こんにちは。
小説家の早見和真(はやみ かずまさ)さんをご存じでしょうか?
妻夫木聡さん主演の映画「ぼくたちの家族」やテレビドラマ「イノセント・デイズ」の原作者として話題の作家さんです。
この早見和真さんの「店長がバカすぎて」が2020年本屋大賞にノミネートされました。
今回は、早見和真さんの経歴とプロフィール、妻と子供そして出身大学と高校についてお伝えします。
昨年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんについてはこちらをご覧ください。
一昨年の本屋大賞受賞者、辻村深月さんについてはこちらをどうぞ。
早見和真の経歴とプロフィール
まず、早見和真さんの経歴とプロフィールについてお伝えします。
経歴
早見和真さんは1977年7月15日、神奈川県横浜市に生まれました。
現在、42歳です。
早見和真さんは小さい頃から本好きでした。
幼稚園に入る前から本を読んでいたそうです。
早見和真さんのご両親も読書家で、早見さんをよく本屋さんに連れて行ってくださいました。
小学1年生くらいの時には自分で絵本を描いたこともあるそうです。
でもその後、野球に出会って本を読まなくなりました。
また小学校低学年で転向した学校が、本を読んでいるとからかわれるようなところで、本を読むことは恥ずかしいことだと思うようになりました。
それでも本が好きなので、小学5年の頃までは隠れて読んでいたそうです。
小学6年になると、本格的に野球に熱中し始めたことと受験勉強が重なって、本から離れてしまいます。
文章を書くことも得意で、小学6年生の時には卒業劇の脚本を書きました。
中学時代は野球に熱中していました。
高校では寮に入り、益々野球に打ち込んでいました。
その頃は、自分はプロ野球の選手になるんだと思っていたそうです。
ある日、先輩に勧められて本を読み、文章の魅力に触れたことが、その後の早見和真さんの人生に大きな影響を与えます。
それから、早見和真さんは再び本を読むようになりました。
大学時代には、一日3冊本を読むということを実践しました。
一日3冊、それも毎日だなんて、信じられません。
早見和真さんの大学生活は7年間続いたそうなので、膨大な数の本を読破したことになりますね。
また、大学時代、早見和真さんは外国への旅行もたくさんしました。
それから競馬にのめり込みます。
その経験をもとに、著書「ザ・ロイヤルファミリー」が生まれました。
早見和真さんが大学生になった頃、父親の仕事が上手くいかなかったりして実家が大変なことになり、授業料などを自分で払わないといけなくなりました。
それで、趣味の旅行でなんとか稼ごうと考え、出版社に自分を売り込んで記事を書くようになります。
20歳から、あの有名な雑誌「AERA」に投稿するようになったそうです。
すごいですよね。
早見和真さんは新聞記者になりたくて、大学7年目に就職活動を始め、ある新聞社から内定をもらいました。
ところが何と留年してしまい、就職はだめになりました。
早見和真さんは留年や家族のことのショックから引きこもり状態になってしまいます。
そんな時、ある編集者の方が「高校野球のことを小説にしてみたら。」と助言してくださって、編集社でアルバイトもできるようにしてくださったのだそうです。
そうやってできたのが「ひゃくはち」でした。
こうして、2008年、早見和真さんは小説家としてデビューを果たします。
それから早見和真さんは小説家として活動を始め、2015年には「イノセント・デイズ」で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞し、第28回山本周五郎賞候補にもなります。
「ひゃくはち」と「ぼくたちの家族」と「ポンチョに夜明けの風はらませて」は映画化され、「イノセント・デイズ」と「小説王」はテレビドラマになりました。
また「ひゃくはち」と「小説王」は漫画にもなっています。
そして今回、「店長がバカすぎて」が2020年本屋大賞にノミネートされました。
すごいですね!
早見和真さんは現在愛媛県に住んでおられ、愛媛新聞に創作童話を連載したり、ラジオ番組「早見和真のリトルトーキョーはいらない」を持ったりと小説家以外の活動もされています。
プロフィール
それでは、早見和真さんのプロフィールをまとめておきます。
名前 早見和真 (はやみ かずまさ)
生年月日 1977年7月15日
出身地 神奈川県横浜市
桐蔭学園高校卒業
國學院大学文学部卒業
2008年、「ひゃくはち」で作家デビュー。
2014年、「ぼくたちの家族」が映画化。
2015年、「イノセント・デイズ」が第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。
2020年、「店長がバカすぎて」が2020年本屋大賞候補に。
早見和真の妻と子供について
次に早見和真さんの妻と子供についてお伝えしたいと思います。
早見和真さんは結婚されていて、妻と娘さんがおられます。
妻のお名前は茜(あかね)さん、娘さんの名前は弥々(やや)ちゃんと言われます。
早見和真さんは妻と子供の3人家族のようです。
早見和真さんはお昼の12時頃に起床し、夕方まで執筆に専念されるそうです。
その間、飲食もないというから驚きです。
夕方5時半頃に家族と一緒に食事ですが、妻と子供にとっては夕ご飯で早見和真さんにとっては朝ごはんです。
その後、子供さんと遊んだりして少し仮眠し、再び夜から深夜まで近くのファミレスで執筆。帰宅してそのまま執筆。
そして朝7時半頃に就寝。
うわあ、妻の茜さんと娘の弥々ちゃん、こんな生活に付き合うなんて大変ですねー。
しかも誘惑に負けずに執筆活動を頑張るために、2010年に東京から静岡県河津町に引っ越し、2016年からは愛媛県松山市で暮らしておられます。
環境のよいところで生活できるのは子供さんにとってもいいことかも知れませんね。
こうして見ると、早見和真さんは人との関わりを持ちたくないのかなと思ったりしますが、そうでもないようで、町内のソフトボールチームに所属し、監督を務めたこともあるのだそうです。
上述したように、地元の新聞やラジオでも活躍されています。
早見和真の出身大学と高校は?
早見和真さんの出身大学と高校も見ておきたいと思います。
早見和真さんの出身大学は國學院大学です。
一浪して國學院大学の文学部に入学されました。
しかし4年でスムーズに卒業ということにはならないで、7年で卒業しようとされましたが、留年してしまいます。
その時、一度中退されたそうです。
そして再入学をされました。
経済的にそちらの方が助かったからということです。
國學院大學は東京にある私立大学です。
國學院大學出身の小説家には直木賞作家の海老沢泰久さん、海音寺潮五郎さん、山口瞳さん、芥川賞作家の諏訪哲史 さん、それから今年芥川賞を受賞された古川真人などがおられます。
早見和真さんの出身高校は桐蔭学園高校です。
言わずも知れた野球強豪校ですよね。
早見和真さんが桐蔭学園高校で野球をした3年間のうち、2回甲子園に出場しました。
また2年先輩には、現在巨人軍特別顧問の高橋由伸さんがおられました。
まとめ
今回は、2020年本屋大賞候補になられた早見和真さんの経歴とプロフィール、妻と子供そして出身大学と高校についてお伝えしました。
今回、本屋大賞候補作になった「店長がバカすぎて」は、書店を舞台にした、早見和真さん初めてのコメディーです。
早見和真さんは「書店の物語だなんて本屋大賞を意識しているのか」と思われそうで抵抗を感じながらも、地元の書店員さんに取材を続け、聞いた話をコメディーに仕上げていきました。
そこには、子供の頃から大好きだった本屋さんへの愛が感じられます。
早見和真さんはこう語っておられます。
本屋のある街とない街、どちらに暮らしたいかと言われたら、僕は本屋のある街に暮らしたい。豊かさという意味で。その気持ちに忠実に書けば、必然的にエールになるだろうと思いました。
引用元 https://www.shosetsu-maru.com/interviews/133