暴虎の牙(柚月裕子)のあらすじとネタバレ!結末もチェック!

読む
この記事の所要時間: 620

こんにちは。

柚月裕子さんの「孤狼の血」シリーズの完結編「暴虎の牙」が大きな話題になっています。

「孤狼の血」は一昨年、役所広司さんや松坂桃李など豪華キャストによる映画で大評判でしたね。

今年は続編もできるということで、こちらの方も楽しみです。

今回は「孤狼の血」シリーズの3作目、「暴虎の牙」のあらすじとネタバレそして結末についてお伝えします。

1作目の「孤狼の血」についてはこちらをご覧ください。

孤狼の血(柚月裕子)のネタバレ!ラストは?登場人物も紹介!
柚月裕子さんの小説「孤狼の血」は2015年に刊行されて以来、大ヒットを飛ばし、映画も大きな話題になりました。今年は続編映画も作られるということで、まだまだ話題は絶えません。今回は、小説「孤狼の血」のネタバレとラスト、登場人物について見ていきます。

2作目の「凶犬の眼」についてはこちらを。

凶犬の眼(柚月裕子)のあらすじとネタバレ!映画化はいつ?
柚月裕子さんの「孤狼の血」は2018年の映画の大ヒットもあり、大きな話題になりましたね。 映画の方は、公開直後からすごい反響で、何と映画「孤狼の血」公開の2週間後に続編決定が発表されました。 本の方は2018年3...

著者、柚月裕子さんについてはこちらをどうぞ。

柚月裕子の夫と子供について!出身大学と高校は?プロフィールもチェック!
皆さん、柚月裕子さんをご存知でしょうか?デビュー以来、次々と話題になる作品を発表され、2018年本屋大賞にもノミネートされました。今回はそんな柚月裕子さんの夫と子供、出身大学や高校、プロフィール、そして母についてもお伝えしていきます。

また最近文庫本が出て、人気上昇中の短編集「合理的にあり得ない」についてはこちらをご覧ください。

合理的にあり得ない(柚月裕子)のあらすじと感想!考察もあり!
柚月裕子さんの「合理的にあり得ない 」が文庫化され、週間ベストセラー 文庫ランキングで第14位に入りました。ほんとに柚月裕子作品は次々にヒットしますよね。今回は「合理的にあり得ない」のあらすじと感想、考察そして登場人物についてもお伝えします。

<スポンサード リンク>
 




「暴虎の牙」のあらすじについて

まず、「暴虎の牙」のあらすじについて見ていきます。

「暴虎の牙」は「孤狼の血」シリーズの3作目で、「暴虎の牙」で「孤狼の血」は完結しました。

プロローグ、1章から23章、エピローグという構成になっています。

「暴虎の牙」のストーリーは昭和57年から始まります。

「孤狼の血」シリーズの第1作「孤狼の血」は昭和63年から始まっているので、第3作の「暴虎の牙」は時代が遡るんですね。

しかし、第2作の「凶犬の眼」よりももっと後の平成16年まで物語は続きます。

「暴虎の牙」に登場する中心的人物は広島呉原の愚連隊、呉寅会(くれとらかい)のリーダー、沖虎彦です。

沖虎彦はヤクザも恐れぬ暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していきます。

「暴虎の牙」のあらすじは、この沖虎彦の波乱に満ちた生き方を中心に描かれています。

そして第1作の「孤狼の血」に登場した呉原東署捜査二課主任、暴力団係の班長、大上章吾が再び登場します。

大上の部下の日岡秀一も成長した姿で登場。

「暴虎の牙」では、大上が日岡に出会う前の話と日岡が大上から受け継いだものも描かれています。

大上章吾は、呉原最大の暴力団である五十子会と沖との抗争を食い止めようと奔走します。

時代は流れ、平成16年、懲役に服していた沖が出所することに。

しかし、暴対法の施行によって、シノギもままならない世の中になっていました。

切迫した沖が暴走しようとした時、大上によって成長した日岡秀一が沖に近づきます。



「暴虎の牙」のネタバレ

それでは、「暴虎の牙」のネタバレを書いていこうと思いますが、これから「暴虎の牙」を楽しもうとされている方は、ネタバレは飛ばして読んでくださいね。

大上の過去とパナマ帽の秘密

ガミさんこと、大上章吾の過去が「暴虎の牙」には描かれています。

大上の若い頃の話や妻との出会いなど、第1作の「虎狼の血」では分からなかった大上のことが分かります。

そしてトレードマークのパナマ帽の秘密が。

実は、パナマ帽は沖からもらったものでした。

大上から日岡に継承されるもの

大上と日岡は別々に沖と出会います。

日岡は、出所した沖が大上の墓参りに来たところで、沖と出会いました。

日岡は言葉遣いも行動も大上そっくりになっていきます。

平成の世の中になり、法律や警察組織が変化していく中、大上から受け継いだ信念を持って生きるたくましさが共感を呼びます。

沖の生き方の背景にあるもの

沖の父親はヤクザで、しかも覚醒剤中毒でした。

そんな環境で育った沖は暴力団を憎みます。

そこから「極道がなんぼのもんじゃ!」という言葉が出てくるのでしょう。

しかし、物事を解決するのに暴力以外の手段を知らなかったことが一番の悲劇です。

沖は仲間と共に自分の父親を殺害し、地中に埋めます。

まだ息のある父親に振り下ろしながら「腐っても鯛。腐っても極道。」と言う場面は恐怖です。

そして沖は後に大事な仲間まで殺します。

20年の時を経て戻って来た広島の街はすっかり変わっていました。

しかし沖は社会の変化について行けず、もう一度花を咲かせようと息巻きます。

ただ沖の変わったところは、堅気には手を出さないという自分の信念を失ったことでした。

沖と二人の親友

沖と三島、元の3人は幼なじみで信頼しあう仲間でした。

しかしやることは酷すぎて、この3人で沖の父親を埋めるんです。

三島は沖のことを思い、大上に逮捕されることで暴力団から沖を守りました。

三島は、沖が暴力団の覚醒剤を強奪しようとしていることを大上に知らせ、そのために沖は20年の懲役に服することになるのです。

しかし沖は、そんな三島の気持ちを理解することはできず、自分を裏切った者を探して怒り狂うのでした。



「暴虎の牙」の結末は?

「暴虎の牙」の牙の結末にも触れておきますが、本当に哀しく寂しい結末でした。

出所後の沖は、自分を警察に売った裏切り者を探すことが生きる目的になってしまい、幼なじみさえ殺害してしまいます。

そんな沖に、三島は「もう終わりにしよう」と言います。

そして三島は、憎しみだけが膨らみ苦しみ続ける沖を死をもって解放してやるのでした・・・。

著者の柚月裕子さんはどんな結末にするかでとても悩まれたのだそうです。

まとめ

今回は柚月裕子さんの「虎狼の血」シリーズの完結編「暴虎の牙」のあらすじとネタバレ、結末についてお伝えしました。

あるインタビュー記事で、柚月裕子さんが大変興味深いことを言われていましたので、最後に紹介しておきます。

高校生の方の質問の中に「見事な死にざまってどんなものですか」というものがあって、「死にざまは生きざまとイコールなんです」とお答えしたんです。生きることと死ぬことは分かれているわけじゃない。どう生きたかがどう死ぬかなんだ、と。「孤狼の血」シリーズ三部作で私が書きたかったのは、どう生きて、どう幕を下ろすかだったのかもしれません。読者のみなさんには、登場人物それぞれの生きざま、死にざまをお読みいただけると嬉しいですね。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200417-00619074-bookbang-ent&p=3

深く考えさせられる言葉ですよね。

どうぞ「暴虎の牙」を含めた「虎狼の血」3部作を通して読んでみてください。



タイトルとURLをコピーしました