彩瀬まる(あやせ まる)さん
という小説家をご存じでしょうか?
彩瀬まるさんは、子育てをしながら執筆活動をされているがんばり屋さんのお母さんです。
その彩瀬まるさんの「新しい星」が第166回直木賞候補に選ばれました。
すごい方ですが、普段はどこにでもいるような女性で、そこがまた魅力でもあります。
今回は、そんな彩瀬まるさんの本名や経歴とプロフィール、結婚そして出身大学と高校についてお伝えします。
他の直木賞候補についてはこちらからどうぞ。
彩瀬まるの本名は?
「彩瀬まる」というのは本名のようです。
ウィキペディアにも「彩瀬まる」で載っていますし、いろいろ調べましたが本名のようです。
もし本名だったら、何てかわいいお名前でしょう。
ご両親に「まるちゃん」て呼ばれる幼い頃の彩瀬まるさんを想像したら、微笑ましい気持ちになりますね。
彩瀬まるの経歴とプロフィール
それでは、彩瀬まるさんの経歴とプロフィールについて見ていきましょう。
経歴
彩瀬まるさんは1986年1月、千葉県千葉市に生まれました。
年齢は36歳(2022年1月現在)です。
彩瀬まるさんは、5歳の時から2年間、お父さんのお仕事の都合で、アフリカのスーダンで、その後2年間をアメリカのサンフランシスコで過ごされました。
スーダンでは首都ハルツームの大変立派な家に住み、運転手付きの車で通学をしていたそうです。
アメリカでは、アメリカ大使館が運営するアメリカンスクールに通っておられました。
日本人も何人かいて、商社や政府関係、また公務員の家庭の子どもだったそうです。
彩瀬まるさんは小学校4年生の時に帰国し、千葉大学付属の帰国学級に編入されました。
小さい頃から小説が好きでしたが、帰国してから本格的に読むようになり、中学2年生の頃から小説を書き始めます。
部活動は、中学校では美術部、高校ではバスケット部に所属していました。
しかし16歳の時、お母さんが癌で亡くなり、家のことをしないといけなくなったので、バスケット部は辞めたのだそうです。
彩瀬まるさんが小さい頃から本が好きだったのは、お母さんがそういう環境を作ってくださっていたからのようです。
彩瀬まるさんは上智大学に進み、大学3年生の頃から作家になりたいと思い始めます。
それから、大学時代は合気道をしていたそうです。
文学をしながらスポーツもバリバリって、何かすごいですよね。
今回、直木賞候補になった「新しい星」の登場人物も大学時代に合気道をやっています。
これは、彩瀬まるさん自身の体験からなんですね。
大学卒業後、彩瀬まるさんは小売会社に就職しますが、2010年、「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、小説家としてデビューされました。
その後、数々の作品が文学賞にノミネートされるようになりました。
2012年に書かれたノンフィンション「暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出」が大きな話題になりますが、彩瀬まるさんは東日本大震災の時、福島で列車に乗っていたそうで、これはその時の被災記です。
2017年には「くちなし」が第158回直木賞にノミネートされます。
この作品は、第5回高校生直木賞を受賞しました。
そして、2021年、「新しい星」で2回目の直木賞ノミネートとなりました。
彩瀬まるさんは小説家としてデビューし、10年以上が経ちましたが、
「やがて海へと届く」が映画化され、2022年4月に公開されます。
楽しみですね!
プロフィール
彩瀬まるさんのプロフィールを以下にまとめました。
名前 彩瀬まる(あやせ まる)
生年月日 1986年1月
年齢 36歳
出身 千葉県千葉市
2010年 「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し小説家としてデビュー
2013年 「あのひとは蜘蛛を潰せない」で単行本デビュー
2016年 「やがて海へと届く」で第38回野間文芸新人賞候補に
2017年 「くちなし」で第158回直木賞候補に
同年 同作で第5回高校生直木賞を受賞
2021年 「新しい星」で第166回直木賞候補に
彩瀬まるの結婚について
彩瀬まるさんの結婚についても見ておきましょう。
彩瀬まるさんは結婚をされていて、8歳のかわいい子どもさんがおられます。
彩瀬まるさんのツイッターには、お子さんがよく登場し、彩瀬まるさんが子育てをがんばりながら執筆活動をしておられる様子が伝わってきます。
夫のことはあまり出てきませんが、一度、子どもさんのためにかわいいうさぎのお菓子を買ってきたのだけれど、子どもさんはうさぎさんがかわいそうで食べることができなかったという、とてもほほえましいツイートを見たことがあります。
夫は、彩瀬まるさんや子どもさんのことをとても大切にしておられるようです。
彩瀬まるさんの執筆活動も理解して応援してくださっているのでしょうね。
彩瀬まるの出身大学と高校は?
最後に、彩瀬まるさんの出身大学と高校についても見ておきたいと思います。
彩瀬まるさんの出身大学は上智大学です。
彩瀬まるさんは上智大学の文学部新聞学科で学ばれました。
彩瀬まるさんの父親も、同じ新聞学科の卒業だそうです。
彩瀬まるさんは、特に上智大学文学部新聞学科を希望した訳ではなく、たくさん受けた中で合格したのがここだったと、あるインタビューで語っておられました。(笑)
彩瀬まるさんの出身高校は具体的には分かりませんでしたが、中高一貫校で学ばれたということです。
調べてみたら、千葉県には千葉県立千葉中学校を始めとする中高一貫校がたくさんあります。
その中で千葉県立千葉中学校は千葉市中央区にある中高一貫校なので、ここの可能性が高いと思われますが、はっきりしたことは分かりませんでした。
もし、直木賞を受賞されたら、もっとたくさんの情報が分かると思いますので、その時には追記しますね。
まとめ
彩瀬まるさんの作品は、豊かな感性と独特の世界観により、人の心の機微を丁寧に描写されていて、読む者を魅了します。
子どもの頃のスーダンやアメリカでの体験、そしてお母さんの死などが彼女の作品に大きな影響を与えているようです。
皆さんもぜひ、彩瀬まるさんの作品を読んでみてください。