昨日、2月5日、ドラマ「ファーストラヴ」の試写会が行われました。
これは、第159回直木賞に輝いた島本理生(しまもと りお)さんの同名小説をドラマ化したものです。
島本理生さんと言えば、2017年に公開された映画「ナラタージュ」が松本潤さんと有村架純さんの共演ということで、大きな話題になりましたね。
島本理生さんは10代の頃から注目されており、若者の繊細な感情を巧みに表現して、多くの支持を得ている作家さんです。
今回は、そんな島本理生さんの結婚と夫と子供、出身大学と高校そして生い立ちに迫ってみたいと思います。
島本理生の結婚と再婚と夫と子供について
まず、島本理生さんの結婚と夫と子供について見てみたいと思います。
島本理生さんは2006年、23歳の時に結婚されました。
夫となったのは、同じ作家の佐藤友哉(さとう ゆうや)さん。
メフィスト賞や三島由紀夫賞などを受賞されている、こちらも人気の作家さんです。
佐藤友哉さんは1980年生まれ、島本理生さんより3歳年上です。
佐藤さんの出身は北海道です。
お二人の練れ染めは作家合コン。
へえ、そんなのがあるんですね~。
この時、大学生だった島本理生さんは「作家さん達との飲み会」と聞いて、この合コンに参加したのだそうです。
そこでお二人は知り合い、意気投合して同棲生活を始め、そして結婚されました。
しかし、何があったのか、この結婚生活は長く続かず、1年ちょっとで離婚されることになります。
2010年に島本理生さんは再婚されるのですが、そのお相手が、何と元夫の佐藤友哉さんなんです。
ええー?こんなこともあるんですねえ。
まあ、よかったですね。
夫の佐藤友哉さんのツイッターでの報告がおもしろいです。
「再婚しました。お相手は何とご存知、島本理生さんです!」
あはは。照れくさかったのでしょうね。
この再婚は島本理生さんの方からのアプローチで成功したそうです。
このことに関しては、島本理生さんのエッセイ「B級恋愛グルメのすすめ」に書いてありますので、そちらも読まれたらいいですよ。
一度破局を迎え、その後の結婚生活の再建ですから、お二人の絆はきっと、とても強いものになったことでしょうね。
夫の佐藤さんは妻のことを「島本さん」、妻の島本さんは夫のことを「佐藤さん」と呼び合うそうですよ。
島本さんは夫の本をほとんど読んでいるそうですが、夫の佐藤さんは島本さんの本をあまり読まれないそうです。
島本さんは以前は自分の本を読んで欲しいと思っておられましたが、今は読んでもらわない方がいいそうです。
夫には読まれたくない、女性としての微妙な表現がありますからね・・・。
再婚された翌年の2011年に子供さんが生まれました。
子供さんについての具体的な情報はあまり見つけ出すことができませんでした。
島本理生さんは子育てをしながら、執筆活動をがんばってこられたようです。
現在、子供さんは小学生ですが、夫の佐藤友哉さんも食事を作ったり、子供の世話をしたりして、島本さんをサポートして来られたそうです。
子供がいると作家として大変ですけど、島本さんは子供がいることで視野が広げられ、自分のためだけではなく、家族のことも意識して作家としての活動をするようになったということです。
島本理生の出身大学と高校は?
それでは次に島本理生さんの出身大学と高校について見ていきましょう。
島本理生さんの出身大学は立教大学です。
立教大学は東京都にあるミッション系の私立大学で、1922年に設置されました。
作家で作詞家であり、直木賞を受賞されたなかにし礼さんや絵本作家の葉祥明さんも立教大学の出身です。
島本理生さんは立教大学の文学部で学ばれていましたが、もうその頃は売れっ子の作家さんなので、仕事の打ち合わせなどに忙しく、気持ちの中でも仕事の方が大きなウエイトを占めていて、3年目に中退しました。
島本理生さんの出身高校は東京都立新宿山吹高等学校です。
島本理生さんは高校生の時、すでに作家として活躍されていて、「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞し、その本が出版されたのが18歳のときでした。
忙しくて大変だったのでしょうね、島本さんは一度高校を中退されます。
でも高校は卒業しとかなきゃと思い直されたのでしょう、もう一度高校に入られます。
野間文芸新人賞を受賞した「リトル・バイ・リトル」が出版されたのは、高校を卒業する少し前で、島本さんは19歳でした。
ですから「高校生作家」と騒がれた時は、とても恥ずかしかったそうです。
そして、20歳で高校を卒業されました。
島本理生の生い立ちも気になる!
島本理生さんの生い立ちについても調べてみました。
島本理生さんは1983年5月18日、東京都板橋区に生まれました。
現在、35歳です。
母親は舞踏家であり鍼灸師でもある長岡ゆりさんです。
母親は島本理生さんが幼い頃に父親と離婚しました。
その後まもなく再婚しますが、島本理生さんが10代後半の頃に再び離婚し、母子家庭になりました。このときの経験は作品「リトル・バイ・リトル」に影響を与えています。
島本理生さんは、子供の頃、部屋の中で本ばかり読んでいたそうです。
母親が夜遅くまで働いていたので、一人で本を読んで留守番をしていました。
島本さんは子供の頃から作家になりたいと思っていたそうです。
そして、いつも物語を書いていました。
その内容は、主人公の女の子が男の子を好きになるお話だったそうです。
かわいらしいですね。
島本さんは子供の頃、引っ越しばかりしていたので、出会いや別れに対してとても感傷的になることもあり、そのことが島本さんの読む本にも影響を与えていたということです。
島本理生のプロフィール
前述のような生い立ちや大変希な結婚の経歴をお持ちの島本理生さんですが、15歳で「鳩よ!」掌編小説コンクールに当選、年間MVPを受賞されて以来、本当に数多くの作品を出され、大きな注目を浴びて来られました。
それでは島本理生さんのプロフィールをまとめておきたいと思います。
島本理生さんは1983年5月18日、東京都板橋区に生まれます。
現在36歳。
1998年、15歳の時、「ヨル」が「鳩よ!」掌編小説コンクール第2期10月号に当選し年間MVPを受賞。
2001年、「シルエット」が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれます。
2003年、「リトル・バイ・リトル」で第128回芥川龍之介賞候補に。
同作で第25回野間文芸新人賞を受賞。受賞時20歳で、同賞史上最年少の受賞となりました。
またこの年、東京都立新宿山吹高校を卒業し、立教大学文学部に入学。
2004年、「生まれる森」が第130回芥川龍之介賞候補に。
2005年、「ナラタージュ」が第18回山本周五郎賞候補に。
2006年、同作品は「この恋愛小説がすごい! 2006年版」第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」でも第1位、本屋大賞で第6位に輝き、23万部を超えるベストセラーとなりました。
同年、『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川龍之介賞候補に。
この年、佐藤友哉さんと結婚。
また同じ年に立教大学を中退しました。
2011年、第一子を出産。
2007年、「Birthday」が第33回川端康成文学賞候補に。
この年、佐藤友哉さんと離婚。
2010年、佐藤友哉さんと再婚。
2011年、「アンダスタンド・メイビー」で第145回直木三十五賞候補に。
2015年、「Red」で第21回島清恋愛文学賞を受賞。
同年、「夏の裁断」で第153回芥川龍之介賞候補に。
2017年、「ナラタージュ」が松本潤さんと有村架純さんの共演で映画化され、話題に。
そして2018年、「ファーストラヴ」で第159回直木賞を受賞されます。
こうして見ると、ものすごいプロフィールと経歴ですね。
まとめ
今回は、今月から放送されるドラマ「ファーストラブ」の作者で、直木賞作家の島本理生さんの結婚と夫と子供、出身大学と高校そして生い立ちについてお伝えしました。
ドラマ「ファーストラブ」はNHK BSプレミアムで2月22日(土)21時から放送されます。
楽しみですね。