「優れた美人」や「純白」「美麗」などの良いイメージの花言葉をもつ桜。
満開に咲き誇る美しい桜の花姿にぴったりの花言葉ですよね!
しかし、桜の花言葉には「私を忘れないで」という花言葉もあり、受け取り方によっては少し怖い?
実は、これはフランスでの桜の花言葉なんです。
フランスでも桜は有名なんですね。
この記事では、「私を忘れないで」の言葉に込められたメッセージや桜の花言葉について分かりやすくご紹介します。
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桜の花言葉 「私を忘れないで」に込められたメッセージとは?
日本の国花でもある桜。
満開に咲き誇る桜は本当に美しく、また時期が過ぎれば桜の花が散る姿も儚く美しいですよね。
そんな桜の花言葉に「私を忘れないで」という花言葉があるのだとか。
これは、フランスの桜の花言葉でNem❜oubliez pas(ヌ・ヌビリエ・パ)と言うそうです。
日本語で「私を忘れないで」という意味です。
ではなぜフランスでそのような桜の花言葉になったのでしょうか?
フランスでは、昔、戦争に行く男性を送る際に礼拝堂に桜の花を飾っていました。
男性の恋人であった女性が「忘れないでほしい」という思いを込めて桜を飾ったことが由来と言われています。
また、桜が散ってしまう儚い様子と恋人たちが別れを選んだ時の切ない気持ちを重ね合わせてその花言葉が生まれたとも言われています。
「すぐに散ってしまっても私のことを忘れないでください。」という桜の気持ちと恋人と別れる女性の気持が込められている花言葉なのですね。
桜の花言葉に怖い意味はある?
桜の花言葉に怖い意味はあるのでしょうか?
確かに「私を忘れないで」だけ聞くと少し怖く感じますよね。
でも、戦争に行く恋人を思いながら桜を飾り「私を忘れないでほしい」という気持が込められていることを知ればその花言葉は怖くはありませんね。
男女の別れを選んだ切なさと重ね合わせて「すぐに散ってしまっても私を忘れないで」と、桜の気持と恋人たちの切ない気持が花言葉に込められています。
切なく、悲しいエピソードなので「怖い意味がある」と思われてしまうかもしれませんが、戦争へ行く恋人を思い、また別れを選んだ切なさの中「私のことを忘れないでね」という女性の愛の表現ですね。
怖いというよりもむしろ素敵な花言葉だと感じます。
また、日本の桜の花言葉はとても美しくイメージの良いものばかりですので桜の花言葉には怖い意味はないと考えて良いでしょう。
桜全般の花言葉について
桜は日本の春を代表する美しい樹木です。
例えば桜の花言葉には、
「純潔」:清らかで美しい花を表現。
「優れた美人」:満開のソメイヨシノは一本だけでも美しい姿をみせる。
「優美」:上品で美しい姿勢を持つ桜にぴったりの表現。
「あなたに微笑む」:控えめで上品な花を表現。
「淡白」:日本古来の桜らしい控えめな意味の言葉。
など、桜の美しさや特徴を象徴した花言葉がたくさんあります!
桜らしい素敵な花言葉ですよね。
桜の花言葉を種類別に紹介!
桜には様々な種類がありますが、それぞれに花言葉があります。
それでは、順番に見ていきましょう。
ソメイヨシノの花言葉
ソメイヨシノは日本で最も有名な桜の一つで、日本人が大好きな春のお花見の桜でもありますね。
そんなソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」です。
満開に咲いたソメイヨシノは、白色やピンク色の花を咲かせその花姿は誇らしく美しく、このことが花言葉の由来とも言われています。
春の訪れを告げる存在として多くの人に愛されているソメイヨシノならではの花言葉とも言えますね。
八重桜の花言葉
八重桜は、ソメイヨシノよりも開花が遅く4月中旬から5月上旬に咲き、花弁が多くボリュームのある桜でその存在感から多くの人々に愛されています。
そんな八重桜の花言葉は「理知に富んだ教育」「豊かな教養」です。
これは、桜が一般的には入学式や卒業シーズンに開花し、学校という教育の場を想像することが花言葉の由来と言われており教育や教養という表現が含まれています。
八重桜の花言葉には八重桜の花の開花時期から想像されるワードが使用されているのですね。
山桜の花言葉
山桜は日本の野生の代表的な桜です。
山桜は白やピンク、薄い紅紫の花を咲かせ、日本の風景を彩る美しい桜です。
そんな山桜の花言葉は「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」などがあります。
これらは、山桜の美しさはもちろん、他の木々がたくさん芽吹く山の中でひっそりと美しく、上品な山桜を見た人が思わず顔がゆるんでしまうということが花言葉の由来です。
山桜を想像できるぴったりな花言葉ですね。
枝垂れ桜(シダレザクラ)の花言葉
枝垂れ桜はソメイヨシノのような一般的な桜とは違って垂れ下がる特徴があります。
満開の枝垂れ桜は風情があり、古風で素敵ですよね。
そんな枝垂れ桜の花言葉は「ごまかし」「優美」「円熟した美人」などがあります。
一つ気になる花言葉が・・・「ごまかし」!?
これは、枝垂れ桜は垂れ下がった見た目からうつむいているように見えるということから、まるで自分を偽っているという意味で「ごまかし」という花言葉があります。
でも、枝垂れた枝に桜がいっぱいに咲き誇る姿はこうべを垂らしたように見え、その見た目の美しさから「円熟した美人」という花言葉もあります。
枝垂れ桜の花言葉には、対照的な花言葉があって面白いですね。
河津桜(カワヅサクラ)の花言葉
河津桜は、静岡県の河津市に自生する美しい桜です。
この河津桜の花言葉は「思いを託します」「淡白」「純潔」「優れた美人」「精神美」などがあります。
河津桜は、時間をかけて花が咲くため長く花を楽しめることができます。
河津桜で行われている桜まつりも1か月に渡って開催されるそうです。
ピンクの大輪の花を咲かせる河津桜にぴったりの花言葉ですね。