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プラナリアの目がかわいい!口はどこ?長さと再生時間も調査!

社会のこと
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皆さん、プラナリアってご存じですか?

プラナリアの目って、何ともかわいくて愛嬌がありますよね。

プラナリアはとても小さい生き物ですけど、切ってもまたもとの形に戻ることができる不思議な生き物です。

そんなプラナリアが再生医療の役に立っているそうなんです。

一体、プラナリアってどんな生き物なんでしょう?

とっても興味が沸いてきました。

今回は、プラナリアのかわいい目や口、長さ、そして再生時間と再生医療について調べてみました。

【追伸】

今日、2020年7月26日、「所さんの目がテン!」で「切っても死なないプラナリアの神秘に迫る!」という放送があってました!

都丸紗也華さんが、基礎生物学研究所所長の阿形清和先生の協力のもと、プラナリアを自宅で観察実験し、その秘密に迫るという内容でした。

プラナリアのことがさらによく分かりましたので、そのことも付け加えていきますね!

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プラナリアって何?

プラナリアについて、ウィキペディアには、このように説明してあります。

プラナリア(英: Planaria)は、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称。広義には、ウズムシ目(三岐腸目)に属する動物の総称。さらに、渦虫綱に分類される動物の総称とする説もある。

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/プラナリア

「プラナリア(Planaria)」というのは「平たい面」を意味するラテン語から来ているそうです。

プラナリアは日本全国のきれいな川で見ることができ、石や枯葉などの裏にくっついています。

プラナリアはとっても小さいですけど肉食で、カゲロウの幼虫など、水中に住んでいる虫を食べています。

プラナリアは体の表面に繊毛があって、この繊毛で渦を描くように動くので「ウズムシ」と呼ばれます。

また、プラナリアはものすごい再生能力を持っていることで「不死身の生物」と言われ、注目されてきました。

現在は、プラナリアを通した再生医療の研究が進んでいるところです。



プラナリアの目がかわいい!

プラナリアの目って、ちょっと寄り目でかわいいですよね。

この目にはレンズは入っていないんですが、光を感じることができるのだそうです。

プラナリアは日光と乾燥が苦手です。

それで、目で光がどっちから来ているかを感じ取り、光と反対側に逃げるのだそうです。

最近の研究で、プラナリアの片方の目の視野は約175度あることが分かりました。

ということは、両方の目で、自分の横や前からの光の方向が分かるということですね。

実は前方と後方に見えない範囲がありますが、そこは絶えず行っている首振り運動でカバーし、光の方向と反対側に正確に逃げることができるのだそうです。

そして何と、見えない範囲の角度よりも首振り運動の角度の方が少しだけ大きいのだそう。

プラナリア、恐るべしですね。

(追伸)

プラナリアは小さいので、ニョロニョロ動いている姿はミミズのようにしか見えません。

でも、顕微鏡で拡大したら目が見えてきて、都丸紗也華さんも、やっとそのかわいさに気づきました。

顔は三角で、そのかわいさが人気を呼び、今はプラナリアのイラストのグッズが発売されています。




プラナリアの口はどこ?

さて、プラナリアの口はどこにあるのでしょう?

口だから、かわいい目の下にあるんじゃない?と思いますよね?

ところがそうではありません。

プラナリアの口はお腹の付近にあるんです。

しかも、口と肛門が一緒

えっ?!

プラナリアは体の中から「咽頭」と呼ばれる管を出して、それで食べ物を吸います。

出す時はお尻を反って、同じ管から出すんだそうです。

この咽頭については、プラナリアの体から切り離しても単独で動き、食べ物を選ぶという研究結果が今年の4月に報告されました。

びっくり仰天ですね!!

体を細かく切断しても再生する生物「プラナリア」は、取り出された咽頭が単独で動き、餌を食べようとすることが兵庫県立大などの研究で分かった。脳ではなく咽頭の神経細胞が摂食を制御している可能性があるという。

兵庫県立大大学院の梅園良彦教授と学習院大の井上武助教らは、体長約2センチのプラナリア(ナミウズムシ)から咽頭だけを取り出し、餌の牛レバーに反応するか調べた。
その結果、咽頭は脳から切り離されても単独でレバーに近づいて摂取する一方、プラナリアが苦手とする香辛料を混ぜたレバーは捕捉しなかった。神経細胞の働きを詳しく調べたところ、脳ではなく咽頭の細胞が摂食行動の制御で中心的な役割を担っていることが分かった。

引用元 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040900128&g=soc

プラナリアの長さはどのくらい?

雰囲気イケメンさんによる写真ACからの写真

プラナリアの長さはだいたい1~3cmくらいです。

でも、研究のためにプラナリアを飼っていた人によると、6cmくらいになったものもあるということです。

また季節によって長さが変わるようです。

それは、冬になり水温が下がると分裂の回数が減るからだそうです。

プラナリアの再生時間は?

切断されたプラナリアがもとのような形に再生する時間は、だいたい10日から2週間くらいだそうです。

2つに切られたしっぽの方には頭が再生し、頭の方にはしっぽが再生します。

プラナリアを3つに切って、お腹の部分だけになったら、ちゃんと頭もしっぽも再生するそう。

みじん切りにした実験では、ちっちゃいプラナリアがたくさん再生したそうです。

想像すると、ちょっとこわい・・・。

また再生時間は水温が高い方が短いという研究もあります。

(追伸)

都丸紗也華さんの実験の結果をお知らせしますね。

都丸さんは、プラナリアを切る時に、阿形先生の指導で、氷で麻酔をかけました。

プラナリアは低温では動けなくなるのだそうです。

それからプラナリアを頭の方、胴体、しっぽの方と3つに切りました。

その後の再生時間はこんな感じでした。

●1日目 切り口の傷がふさがり、3つとも元気に泳いでいました。
●2日目 切り口の黒かったところに再生芽ができました。
●3日目 胴体の部分に目がついてきました。しっぽ側にも目がついてきました。
しっぽ側は、まずしっぽの先に目ができて、その後、胴体ができるのだそうです。
●12日後 胴体部分がもとの形に再生しました。
●2週間後 全部、再生が終わりました。

プラナリアが再生医療の希望に

Herney GómezによるPixabayからの画像

プラナリアはどんなに切られても、失った部分を再生することができます。

どうしてそんなことができるかと言うと、プラナリアの全身に幹細胞があるからなんです。

そして、その幹細胞の遺伝子を、失った部分の再生のために使うように操作する能力をプラナリアは持っています。

人間にはそのような能力はありません。

でも、人工的に幹細胞を作ることができたら、事故や病気で失った体の一部分を再生できるようになるかも知れません。

ノーベル賞を受賞した山中教授の研究で知られるiPS細胞は、人工的に遺伝子操作を加えて幹細胞になることができるものです。

このように、プラナリアの能力を研究することは、再生医療の希望になっています。

(追伸)

「所さんの目がテン!」から、以下のようなことが分かりました!

●プラナリアは、約20%の幹細胞を持っています。
●プラナリアの持っている幹細胞は、失った部分を再生することができる万能細胞です。
●遺伝子が万能細胞に、どんな細胞になるかの指令を出します。
プラナリアを細かく切ったら、驚くことに、全ての部分に脳ができました!
●阿形清和先生は、この遺伝子に「脳だらけ」という名前をつけて、イギリスのネイチャー誌に発表しました。




まとめ

今回は、驚くべき再生能力を持つプラナリアのかわいい目や口のこと、長さ、そして再生時間と再生医療についてお伝えしました。

ほんとにプラナリアって不思議な生き物ですね。

それに、ちっちゃいのに、人間の再生医療の希望になってくれてるなんて驚きです。

今日の放送から、阿形清和先生の研究のことも分かってよかったです!

阿形先生は、こんな本を出しておられますよ。

プラナリアのことや再生医療のことが、もっとよく分かりそうですね!

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