝井リョウさんは、現在、専業の作家として活動しておられます。
朝井リョウさんは、作家になって3年間は会社員をしながら執筆活動をしておられました。
でも、その後、会社を退職して、現在は小説家として活躍されています。
また、故郷、岐阜県不破郡垂井町のPRアニメのエンディングテーマの作詞や神奈川文芸賞短編小説部門の審査員など、いろいろと依頼されたお仕事をこなしておられます。
朝井リョウさんは、YouTubeにも、たくさん出演されています。
朝井リョウの妻と子供は?
朝井リョウさんの妻と子供について見てみましょう。
朝井リョウさんは2017年に結婚されました。
でも結婚式は挙げておられません。
理由は、朝井リョウさんは、必要ではないと思うことをするのが苦手なのだそうです。
そして結婚した妻も同じ考えだとか。
女性って、だいたい結婚式やウェディングドレスに憧れますよね。
でも、朝井リョウさんの妻はとても合理的な考えを持った方なのでしょうね。
朝井リョウさんは、そんな風に価値観が同じ妻と出会えて本当によかったですよね。
結婚のことは、2021年3月まで放送されていたラジオ番組「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」でさりげなく話されたそうなんです。
妻の側の両親にとってみれば、娘が結婚式を挙げないなんて納得できなさそうですよね。
でも、たまたま、妻のご両親はこのラジオ番組のリスナーで、朝井リョウさんの思考を理解してくださる方達だったのだそうです。
ラッキーでしたね。
さて、そんな朝井リョウさんと妻の間に子供はいるのでしょうか?
調べてみましたが、子供さんに関する情報は見つけることができませんでした。
朝井リョウさんには、まだ子供さんはおられないのかも知れませんが、非公開なのかもしれません。
また情報が分かりましたら、こちらに追記しますね。
朝井リョウの出身高校と大学
次に、朝井リョウさんの出身高校と大学についてお伝えします。
朝井リョウさんの出身高校は岐阜県立大垣北高校です。
岐阜県立大垣北高等学校は明治27年に開校した歴史ある高校です。
大垣北高校は岐阜県内屈指の進学校で、文部科学省からスーパーグローバルハイスクールの指定も受けていました。
朝井リョウさんは子供の頃から「小説家になりたい」という夢があっって、そのために何でも経験してコレクションしておこうと思い、高校時代は生徒会長や体育祭の応援団長など、できることは何でもがんばったのだそうです。
すごいですね!
また高校3年間、バレーボール部に所属していました。
そうやって全力で高校生活を頑張りつつ、自分の書いた小説を出版社に投稿していたそうです。
しかも勉強も頑張っていたとか。
ちょっとビックリです!
朝井リョウさんにとって、小説を書くのは勉強前の息継ぎのようなものだったそうです。
他の人だったら、嫌な勉強する前にちょっと漫画読むとかゲームするとか、そんな感じですね。(笑)
朝井リョウさんの出身大学は早稲田大学です。
朝井リョウさんは、早稲田大学の文化構想学部で学ばれました。
何か珍しい学部名ですが、朝井リョウさんが入ったのは、その学部ができて2年目でした。
朝井リョウさんが早稲田大学の文化構想学部を受けたのは、そこにご自分の好きな小説家、堀江敏幸さんがおられたからなのだそうです。
朝井リョウさんは大学で学びながら執筆活動も続け、在学中に作家デビューを果たしました。
朝井リョウの父親と家族
朝井リョウさんの父親と家族についても見てみましょう。
朝井リョウさんの父親は会社員で、母親は専業主婦でした。
父親も母親も無類の本好きで、朝井リョウさんのお家の中には、すぐに読めるように、どこにでも本が置かれていたそう。
朝井リョウさんの名前も、司馬遼太郎さんの「遼」から取ったそうです。
また朝井リョウさんには3歳上の姉がおられるそうですが、その姉も本好きで、読むだけではなく、自由帳に物語を書いたりしていたそうです。
朝井リョウさんもそれを真似ているうちに書くことに夢中になっていきました。
ところで、朝井リョウさんの本名は佐々井遼です。
先程も触れましたが、お名前の「遼」は、本好きなご両親が、司馬遼太郎さんから名付けてくださったとか。
では、「朝井」というペンネームはどこから付けられたのでしょうか?
確か以前、朝井リョウさんのTwitterを見ていた時だったような気がするのですが、そのことに関して書いてあったような・・・。
でも、今回探してみましたが、確かなことは分かりませんでした。
さて、会社員だった朝井リョウさんの父親は65歳で定年退職をされたそうなんですけど、その時、就職活動をしていた朝井リョウさんに「人を助けるような会社に入りなさい。」と言われたそうです。
有名な大企業とか年収のいいところとかではなく、人のためになる仕事を、と言われたところが、素晴らしいお父様だなと思いました。
朝井リョウが勤務していた会社はどこ?
朝井リョウさんが大学卒業後に勤務していた会社はどこなのでしょう?
調べてみたら、あの大手映画会社の東宝でした。
朝井リョウさんは小さい時から小説家になりたいと思っていたのですが、多くの同級生と同じく、大学3年生の後半から就職活動を始めます。
そして就職したのが東宝でした。
朝井リョウさんは、その時既に作家としてデビューしていましたが、自分が副業をしていることが知られないように、新入社員として必死にがんばったそうです。
でも、同僚は上司と飲みに行ったり、休日にはゴルフに行ったりしているのに、自分は仕事以外の時間は執筆に費やして付き合いが悪いので、罪悪感を持っていたそうです。
そんな時、東京を離れてしなければいけない仕事の依頼が来て、それをきっかけに、朝井リョウさんは会社を退職しました。
それで朝井リョウさんが会社勤務をしたのは、約3年間です。
ところが、朝井リョウさんは今も、作家とは別の仕事を兼業したいと思っているそうです。
そんな、大変なのに、と思いますが、ご自分は、その方がバランスが取れて、精神的にいいのだとか。
今やりたい仕事は介護職だそうです。
朝井リョウさんって、人並み外れてパワフルですよね。
朝井リョウの経歴とプロフィール
最後に、朝井リョウさんの経歴とプロフィールをお伝えしていきます。
経歴
朝井リョウさんは1989年5月31日、岐阜県不破郡垂井町に生まれました。
現在、32歳です。(2022年1月現在)
朝井リョウさんは子供の頃から、物語を書いていました。
小学校の頃は、自分の作品を先生に読んでもらうのが楽しみだったそうです。
そして、小学6年生の時に初めて投稿し、以来、投稿を続けました。
朝井リョウさんは、ほんとに文を書くのがお好きなんですね。
出版社への投稿だけではなく、ネット上にもエッセイ風のものをアップしていたそうです。
朝井リョウさんは大学生になっても投稿を続けていましたが、2009年に「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビューしました。
遂に今までの努力が花開いたんですね!
「桐島、部活やめるってよ」は大きな話題になり、2012年に映画化。
そしてその年に、今度は「もういちど生まれる」で直木賞にノミネートされます。
翌年の2013年には「何者」で第148回直木賞を受賞!
直木賞史上初めての平成生まれの受賞者ということで、これも大きな話題になりました。
その後もいろいろな賞を受賞し、「正欲」が2022年本屋大賞にノミネートされました。
朝井リョウさんは、2021年に作家生活10周年を迎えました。
朝井リョウさんは以下のように語っておられます。
「1+1=2」じゃない心を受け止めてくれるのが小説だと私は思っています。それだけでは生きていけない自分があることも認めていきたい。そんな思いで、作家という仕事を続けているのかもしれません。
引用元 https://book.asahi.com/article/12247291
プロフィール
朝井リョウさんのプロフィールをまとめておきます。
名前(ペンネーム) 朝井リョウ
本名 佐々井遼
年齢 32歳(2022年1月現在)
出身地 岐阜県不破郡垂井町
最終学歴 早稲田大学文化構想学部
2009年 「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー
2012年 「もういちど生まれる」で第147回直木賞候補に
2013年 「何者」で第148回直木賞受賞
同年 「世界地図の下書き」で第29回坪田譲治文学賞受賞。
2016年 文芸誌「Granta」日本語版でGranta Best of Young Japanese Novelistsに選出される
2021年 「正欲」で柴田錬三郎賞受賞
2022年 同作で2022年本屋大賞候補に