人参の皮は剥かなくてもいいって聞いたけど、大丈夫かなぁ?
はい!
人参の皮は剥かなくても大丈夫です!
●人参の皮を剥かずに調理すれば時短にもなり、βカロテンなどの栄養素を摂取できるなどメリットがたくさん!
今回は、人参の皮は剥かないでもいいのか?そのメリットやデメリット、農薬の影響は?といった疑問点まで分かりやすくご紹介します。
人参の皮を剥かなくてもいい理由
料理する時に人参の皮を剥かないでもいい理由は以下のようなことです。
スーパーで売っている人参は、収穫の際に農家の方がブラッシングをかけて洗浄してから、店頭に並べられています。
人参の薄皮が剥けている状態ですので、人参の皮は剥かなくても美味しく食べることができます。
また、人参の皮の真下の部分に多くの栄養素が含まれているんですよ。
人参の皮には、βカロテンや食物繊維、ビタミンCやミネラル、リコピンなどが含まれていてとっても栄養が豊富!
人参の皮を剥かずに食べることでそのたくさんの栄養を体に取り入れることができますね!
人参の皮を剥かないメリット
それでは、人参の皮を剥かないメリットについて考えてみましょう。
料理の時短になる
人参の皮を剥かないメリットは、まずは「料理の時短」というのがあげられます。
人参の皮を剥かずにそのまま包丁で切って調理ができれば皮を剥く手間が省けて料理の時短にもなり、調理が楽になります。
また、剥いた人参の皮の後片付けもせずにすむのも嬉しいですよね。
人参の皮に含まれた栄養を摂取できる
人参の皮にはβカロテンや食物繊維、ビタミンCやミネラル、リコピンなどが含まれています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換される栄養素で、抗酸化作用があり、目や皮膚、粘膜の健康を維持したり免疫力を高めたりする働きがあります。
食物繊維はお腹の調子を整え、ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲンの生成、美白効果などの働きがあるので、特に女性には嬉しい栄養素ですよね。
ミネラルは、歯や骨を作ったり体に欠かせない働きがあり、リコピンは、抗酸化作用があり体や肌の老化を防ぐ効果が期待できます。
このように、人参の皮には人間にとって必要な栄養がたっぷりと含まれていて、皮ごと食べればその栄養を摂取することができます。
生ごみを減らすことができる
人参の皮を剥かずにそのまま調理すれば、生ごみを減らすことができます。
人参の皮を食べることで、食品ロスを減らすだけでなく野菜の栄養を丸ごと摂取でき、さらに環境に貢献することができます。
人参の皮を剥かないデメリットは?
人参の皮を剥かないデメリットとはなんでしょうか?
人参の皮は硬くて食感が悪い
人参の皮は中身に比べると硬くて食感が悪い場合があります。
その理由は、人参の皮は乾燥していて繊維が多く含まれているからです。
人参の皮は特有のにおいがある
人参の皮は特有のにおいがあり、それが苦手だと感じる人もいます。
セリ科植物がもつツンとした特有のにおいを持つ成分が多く含まれているからです。
見かけがきれいじゃない
グラッセや煮物など、人参を大きく切る場合は、皮を剥かないで作ると、見かけがきれいではありません。
こういう場合は皮を剥いた方がいいですね。
農薬の影響はないの?
人参の皮には栄養があり、そのまま食べることのメリットがたくさんあるのは分かりましたが、農薬の影響はないのか気になりますよね。
人参は土の中で育つ野菜で、害虫や病気の予防のために農薬がまかれていることがあります。
そのため、人参の皮には農薬が残っている可能性があります。
でも、日本では農薬の使用に厳しい基準が設けられており、安全性が確認されたものしか使えません。
人参の皮に残った農薬は微量であり、体に影響を及ぼすことはほとんどないと言われています。
それに、人参は収穫の際ブラッシングをかけて洗浄されているので人参の皮に農薬が残っていることは少ないと考えられます。
ですが、微量とはいえ農薬を摂取することが気になる方もおられるでしょう。
より安全に人参を皮ごと食べるには、
・無農薬のものを選ぶ
・国産のものを選ぶ
・人参をよく水洗いする
・人参をよく加熱する
などを心がけましょう。