ゴーヤの美味しい時期がやってきましたね!
でも、ゴーヤは苦いから嫌いなお子さんもいるんじゃないかしら?
今回は、ゴーヤを天ぷらにするとなぜ苦くなくなるのか?また、子供でも美味しく食べられる理由を調査しました。その他、苦くないゴーヤの天ぷらの作り方やゴーヤの栄養素についても紹介します。
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苦くないゴーヤの天ぷらの作り方
それでは、さっそく苦くないゴーヤの天ぷらの作り方を見ていきましょう。
材料(2人分)
- ゴーヤ250g
- 卵1個
- 小麦粉 65g
- 酒 40㏄
- 砂糖 小さじ2杯
- 塩 小さじ1/2杯
- サラダ油適量
以上の材料を準備してください。
ゴーヤの下ごしらえ
ゴーヤの苦味を軽減するために一番大事なのが下ごしらえです。
- ゴーヤを水洗いし両端を少し切り落として縦半分に切り、スプーンで種とワタを取り除きます。
- ゴーヤを好みの薄さに細切りにします。
- ゴーヤに適量の塩と砂糖をまぶし、箸で全体を混ぜ、10分おいたら出てきた水分を捨てキッチンペーパーで軽くゴーヤの水分を取ります。
これで下ごしらえは完了です。
ゴーヤの天ぷらの作り方
- 卵と酒、水20㏄をよく混ぜて、そこに小麦粉を加えて素早くさっくり混ぜて冷蔵庫でひやします。
- 菜箸を使ってゴーヤに衣をつけます。
- サラダ油を180℃に熱して衣のついたゴーヤを入れ、1分経ったら上下返し、さらに2分加熱して油を切ったら完成です。
お好みで塩や抹茶塩、天ぷらつゆと一緒に食べて下さい。
ゴーヤの天ぷらが苦くない理由
ゴーヤの天ぷらが苦くない主な理由は3つあります。それでは、順番に見ていきましょう。
ゴーヤのワタを取り除いている
ゴーヤはその味から、別名「にがうり」とも呼ばれています。
ゴーヤの苦味の主な原因はモモルデシンという成分で、この成分はゴーヤの白いワタの部分に多く含まれています。
ゴーヤの苦味を軽減して美味しく食べるコツは、下ごしらえをしっかりと行うことです。
ゴーヤの天ぷらはワタの部分を取り除いて調理しているので苦みが軽減されているということです。
ゴーヤのワタの部分を綺麗に取り除くためにスプーンを使用すると綺麗に取り除くことができます。
また種自体には苦みはほとんどないと言われています。
ゴーヤに塩と砂糖をまぶしている
ゴーヤのワタの部分ももちろん苦いですが、一番苦く感じるのは、ゴーヤの表面にあるつぶつぶの皮の部分です。ゴーヤに塩をまぶすことによって、ゴーヤの細胞が壊れて水分が引き出されることで苦味成分の一部が水とともに流れ出て、苦味が和らぐ効果があります。さらに、砂糖をまぶすことでより効果的に苦味を和らげることができるとされています。ちなみに苦味の少ないゴーヤは、淡い緑色で大きなイボがあるものです。お子さんが食べたり、苦みが少ない方がいい方はスーパーに行った際にそのようなゴーヤを選びましょう。
ゴーヤを油で揚げている
下処理でゴーヤのワタと種を取り、塩と砂糖でゴーヤの苦味を取ったら調理の段階で苦味を和らげることもできます。
ゴーヤを油で揚げると苦味が和らぐ効果があります。
ゴーヤの苦味成分が油と組み合わせることで苦みが気になりにくくなります。
きちんと下ごしらえをして油で揚げることによって苦味が軽減されるというわけですね。
ゴーヤの天ぷらは栄養豊富だから子供にもおすすめ!
ゴーヤにはたくさんの栄養素が含まれているので、お子さんにもおすすめです。そんなゴーヤに含まれる主な栄養素は4つです。
ビタミンC
ゴーヤ100g当たり約76mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは疲労回復や肌の健康に役立ちます。
葉酸
ゴーヤ100gあたり72μgの葉酸が含まれています。葉酸は、赤血球の生成を助け貧血予防に役立ちます。
カリウム
ゴーヤ100gあたり260mgのカリウムが含まれていて、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。
食物繊維
ゴーヤには食物繊維も含まれていて、消化促進や便秘解消に効果があります。その他にもビタミンE,ビタミンK、モリブデン、なども含まれていて栄養素がたっぷりです。また、ゴーヤの苦味成分である「モモルデシン」は抗酸化作用があり食欲を増進させる効果もあるとされています。ゴーヤはインドやアジアなどの世界の様々な地域で血糖値を下げる民間療法としても使われてきた歴史があるので子供だけでなく大人にもおすすめの食べ物ですね。
まとめ
ゴーヤは、種とワタを取り除き、塩と砂糖をまぶすことによって苦味を抑えられることが分かりました。天ぷらとして油で揚げることによってさらに苦味を抑えることができます。ゴーヤの苦みが少ないと小さなおこさんも美味しくゴーヤを食べることができますね。また、ゴーヤはビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維などの身体に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれていますので、食べてほしい野菜の1つです。ぜひ、ゴーヤを天ぷらにしてお子さんと一緒に美味しく食べて下さいね。