待っていた芥川賞と直木賞2020下半期の候補作が発表されました!
日本文学振興会のツイッターで、今日、2020年12月18日(金)午前5時に発表されました。
公式ウェブサイトの方ではまだ発表されていません。
私のように、候補作の発表をまだかまだかと待っておられる方もおられると思いますので、一足先にこちらでお伝えしておきます。
【追記】
2021年1月20日(水)、17時過ぎに第164回芥川賞・直木賞が発表されました。
第164回芥川賞は宇佐見りんさんが、直木賞は西條奈加さんが受賞されました!
おめでとうございます!
第164回芥川龍之介賞候補作は?
第164回芥川龍之介賞の候補作は以下の5作です。
砂川文次さんは「戦場のレビヤタン」が2018年下半期の芥川賞候補になって以来、2回目のノミネートです。

乗代雄介さんも2019年下半期に「最高の任務」で候補になり2回目のノミネートです。

あとの3人は初ノミネート。
宇佐見りんさんはデビュー作「かか」で、今年、三島由紀夫賞を最年少で受賞しました。
今回の芥川賞候補作は2作目です。

尾崎世界観さんはロックバンド「クリープハイプ」のメンバー。

木崎みつ子さんは今年、今回の候補作「コンジュジ」で第44回すばる文学賞を受賞しています。
https://flowerlove.jp/kizaki-mitsuko
第164回直木三十五賞候補作は?
第164回直木三十五賞の候補作は以下の6作です。
「インビジブル」(文藝春秋)坂上泉
今回、直木賞にノミネートされたのは全員が初めてです。
全員が初候補となるのは実に25年ぶりだそうです。
芦沢央さんはミステリー作家で、今までに吉川英治文学新人賞や日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、本屋大賞などの候補になっています。

伊与原新さんは昨年、新田次郎文学賞を受賞した、もと地球惑星物理学の研究者という異色の作家です。

加藤シゲアキさんはアイドルグループ「NEWS」のメンバーですが、2011年に「ピンクとグレー」で小説家としてデビューし、以来たくさんの作品を発表しています。

西條奈加さんは日本ファンタジーノベル大賞、中山義秀文学賞、吉川英治文学新人賞を受賞していて、時代小説を得意とする作家です。

坂上泉さんは昨年、「へぼ侍」松本清張賞を受賞しデビュー。
今回の候補作は2作目です。

長浦京さんは2017年に大藪春彦賞を受賞したハードボイルド作家です。

芥川賞・直木賞2020下半期の発表日時について
芥川賞と直木賞2020下半期の発表は2021年1月20日(水)です。
発表の時間は、例年18時以降でした。
16時から選考委員会が開かれ、それから2時間後くらいに発表となっていました。
しかし、今年の上半期(第163回)の発表は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、14:00に選考委員会が開かれ、16時頃に発表がありました。
そして受賞者はリモートで挨拶をされるという、ちょっと寂しいものでした。
【追記】
第164回芥川賞・直木賞が2021年1月20日(水)17時過ぎに発表されました!
芥川賞を受賞された宇佐見りんさん、直木賞受賞の西條奈加さん、本当におめでとうございました!