女流作家、柚木麻子(ゆずき あさこ)さんをご存じですか?
人気上昇中の作家さんです。
それにすごく美人なんですよ。
この柚木麻子さんの「マジカルグランマ」が第161回直木賞にノミネートされました。
直木賞にノミネートされるのは、これで実に5回目です。
柚木麻子さんってどんなにすごい方なのだろうと思って調べてみたら、難しい方ではなく楽しい方のようでした。
今回は、こんな柚木麻子さんの結婚と夫と子供、本名や経歴そして出身大学や高校、受賞歴、名言にも迫ってみたいと思います。
柚木麻子の結婚と夫と子供について
まず、柚木麻子さんの結婚と夫と子供について見ていきましょう。
柚木麻子さんは結婚しておられます。
柚木麻子さんの夫は、どこかの会社に勤務されていているんですが、お仕事の都合で昼夜逆転の生活なのだそうです。
ですから柚木麻子さんも夫に合わせて午前中は寝て、夫が出勤された後に家事をやるそうです。
夫は深夜に帰宅されるので、それに合わせて夕ご飯の準備をされるのだそう。
柚木麻子さんは2015年に夫と二人でモデルハウスを見学に行かれています。
子供さんのことは詳しくは分からないのですが、今年の3月、同世代の作家、山崎ナオコーラさんとの対談の中で「家事も子供の世話もしている。」と言われているので、子供さんがおられるのではと思います。
もしかしたら、子供さんはまだ小さいかも知れません。
子供さんが生まれてからは、夫との昼夜逆転の生活は変わった可能性もありますね。
柚木麻子の本名は?
「柚木麻子」というのはペンネームです。
では本名は何か調べてみましたが、本名は非公開となっていました。
それで、本名については分からないままです。
ご本人の希望なので、そのままにしておきましょう。
柚木麻子の経歴とプロフィール
それでは柚木麻子さんの経歴とプロフィールについて見ていきましょう。
柚木麻子さんは1981年8月2日、東京都世田谷区に生まれました。
現在、37歳です。
柚木麻子さんは子供の頃から本が大好きで、得に外国の少女小説に夢中になっていたそうです。
その中でも「赤毛のアン」が大好きで、イメージを壊したくないからカナダに行けない程だそう。
また、黒柳徹子さんの少女時代を描いた「窓際のトットちゃん」を読んで、自分みたいだと思ったそうです。
チンドン屋さんを追いかけて行くようなところがあったり、母親にずっと話しかけていたり。
柚木麻子さんは中学時代もたくさん本を読んで過ごしていたんですが、中学3年生の時にマイコプラズマ肺炎にかかり、1か月も昏睡状態が続きました。
その後も2か月間、ICUに入っていたそうです。
入院中は毎日、よしもとばななさんや山田詠美さんなど日本の小説を読んでいました。
私立の学校だったので、柚木麻子さんは留年することなく高校に行くことができたそうです。
高校時代は森鴎外の娘さんである森茉莉さんに夢中になりました。
その流れで森鴎外も読むようになり、それで、森鴎外が登場する「文豪タイタニック」という脚本を書きました。
これは柚木麻子さんの初めての脚本でした。
柚木麻子さんは小説家になりたいのだけど、脚本の方が簡単だとその時は思ったようです。
でも大学時代にドラマの制作会社でシナリオを考えるというアルバイトをして、脚本作りは思ったより大変だから、やっぱり小説を書くことにしたそうです。
柚木麻子さんって意外に単純というか、でもそれで、小説が書けるところがすごい・・・。
柚木麻子さんは大学卒業後、洋菓子メーカーに就職しますが、あまりに忙しくて辞めてしまいました。
それから小説を書き始め、25歳からいろいろな賞に応募し始めました。
そして2008年、「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。
その後は出す作品が次々に受賞や候補作になり、人気作家になっていかれます。
柚木麻子さんはいろいろなジャンルの小説を読まれますが、漫画や雑誌も読まれるそうです。
雑誌は若い子のものから「ゆうゆう」のような中高年向きのもの、それに主婦向けの「すてきな奥さん」なども読まれるとか。
すごいですね。
執筆に忙しい中、どうやってそんな時間を作られるんでしょうね。
でも広範囲の雑誌を読まれるから、柚木麻子さんの小説にはいろいろな世代の人物が登場するのでしょうね。
また読むだけでなく、ハイボールについて教えてもらうためにサントリーと宝酒造に取材にも行かれています。
行動力がすごいですね。
また、ご自分の母校である恵泉女学園中学校・高校の文芸部に指導に行かれたりもされています。
それから趣味で俳優の香川照之さんの似顔絵をずっと描き続けておられるのだとか。
それ、楽しそう(笑)
柚木麻子の出身大学と高校について
柚木麻子さんの出身大学は立教大学です。
立教大学の文学部フランス文学科で学ばれました。
なぜフランス文学科だったかと言うと、高校時代にフランスの小説に出てくるパリジェンヌに憧れたからだそうです。
実際に大学生になったら、始めはあまり本を読まずに、仲のいい先輩と東京の町中を歩き回りました。
卒論のテーマは「18、19世紀の文学作品における修道院の機能」でした。
柚木麻子さんの出身高校は恵泉女学園中学校・高校です。
恵泉女学園中学校・高校は東京都世田谷区にある私立の学校で、完全中高一貫校です。
恵泉女学園中学校・高校はクリスチャンである河井道さんによって1929年に創立されました。
「広く世界へ向って心の開かれた女性」の育成を目的にしています。
この中学校・高校は創立者、河井道さんの「個性を大事にするべき」という考えのもと、制服はなく、皆自由な服装で通学するのだそうです。
柚木麻子さんはこの高校で、とても楽しい学校生活を送られたようです。
柚木麻子の受賞・候補歴
柚木麻子さんの受賞と候補歴は以下のようになっています。
2008年、「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。
2013年、「伊藤くん A to E」で第150回直木賞候補に。
2014年、「本屋さんのダイアナ」で第151回直木賞候補に。
2015年、「ナイルパーチの女子会」で第28回山本周五郎賞を受賞。
同作で第153回直木賞候補に。
2016年、同作で第3回高校生直木賞を受賞。
2017年、「BUTTER」で第157回直木賞候補に。
2019年、「マジカルグランマ」で第16回直木賞候補に。
また2013年には「嘆きの美女」、2015年には「ランチのアッコちゃん」がテレビドラマ化され、2018年には「王妃の帰還」がラジオドラマになります。
本当に素晴らしい受賞・候補歴ですね。
柚木麻子さんの名言も紹介!
柚木麻子さんの作品の中に出てくる名言も話題です。
ここでは私がおすすめしたい名言をいくつか紹介したいと思います。
正論で誰かを打ち負かしても、何も解決しないんだよ
これは2017年に刊行された「王妃の帰還」の中の名言です。
ほんと、こういうこと、何度も思ったことがあります。
正しくても温かくなければ、人の心を引き裂くことがありますね。
人の中身を見ずに、外見や親の職業で判断するようなのばっかり。自分たちは絶対正しいって思い込んでて、そのくせ狭い世界から出ようとしてない弱虫の集まりだよ
これは2016年の作品、「本屋さんのダイアナ」の中の名言です。
人間はその本質を見ようとせずに、表面だけで人やものを判断する過ちを犯します。
それは自分でしっかりと考えようとしないからでしょうね。
仕事と恋のチャンスは友情より優先するべき。そんなことで壊れる私達じゃないもの。
おお、これもなかなかですね。
これは2013年の「あまからカルテット」の中の名言。
女子校時代から仲良しだったアラサー4人の物語です。