農林水産省の発表によると下のようになっています。
都道府県別の収穫量割合は、山梨県が 31%、福島県が 26%、長野県が9%、 山形県が8%、和歌山県が7%となって おり、この5県で全国の8割を占めています。
引用元 https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kazyu/attach/pdf/syukaku_momo_23.pdf
この記事では、桃の生産量ランキングベスト5の都道府県について調査しました。
桃の生産量ランキング2023 ベスト5を調査!
それでは、桃の生産量のベスト5を見ていきましょう。
第1位は山梨県!
桃の生産量ランキングの第1位は山梨県で、桃の生産量は全体の約31%です。
山梨県は桃の栽培面積と収穫量で日本一の産地です。
山梨県は昼夜の気温差が大きく年間の降水量が少ない内陸性気候で、年間の日照時間が全国一長いため果樹の栽培に適しています。
山形県は、出荷前に一つ一つの固さや糖度などを測定し、規定のレベルに達したものだけを出荷して、品質の高い桃を提供しています。
山梨県の代表的な桃の品種は以下です。
また、山梨オリジナルの品種には次のようなものがあります。
山梨県の桃の旬の時期は、6月下旬から9月上旬にかけてです。
第2位は福島県
桃の生産量ランキングの第2位は福島県で、桃の生産量は全体の約26%です。
福島県は盆地性の気候で、夏は暑い日差しが降り注ぐことから桃の生育に適し、甘さをたっぷり含んだ桃ができます。
また福島県で生産されている「あかつき」は桃の品種としては全国で最も生産量が多く、しかもその半分以上が福島県で生産されています。
あかつきは甘味が強く、あふれ出る果汁がたまりません。
福島県の代表的な桃の品種は以下です。
また福島県オリジナルの品種には以下があります。
福島県の桃の旬の時期は、7月下旬から8月上旬にかけてです。
第3位は長野県
桃の生産量ランキングの第3位は長野県で、桃の生産量は全体の約9%です。
長野県は雨が少なく日照時間が長い地域なので十分な日光を浴びてじっくり育つための高い桃を生産することができます。
長野県の桃は、果実の大きさは300グラムと大玉で玉ぞろいが良く、日持ちが良いのも特徴です。
長野県の代表的な桃の品種は以下です。
また、長野県オリジナルの品種は以下です。
●なつっこ
長野県の桃の旬の時期は、7月上旬から9月下旬にかけてです。
第4位は山形県
桃の生産量ランキングの第4位は山形県で、桃の生産量は全体の約8%です。
山形県の桃は糖度の特秀基準が他県より高く「15度」に設定されています。
また山形県は夏でも比較的夜は涼しいので、糖度の高い甘くて美味しい桃ができるのが特徴です。
山形県はフルーツ王国と言われていて、さくらんぼやぶどうなど美味しいフルーツが育てられていますが、特に桃は山形県の名産品として知られています。
山形県の代表的な桃の品種は以下です。
また山形県オリジナルの品種には以下があります。
●青空むすめ
山形県の桃の旬の時期は、7月下旬から9月上旬にかけてです。
第5位は和歌山県
桃の生産量ランキングの第5位は和歌山県で、桃の生産量は全体の約7%です。
和歌山県は、砂れきを含んだ水はけの良い地質と温暖な気候が、桃の栽培に適しています。
また、和歌山県の「あら川の桃」は和歌山県の代表ブランドとして全国に出荷されていて商標登録もされています。
和歌山県の代表的な桃の品種には以下のようなものがあります。
和歌山県の桃の旬の時期は、6月から7月上旬にかけてです。
桃の栽培に向く気候や地形について
桃は暑さにも寒さにも強い果樹ですが、栽培に向く気候や地形があります。
花が咲く時期は3月から4月で、夏は暑く冬は寒い寒暖差のある気候が美味しい桃を作るためには必要です。
また雨が少なく日照時間が長いとたっぷりと日光を浴びてじっくり育つため、甘い桃を生産することができます。
日本の桃の名産地に共通するのは盆地という地形です。
盆地は扇状地が多く、水はけが良い土壌であるため桃作りに向いていると言えます。
桃の生産ベスト5の都道府県は桃の栽培に恵まれた気候や地形をしています。
まとめ
桃の生産量ランキング2023のベスト5の都道府県を調査しました!
ベスト5の都道府県で、桃の生産量が全国の約8割を占めていることが分かりました。
また各都道府県には有名な桃がたくさんありますが、それぞれ桃の栽培に向いた気候や地形をしています。
桃は、ジューシーな果肉、芳香な香り、とろける甘さがあり魅力的なフルーツですよね!
桃の最盛期は各県によって違いますが、6月から9月にかけてです。
ベスト5の都道府県の美味しい桃をぜひ食べてみてくださいね。