4月9日に2019年本屋大賞の発表があり、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が選ばれました。
「そして、バトンは渡された」は血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった優子という女の子のお話です。
でも、優子の周りの大人はみんな優子を愛してくれました。
家族とは何か、愛するとは何かを考えさせてくれる一冊です。
中高生が読書感想文を書く本としても向いていますので、今回は中高生のために、「そして、バトンは渡された」の読書感想文の書き方を解説したいと思います。
作者、瀬尾まいこさんは中学校の先生をされていました。
瀬尾まいこさんについてはこちらをどうぞ。
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「そして、バトンは渡された」のあらすじ
StockSnapによるPixabayからの画像
まず、「そして、バトンは渡された」のあらすじや内容についておさらいしておきましょう。
「そして、バトンは渡された」のあらすじやネタバレ、名言については、こちらにまとめていますので、お読みください。
「そして、バトンは渡された」の読書感想文の書き方
「そして、バトンは渡された」の読書感想文の書き方については、以下の5つのポイントを押さえましょう。
1.メモや付箋をしながら読もう
本を読みながら、大事だと思うことばやそこで自分が思ったことを簡単にメモしていきましょう。
または、付箋紙を用意しておいて、大事なところに貼っていきます。
付箋紙にちょっとメモして貼っていくと、あとで読書感想文をまとめる時にとても助かります。
読んでいる途中の本を、出かける時に持って行く時も、付箋紙とペンを一緒に持って行きましょう。
そうしたら、大事なところにさっさっと付箋を貼ることができます。
2.この本を選んだ理由を書こう
まず、この本を選んだ理由を簡潔に書きましょう。
例えば、
「タイトルを見て、どんな話なのか知りたいと思った。」
「『血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった、17歳』という紹介文を読んで、どんな話なのかとても興味を持った。」
あるいは、「本屋大賞を受賞し、とても話題になっているから。」
「人に勧められたから。」
など、正直に書いたらいいと思います。
3.登場人物の関係を整理しよう
読書感想文の中に、あらすじを長々と書く必要はありません。
それよりも「そして、バトンは渡された」の場合は、登場人物の優子との関係や互いの関係を整理しておきましょう。
一番大事なのは、優子の3人の父親と2人の母親、そして、その次に大事な登場人物も何人かいます。
また、このお話は時間の流れ通りに書いてある訳ではありません。
優子の小学校時代から、いきなり高校時代になったり、また過去に戻ったりするので、そこを理解して読みましょう。
4.今までの自分の経験を書こう
私が小学4年生の時、クラスの男子の名字が変わりました。
私はそのことがとても気になりましたが、触れてはいけないことのような気がして、黙っていました。
その後、私の友達がそのことでこそこそと噂するのが聞こえてきました。
私は「そして、バトンは渡された」を読んで、そのことを思い出しましたが、私の中に、その男子に勝手に同情したり、偏見を持ったりする気持ちがあったことに気づきました。
皆さんにはそういう経験はありませんか?
もしかしたら、自分自身が名字が変わった人もいるかも知れませんね。
または、自分の親との関係や学校生活の中でのことなど、「そして、バトンは渡された」を読んで思い出した自分の経験と気持ちを書いてみましょう。
自分の経験を書くことで、誰の真似でもない、自分しか書けない読書感想文になります。
5.一番心に残った言葉について考えよう
「そして、バトンは渡された」の中には、登場人物によって語られているけれど、実は作者、瀬尾まいこさんが読者に伝えたい、大事な言葉がいくつかあります。
自分が一番心に残った言葉はどれかを考え、その言葉について、しっかりと考えてみましょう。
私が心に残ったのは以下の言葉です。
優子ちゃんの母親になってから明日が二つになった。
これは、2番目の母親、梨花さんの言葉です。
自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が二倍以上になることだよって。明日が二つにできるなんて、すごいと思わない?未来が倍になるなら絶対にしたいだろう。
これは梨花さんの話を聞いた3番目の父親の森宮さんが優子に話している場面です。
優子ちゃんと暮らし始めて、明日はちゃんと二つになったよ。自分のと、自分のよりずっと大事な明日が、毎日やってくる。すごいよな。
これは、森宮さんが優子に話しているところです。
きっと一人の親になった、作者、瀬尾まいこさんの気持ちそのものなのでしょうね。
今より大事にすべき過去など一つもないのだから。
これは、親が変わっていく中で、優子が知ったことです。
自分じゃない誰かのために毎日を費やすのって、こんなに意味をもたらしてくれるものなんだって知った。
優子に話す森宮さんの言葉です。
親だけじゃない、誰かのために一生懸命になることのすばらしさを感じることはありますよね。
本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。
優子の結婚式で優子と歩く森宮さんが思ったことです。
「そして、バトンは渡された」の登場人物の関係
上の読書感想文の書き方の中に、「登場人物の関係を整理しよう」と書きましたが、ここでは「そして、バトンは渡された」の登場人物の主人公との関係や互いの関係について解説しておきます。
優子
主人公。
自分の意志ではなく、親の都合によって、3人の父親と2人の母親を持つことになります。
お話には小学校に入学する前から結婚を迎えるまでの優子が描かれています。
優子を産んでくれた母親は、優子が3歳になる前に交通事故で亡くなってしまいます。
水戸さん
優子の実の父親です。
とても優しい父親で、優子を大事にしてくれます。
水戸さんは、優子が小学3年生になった時に梨花さんと再婚します。
でも5年生になる時に仕事でブラジルに行ってしまい、優子は梨花さんと二人で暮らすことになりました。
梨花さん
梨花さんは、実の父親の水戸さんと結婚し、優子の二人目の母親になります。
水戸さんとは離婚しますが、それでも母親として、優子を育ててくれます。
その後、泉ヶ原さんと結婚し、別れて森宮さんと結婚し、また別れて、再び泉ヶ原さんと結婚するという奔放な生き方をします。
泉ヶ原さん
梨花さんの2度目の結婚相手です。
それで、優子の2度目の父親になります。
泉が原さんはお金持ちで、梨花さんよりずっと年上。
とても優しい人で、優子にピアノを習わせてくれます。
森宮さん
梨花さんの3番目の結婚相手です。
それで、自動的に、優子の3番目の父親になります。
まだ若いのに、高校生で突然自分の娘となった優子を受け入れ、梨花さんが出て行った後も一生懸命に父親の役割を果たそうとしてくれます。
早瀬君
優子の高校時代の同級生で、ピアノがとても上手です。
後に、優子の結婚相手になります。
向井先生
優子の高校時代の担任の先生です。
いつも冷静で淡々とした感じですが、本当は生徒達のことをよく見てくれていました。
卒業の日にもらった手紙には「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない。」と書かれていました。
大家さん
梨花さんと優子が引っ越したアパートの大家さんで、おばあちゃんです。
とてもいい人で、いつも野菜やお菓子をたくさんくれました。
老人ホームに入ることになり、優子と別れる時に「困ったとき役に立つかも」と20万円をくれます。
他には、優子の友達や付き合った彼氏、ちょっと意地悪な同級生などが登場します。
「そして、バトンは渡された」読書感想文の書き方と登場人物の関係 まとめ
「そして、バトンは渡された」の読書感想文の書き方はいかがでしたか?
皆さんの参考になれたら嬉しいです。
さあ、自分だけの読書感想文、がんばって書きましょうね。
それから、今、本屋大賞『そして、バトンは渡された』感想文募集 Twitterキャンペーンというのがあっています。
キャンペーン期間は4月9日(火)から5月6日(月)です。
抽選で30名に本屋大賞受賞記念の限定オリジナルTシャツとバンダナがプレゼントされるそうです。
興味のある方はこちらを見てくださいね。