柿にはいろいろな品種があるけど、どの柿の糖度が高いのかしら?
今回は、柿の糖度ランキングTOP5の発表とそれぞれの品種の特徴そして柿の選び方についてお伝えします。
柿の糖度ランキングTOP5
糖度が高い順に柿の品種をランキングTOP5にしてみました。
柿の糖度が一番高い品種は花御所柿です。
それでは、品種ごとに特徴などをお伝えしていきます。
花御所柿
花御所柿の糖度は20度以上もあるんです。花御所柿は甘柿の一種で、とろけるような味で果汁が多く、とても甘い品種です。最高級の柿とも言われており、生産の半分以上が贈答用として販売されています。主な産地は鳥取県で、11月下旬から12月下旬が食べ頃となります。柿の中では食べ頃が一番遅い品種となります。
シンデレラ太秋
シンデレラ太秋の糖度は20度前後です。 甘柿の一種で、甘みが強い太秋柿の中でも、最上級の太秋柿をシンデレラ太秋と言います。大きさは380g前後ととても大玉な品種です。サクッとした食感とジューシーな味わいの梨に似た食感が特徴です。主な産地は熊本県で、10月下旬から11月下旬が食べ頃となります。
紀の川柿
紀の川柿の糖度は17〜18度です。渋柿の一種で、平核無柿を樹になったまま渋抜きしています。紀の川柿は生産量が少ないことと手間がかかってしまうことで値段が高くなっています。食感はとてもしっかりしていて、果肉に黒いゴマのような斑点がたくさんあるのが特徴です。主な産地は和歌山県で、10月下旬から11月中旬が食べ頃となります。
富有柿
糖度は16度です。甘柿の一種で、柿の中で一番多く生産されている最もポピュラーな柿の品種です。果肉はやわらかく、とてもジューシーです。主な産地は奈良県や福岡県、岐阜県などで、10月下旬から12月下旬が食べ頃となります。産地により色や形、大きさに違いがあります。
次郎柿
糖度は14度です。 甘柿の一種で、形が四角いものが多く、食感が硬めです。大きさは250gから300グラム程度です。種がほとんど入っていないのが特徴です。主な産地は愛知県で、10月下旬から11月中旬が食べ頃となります。
美味しい柿の選び方
美味しい柿の選び方には、4つのチェックするポイントがあります。ここではその選び方をお伝えしますね!
皮にハリやツヤがあり、オレンジ色に着色
柿の皮がピーンと張っている状態と、光沢が出るくらいツヤがあれば新鮮な証拠です。反対に皮がブヨブヨしていたり、色にムラがあれば鮮度が落ちていますので注意してください。また柿の熟するサインであるオレンジ色に着色しているかを確認しましょう!色がまだ黄緑色が残っていれば、まだ完熟していないことが多いです。
ブルームが付着
柿の皮からブルームと呼ばれる白く細かい粉が付着していることが、新鮮な証拠となります。ブルームとは、柿から水分の蒸発を防ぐ成分で柿自身が出します。一見農薬に見えてしまいますが、柿だけでなくブドウなど他の果物にも付着します。
ヘタと果実の間にすき間がないこと
『へたすき』といわれるヘタと果実の間にすき間ができていないかを確認します。『へたすき』になっていると、柿の鮮度や品質が落ちているようです。またへたが変色したり枯れている場合は、脱渋処理時が原因かもしれません。脱渋処理が原因でへたに異常があっても、特に気にする必要はありません。
ずっしりと重みがあること
柿は水分が多い果実なので、軽ければその分水分が抜けており、鮮度も落ちていることになります。このことから、例えば2つの同じ大きさの柿があれば重いほうを選びます。また大きな柿の方が小さい柿に比べ、栄養価が高いです。これは、木に着果している数が大きな柿の方が少ないので、その分栄養が行き渡るからです。