あっ、さつまいも、ずっと水につけっぱなしで寝ちゃった!
さつまいも、大丈夫??
さつまいもをずっと水につけてても保存できる方法は次の2つです。
●冷凍保存する
今回は、さつまいもをずっと水に漬けてても保存できる方法とアク抜きの時間と方法、そして、アクの成分についてお伝えします。
こちらの記事もお役に立てると思いますので、どうぞお読みください。
さつまいもをずっと水に漬けてても大丈夫?
さつまいもを水に漬けてしまったら早く調理したほうがいいのですが、保存できる方法もあります。
なるべく早く食べた方がよい
さつまいもを水に漬けっぱななしにしておくと、さつまいもに水分が吸収されてしまいます。そうしたら傷みやすくなり腐ってしまうので、本当はなるべく早く調理して食べてしまうのが無難です。
それでも保存したい時は?
それでも保存したい時には以下の2つの方法があります。
新聞紙に包む
まずは、さつまいもの水気をしっかりと取ります。そして新聞紙に包み、風通しの良いところに置いておきます。でも、一度水にさらしてしまっているので、長期保存は無理です。(汗)
冷凍保存
さつまいもは冷凍保存をすることもできます。
食べやすい大きさにカットしたさつまいもの水気をよーく拭き取ります。
それをフリーザーバッグに入れます。
さつまいもをなるべく平らに並べ、中の空気を押し出して密閉します。
それを冷凍庫で保管します。
くれぐれも誤って冷蔵庫で保管しないでくださいね。
低温障害になってしまいますから。
さつまいものアク抜きの時間と方法
本来、さつまいものアク抜きって、どのくらいの時間でよいのでしょうか?さつまいものアク抜きの時間と方法を改めて確認しましょう。
さつまいものアク抜きの時間
さつまいものアク抜きの時間は10分~15分程です。
アク抜きをしようと水に漬けておいて、他のことをしていたら忘れてしまうってこと、よくありますよね。
でもタイマーをかけたりして、なるべくそれ以上、水に漬けっぱなしにならないように注意しましょうね。
さつまいもが傷みやすくなるだけでなく、せっかくの栄養まで流れてしまいますから。
さつまいものアク抜きの方法
さつまいものアク抜きの方法は、カットしたさつまいもを水の入ったボールに漬けます。ボールに漬けている間、1、2回、中の水を替えましょう。
そもそも、さつまいものアクって何?
さつまいものアク抜きについてお伝えしてきましたが、そもそも、さつまいものアクって何なのでしょうか??
実は、さつまいものアクは、ヤラピンとクロロゲン酸そしてタンニンという3つの成分のことです。
アクって悪者扱いされますけど、実は、その植物が害虫などの外敵から身を守るためにあるものなんです。
それでは、さつまいものアクについて、一つずつ説明しますね。
ヤラピン
ヤラピンとは、収穫時にさつまいもをツルから外した時に分泌される物質です。元々は白い液体なのですが、外気にさらされて酸化してしまうと黒く変色します。実はこのヤラピンには整腸作用があるんですよ。ですから、さつまいもの豊富な食物繊維と合わさると、お通じの改善に相乗効果を発揮するんです。
嬉しいですね!
ヤラピンって、私達にとっては悪者どころかありがたい存在なんですね。
もちろん、ヤラピンは食べても大丈夫です。
クロロゲン酸
クロロゲン酸というのは、コラーゲンの一種でポリフェノールをたくさん含んでいます。
それでクロロゲン酸もありがたい成分ではあるんですけど、さつまいもの苦みのもとでもあるんです。
クロロゲン酸によって独特の渋みやえぐみが引き起こされてしまいます。
それにアルカリ性の食品と化学反応を起こして、黒や緑色に変色します。
でも、クロロゲン酸には抗酸化作用や脂肪蓄積抑制効果があるので、肥満の予防が期待できます。
ですから、クロロゲン酸も食べてOKです!
タンニン
タンニンってコーヒーや緑茶やワインなんかに入っている渋みのもとですよね。
でも、このタンニンもポリフェノールをたくさん含んでいるんです。
さつまいもに含まれるタンニンはクロロゲン酸と比べると、とても少量です。
それにタンニンには抗酸化作用やお肌のアンチエイジング作用もあるんですよ!
だからやっぱりタンニンも食べても大丈夫なんです。
まとめ
今回は、さつまいもをずっと水に漬けてても大丈夫なのかについてお伝えしました。
まとめるとこうです。
●アク抜きは10~15分間で1、2回水を変えましょう
●さつまいものアクの成分は苦味はあるけど、食べたら嬉しい効果がある成分!
えっ?
じゃあ、ちょっとの苦味は大丈夫な大人だったら、さつまいものアク抜きってしなくてもいいかも!!