ライオンのおやつのあらすじとネタバレ!舞台は?感想も紹介!

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小川糸さんの「ライオンのおやつ」が2020年本屋大賞候補に選ばれています。

小川糸さんの作品は今回で3回目のノミネートになります。

「ライオンのおやつ」は死を扱っているのに、温かさと優しさに満ちた作品です。

今回は、小川糸さんの「ライオンのおやつ」のあらすじとネタバレ、舞台そして感想についてお伝えします。

著者、小川糸さんについてはこちらをご覧ください。

小川糸の母と夫について!子供は?プロフィールも紹介!
2020年本屋大賞に小川糸さんの「ライオンのおやつ」がノミネートされています。小川糸さんと言えば、その作品が映画やドラマにもなった、とても人気のある作家さんですよね。今回は小川糸さんの母と夫や子供、プロフィールと経歴についてお伝えします。

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「ライオンのおやつ」のあらすじ

まず「ライオンのおやつ」のあらすじを紹介します。

主人公の海野雫(うみの しずく)は担当医から余命宣告を受けます。

そして、人生の最後を過ごす場所として瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」を選び、そこにやってきました。

その島では昔レモン栽培が盛んだったので「レモン島」と呼ばれていて、どこからでも海が見えるとても温暖なところでした。

「ライオンの家」の主、マドンナやそこにいる人達はとても温かい人達で、雫は解放された心穏やかな日々を過ごすことになります。

そして本当にしたかったことを考え始めました。

このライオンの家では毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」がありました。

自分の思い出のおやつをリクエストするのです。

でも雫はなかなか選べずにいました。

「ライオンのおやつ」のネタバレ

「ライオンのおやつ」のネタバレについてもお伝えします。

まず、著者の小川糸さんがこの小説を書こうと思ったのは、母親が癌で余命宣告を受けたことがきっかけだったそうです。

小川糸さんは、このことについて、次のように語っておられます。

今回きっかけになったのは、母が癌で余命を宣告された時に「死ぬのが怖い」と言ったことでした。それが私にとって、とても驚くことでした。

(中略)

やっぱり母でも死ぬのは怖いんだな、と素直に驚きました。死には「客観的な死」と「主観的な死」の二つがあると思うんです。まわりの人が死ぬというのに対して、不安とか恐れはもちろんあるんですけど、私には自分の死が怖いという主観的な死の感覚が分からなかったんですよね。今は病院で亡くなる方が多いせいか、死が日常の暮らしから隔絶されていて、暗幕で覆われているような状態だと思うんです。分からなくて見えないからこそ怖い。そういうところが死にはあるんじゃないか? その暗幕を取るようなもの、これを読んだ人が、死ぬのが怖くなくなるような物語を書きたいと思ったのが始まりです。

引用元 https://realsound.jp/book/2019/11/post-440098.html

「思い出のおやつ」というのは、今までの自分の生き方を振り返ることだったのだと、これを読んで気づきました。

33歳という若さでステージⅣの癌に冒され、瀬戸内のレモン島にあるホスピス「ライオンの家」を訪れる雫。

これは雫が「ライオンの家」で過ごす2か月くらいの話です。

雫は幼い時に両親を事故でなくし、その後は母と双子の叔父に育てられました。

その叔父は再婚することになり、雫は別居生活を始めます。

そして大人になった雫は癌になり,33年の人生を閉じることに。

決して幸せとは言えない雫の人生ですが、ライオンの家に来てから、毎週日曜日に出される思い出のおやつと、毎朝のお粥が生きる糧になり、周りの人々や犬の六花との触れ合いが雫の最後を彩ります。

この言葉が心に温かい風を吹かせてくれました。

思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。




「ライオンのおやつ」の舞台について

「ライオンのおやつ」の舞台になったのは、愛媛県今治市にある芸予諸島の中の一つ、大三島(おおみしま)です。

大三島は愛媛県の最北に位置し、愛媛県の島の中では最大のものです。

小川糸さんは、「ライオンのおやつ」の舞台として大三島を選んだ理由をこう語っておられます。

海は命の源(みなもと)であり、死とも近い場所。物語の舞台は海のそばと決めていました。ただ、海といっても、太陽がまぶしく輝く南の青い海もあれば、荒涼とした日本海など様々です。周りを山々にしっかりと守られた穏やかで暖かい瀬戸内海が、この物語にはぴったりだと思いました。
そして「大三島」は、周りを囲む美しい海はもちろん、島中に広がる柑橘の畑やワイナリーのブドウ畑など魅力的な場所が多く、物語のイメージがどんどん膨らんでいきました。

「いかに死ぬか」は「いかに生きるか」。小川糸さんへのインタビューを通じて気づく、“人生を最後まで味わい尽くす”ということ | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
デビュー作『食堂かたつむり』の大ヒットから11年。ふたたび“食べること”と“生きること”をテーマに、“いのちのかたち”を問う物語『ライオンのおやつ』を上梓した小川糸(おがわ・いと)さん。舞台となった瀬戸内の美しい島のこと、自分らしく生きるということ、人生を最後まで味わい尽くすということなど、作品に寄せる想いをうかがいま...

この夏、私はこの大三島を訪れたいと思います。



「ライオンのおやつ」の感想も紹介

「ライオンのおやつ」を読んだ方々の感想を紹介しておきます。

週に1度のおやつの時間と育ててくれた父(叔父)との再会には涙が止まりませんでした。悲しいけど心が暖かくなる優しい話でした。

泣いた後は心がスッキリ綺麗になった気がします。 主人公がその日を迎えるまでの心の揺れと着地点が私は好きでした。

生があり死がある。どうしようもない。受け入れられるかはその時にならないと分からないが、生きてて良かったと思いたい。

本当に、小川糸さんの「ライオンのおやつ」は読む者に生きることと死ぬことを静かに考えさせられます。

そして、今日一日を大切にしようと思うことができます。

それから小川糸さんが書かれる食事は体だけでなく心をも育むもの。それは本当に大切な大切なこと。

それを心込めて丁寧に書かれる小川糸さんに敬意を表したいと思います。

まとめ

今回は、本屋大賞にノミネートされた小川糸さんの「ライオンのおやつ」のあらすじとネタバレ、舞台そして感想についてお伝えしました。

「ライオンのおやつ」は忙しく日々の仕事をこなしている人、絶望に沈む人々、自分の生について真剣に考えることを先延ばしにしている人、全ての人に一滴の温かさと一筋の光を与えてくれる作品です。

ぜひ、手に取ってみてください。



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