皆さん、こんにちは。
朝倉かすみさんの「平場の月」が第161回直木賞にノミネートされました。
朝倉かすみさんは40歳を超えてからデビューされ、今話題の小説家になられました。
この朝倉かすみさん、すごくユニークでおもしろい方なんですよ。
今回は、直木賞候補に選ばれた朝倉かすみさんの結婚と離婚、夫と子供、学歴、そして経歴をお伝えしたいと思います。
朝倉かすみの結婚と離婚について
朝倉かすみさんは結婚されています。
結婚されたのは39歳の時です。
実は、朝倉かすみさんはずっと結婚願望を持っておられて、小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「結婚したい」だったそうです。
おもしろいですね(笑)
それから何の根拠もないのに、自分は25歳で結婚すると思い込んでおられたそう。
でも、現実は、25歳では結婚できないと思い始めて、親に「世間の親は紹介してくれるんだけど。」と言ったら、「あなたに誰を紹介できるの?」と返されたのだそうです。
母親もなかなかおもしろい方なんですね(笑)
朝倉かすみさんは、結婚したいと思いながらも、自分ではなーんにもしなかったようです。
やっと出会いがあって、39歳で結婚されますが、「結婚っていいなあ。」と思ったそうです。
2010年に「夫婦一年生」という短編集を出しておられますが、こちらには朝倉かすみさん自身の結婚当初のエピソードも入っています。
朝倉かすみさんは、「この作品で大々的に結婚のよさを宣伝したい。」と言われていて、これから結婚しようと思っている人達に、ぜひ読んで欲しいそうです。
そんな朝倉かすみさんが離婚されたのではと思っておられる方がおられるようですが、朝倉さんは離婚はされていないようですよ。
朝倉さんは小説家としてのお仕事が忙しくなって、北海道と東京の往復が大変になり、東京に部屋を借りたのだそうです。
それで、離婚ではと勘違いした人がいたのかも知れませんね。
朝倉かすみさんは結婚はやはりいいものだと思っていらっしゃるみたいです。
朝倉かすみさんは2015年に「幸福な日々があります」という長編小説を出されますが、これは結婚して10年、幸せにくらしてきた妻が突然、夫との離婚を決意するという話です。
そこには夫には理解できない妻の本音や微妙な心の変化が描写されています。
朝倉かすみさんの作品ではよく離婚が語られていますが、朝倉さんは、ご自身では「結婚はいいものだ」と思いながらも、それぞれの女性の感情や哀しみを理解し、表現される作家さんなのですね。
朝倉かすみの夫と子供は?
朝倉かすみさんの夫との出会いは、30歳を過ぎてからのようです。
朝倉さんは、小説の勉強のために31歳から創作教室に通うようになったのですが、そこで夫と出会い、交際が始まりました。
そうしたら小説の勉強より、交際の方が大事になってきたのだそうです。
そして結婚にゴールインしたのは39歳だから、結構時間がかかりましたね(笑)
夫とは創作教室で出会われたということですから、夫も小説を書かれる方なのかも知れませんね。
2010年に発売されたエッセイ集「ぜんぜんたいへんじゃないです。」にはラブラブの夫のことや給料のことなどが暴露してあるので、興味のある方は読んで見られたらいいですよ。
朝倉かすみさんの子供については、調べてみましたが、情報を探し出すことはできませんでした。
子供さんはおられないか、非公開になさっているかのどちらかだと思います。
朝倉かすみの学歴について
それでは、朝倉かすみさんの学歴について見ていきたいと思います。
朝倉かすみさんは、北海道小樽市の小学校と中学校を卒業されました。
そして北海道札幌手稲高校に入学されます。
札幌手稲高校は札幌市手稲区にある道立の進学校です。
朝倉かすみさんは当時、石狩に住んでおられて、片道30分くらいかけて通学していたそうです。
高校卒業後は北海道武蔵女子短期大学教養学科に進学します。
北海道武蔵女子短期大学は札幌市にある私立大学です。
朝倉かすみさんは4年制の大学に落ちて、この短期大学に進んだそうです。
ご自身では「大学時代、何もしていなかったんじゃないか。」と言われています。
それで、朝倉かすみさんの最終学歴は北海道武蔵女子短期大学です。
朝倉かすみの本名は?
「朝倉かすみ」というのはペンネームのようですが、本名は何なのでしょうか?
調べてみたら、朝倉かすみさんの本名は「朝倉香純」と言われることが分かりました。
朝倉さんの学生時代は文通が流行っていたそうです。
「中3コース」の文通コーナーに名前が載り、全国から手紙が来たそうです。
ああ、これ私も思い出しました。
ありました、文通コーナー。懐かしい・・・。
でも「香純」を「かすみ」と読めなくて、朝倉さんのことを男子だと思って手紙をくれた子がほとんだだったそうです(笑)
だから、ペンネームではひらがなにされたのかもですね。
朝倉かすみのプロフィールと経歴
それでは最後に、朝倉かすみさんのプロフィールと経歴についてお伝えします。
朝倉かすみさんは1960年8月10日、北海道小樽市に生まれました。
現在、58歳です。
朝倉かすみさんのツイッターには「誕生日が角野卓造と同じ」と書いてあります。
朝倉かすみさんって、ほんとにおもしろいですね。
ちなみに身長は145cmと小柄です。
朝倉かすみさんは小さい頃から読書が大好きだったというわけではありません。
作家さんにしては珍しいですね。
「小学1年生」などの雑誌や漫画が好きだったそうです。
どこにでもいる子だったんですね。
小学校上級生の時に一度、読書感想文コンクールで賞を取ったそうですが、まともに本を読んだわけではなくて後ろの解説を読んで適当に書いたんだそうです。
やっぱり文才があったんでしょうね(笑)
朝倉かすみさんはだらだらした子だったようです。
大学を卒業して、就職試験の面接に行き、「働きたくないけれどそれでもいいですか。」と言ったらしいです。
いやあ、びっくりですね。
それじゃ絶対に落ちますよね。
朝倉かすみさんは、学校を卒業したのに、その先も毎日どこかに通い続けるのが絶対に嫌だったのだとか。
前述したように「25歳までに結婚する。」と勝手に思い込んでいたので、真剣に就職を考えなかったのでしょう。
それで就職もせずに家にいて、お小遣いがなくなってからアルバイトを始めたそうです。
その後、25歳で結婚は無理だと思い始めてから、やっと真面目に就職試験を受け始めました。
でもことごとく不採用になり、正社員は諦めて契約社員の仕事をするようになりました。
朝倉かすみさんが小説を書こうと思い始めたのは30歳の時でした。
ある時、旅行会社の懸賞作文に当たって、北海道内の新聞に朝倉かすみさんの写真入りの広告が大きく出たのだそうです。
それを見た友達から「作文ぐらいで広告に出るの?小説じゃなくて?」と言われ、朝倉さんは「小説なんか書かないよ。」と答えました。
でも、そう答えたことが自分でショックで、それからいきなり小説を書き始めたそうです。
「本当はずっと小説を書きたかったのかも。」とご本人は言っておられます。
31歳の時、創作教室に通うようになり、そこで前述したように運命の出会いがありました。
朝倉かすみさんは結婚の翌年、40歳からまた小説を書き始めました。
そして2003年、「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を受賞。
2004年、「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞。
2009年、「田村はまだか」で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。
2017年、「満潮」で第30回山本周五郎賞候補に。
そして2019年、「平場の月」で第32回山本周五郎賞を受賞し、同作で第161回直木賞にノミネートされました。
まとめ
今回は、第161回直木賞候補に選ばれた朝倉かすみさんについてお伝えしました。
いかがでしたか?
朝倉かすみさんは、今では実力派の人気作家さんなのに、今でも本屋さんに自分の本が置いてあると驚いて慌ててしまうのだそうです。
本当に純粋でおもしろい方ですよね。
でも、小説家としてのしっかりとした思いがあります。
朝倉かすみさんはこう言われています。
動かせない言葉、替えがきかない言葉、洗いにかけた言葉を使いたい。
引用元 https://www.nhk.or.jp/sapporo/caster/t_seta/slug-nd81ea68e05dd