夏の野菜、ゴーヤ。
私、大好きです。
えっ、待って!
ニガゴリとニガウリとゴーヤって違うものなの??
そんな疑問が沸いてきますよね。
ではどうして、いろんな呼び方があるんでしょうね。
今回は、ニガゴリとニガウリとゴーヤって違うものなのか、それからその種類についてもお伝えします。
ゴーヤについてはこちらの記事もおすすめです。
ニガゴリは九州地方の呼び方
ニガゴリというのは、九州地方、特に熊本での呼び方です。
私は熊本生まれ、熊本育ちなので、子供の頃、周りの大人達は「ニガゴリ」と呼んでいました。
うちの庭にも、夏になるとニガゴリがなってたと思います。
祖母がよく味噌で和えたものを食卓に出していました。
子供の頃は、「何でこんなに苦いもの食べるんだろう?」と思っていました。(笑)
ニガウリは全国的な呼び方
ニガウリというのは標準語です。
「ニガウリ」は漢字で書くと「苦瓜」。
苦い瓜のことですね。
「ニガゴリ」は「ニガウリ」が訛ったんですね。
大人になったら、スーパーにも「ニガウリ」という名前で並んでいるのを見かけるようになりました。
子供の頃は、ニガウリなんてお店には置いてありませんでしたけど。
それで、「ああ、これ、ニガウリって言うんだな。ニガゴリっていうのは熊本の方言だったんだ。」って気づきました。
熊本の言葉って、よく濁るんですよね。
「どうしたの?」って言うのも、熊本だったら「どぎゃんしたとー?」と、思いっきり激しくなります。
お上品じゃなくなっちゃうんですよね。
私の中で、「ニガゴリ」が「ニガウリ」に変わった時点で、品が上がった感じです。(笑)
ゴーヤは沖縄の呼び方
「ゴーヤ」または「ゴーヤ-」というのは沖縄での呼び方です。
でも、いつの間にかその呼び方が全国に広まって、今では「ゴーヤ」(ゴーヤー)」が一般的な呼び名になりました。
たぶん、沖縄の代表的な料理の一つ、ゴーヤ(ゴーヤー)チャンプルーが全国に広まり、みんなが食べる料理になったからでしょうね。
私も今では「ゴーヤ」と言います。
私の中では下のような感じで、ニガゴリ、ニガウリ、ゴーヤの認識が進んでいます。
ニガゴリ=子供の頃、庭の隅になっていて、おばあちゃんが料理する苦くでブツブツのもの
ニガウリ=大人になってスーパーに並んでいるもの
ゴーヤ=コンビニにもゴーヤチャンプルーが売ってあり、美容にもいい夏の野菜
ニガゴリもニガウリもゴーヤもおんなじなんですけどね。(笑)
ツルレイシって何?
ニガゴリ(ニガウリ、ゴーヤ)には、もう一つ「ツルレイシ」という名前があります。
これは、食べ物としてではなく、植物としてとらえた場合の名称です。
「ツルレイシ」というのは「つるのあるレイシ」という意味です。
レイシというのはライチのこと。
そう言えば、イボイボの見かけが似てますね。
ニガゴリ(ニガウリ・ゴーヤ)の種類
ニガゴリとニガウリとゴーヤ(ゴーヤー)は呼び方が違うだけで、同じものだということが分かられたと思います。
でも、「ニガウリは苦いけど、ゴーヤはそこまで苦くない。」と、ニガウリとゴーヤを区別して言われる方もおられます。
それは、ひと口に「ニガウリ」「ゴーヤ」と言っても、様々な種類があるからです。
それでは、ニガウリ(ゴーヤ)にはどんな種類があるのかを見てみましょう。
長れいし
キュウリのように細長い形をしています。
主に九州地方で栽培されていました。
私が子供の頃、庭にあったのもこの種類です。
この種類のゴーヤは苦味が強いです。
結婚したての頃、ナスの味噌炒めにこのゴーヤを入れたら、夫が泣きそうな顔で「俺の嫌いなニガゴリを入れたね!(怒)」と言ったのを思い出します。
まだまだ子供だなあと心の中で笑いました。 😆
あばしゴーヤ
沖縄地方で栽培されてきたゴーヤで、丸っこくて肉厚です。
こちらは苦味が強くないので、いろんな料理に使われています。
今、スーパーに並んでいるのは、この種類が多いですね。
白れいし
白いゴーヤで、とげは丸みを帯びています。
こちらも苦味は少ないので、サラダにも向いています。
他にもいろいろな種類が
ニガウリ(ゴーヤ)には、他にもたくさんの種類があります。
ウッチャボルダエ(プチレイシ)と言われるものは、小さい風船のような形をしていて、垣根用に使われます。
苦味が強く、食用には適しません。
まとめ
今回は、ニガゴリとニガウリとゴーヤは違うものなのかどうかについてお伝えしました。
呼び方は違えど、同じものだということがお分かりになったと思います。
但し、ニガウリ(ゴーヤ)には様々な種類があり、苦味の強さも違うので、お料理によって使い分けられたらいいですね!