皆
さん、新人作家の今村昌弘(いまむら まさひろ)さんをご存知ですか?
昨年デビューしたばかりなのに、そのデビュー作でミステリー大賞3冠を達成し、すごく話題になっている方です。
宝島社の「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」そして原書房の「本格ミステリベスト・10」という3つの主要なミステリー大賞をデビュー作で一度に獲得したのは史上初めての快挙だそうです。
その今村昌弘さんのデビュー作「屍人荘の殺人」は今年の本屋大賞にもノミネートされています。
今村昌弘さんってどんな方なのでしょうね?
今回は今村昌弘さんの経歴とプロフィール、出身大学と高校、そして話題になっている「ネタバレ」についてお伝えします。
今村昌弘の経歴とプロフィール
今村昌弘さんは1985年、長崎県に生まれました。
小さい時から本が好きで、小学生の時には図書館にある児童向けのミステリーは全部読んでしまったのだそうです。
その頃はそれが「ミステリー」だということも知らず、とにかく面白かったそうです。
その時流行っていた「金田一少年の事件簿」も大好きでしたが、今村昌弘さんのおうちはマンガやゲームをあまり買ってもらえないところでした。
中学や高校時代には米澤穂信さんの「氷菓」に出会い、大きな影響を受けます。
冒険ものやSF、ライトノベルなども読むようになりました。
大学生になってからは自分で作品を書くようになりました。
大学卒業後は放射線技師になります。
しかし小説を書くのも楽しく、いくつかの文学賞に応募するようになりました。
そして電撃小説大賞 短編部門の2次選考にまで行き、その時、「あなたは長編も書ける」など、いい評価をもらったのだそうです。
それで益々意欲が出てきて、遂に仕事を辞めて小説家になりたいと思うようになります。
しかし、父から「やるなら期限を決めろ!」と言われ、32歳の誕生日まで、約2年半という期限を設けることになりました。
期限までにデビューできるよう、いろいろと調べて鮎川哲也賞に応募し、何とめでたく第27回鮎川哲也賞を受賞したのです。
そしてぎりぎり、32歳の誕生月でデビューします。
まるで小説みたいですね。
この「屍人荘の殺人」は上述しましたように、「このミステリーがすごい! 2018年版」国内編第1位、「週刊文春2017年ミステリーベスト10国内編」1位、そして「本格ミステリベスト・10」でも1位になりました。
現在は兵庫県在住です。
出身大学と高校は?
今村昌弘さんの出身大学は岡山大学です。
今村昌弘さんはここの医療系の学科で学ばれました。
やはり頭がいいんですね。
ミステリー作家は文才もあり、理数的な頭脳もないとできませんよね。
今村昌弘さんは国家試験の勉強をするのが嫌になり、気を紛らわすために小説を書き始めたのだそうです。
結局こちらが本業になってしまいましたね。
高校については今のところ分かりませんでした。
長崎県出身なので長崎県内の高校ではないかと思います。
高校卒業後、岡山大学に進み、一人暮らしをされていたのではないかというのが私の推理です。
これから益々有名になられる方でしょうから、確かな情報が見つかりましたら、またこちらに追記させていただきます。
ネタバレが気になる!
「屍人荘の殺人」を読んだたくさんの読者がSNSで驚きや感想を広げていったそうなんですが、ネタバレにならないように、みんなとっても気を使って書いていたらしいです。
そうですよね。
ミステリーでネタバレなんて、まだ読んでいない人に対する罪ですよね。
そういうことで、ここでも遠慮しておきますね。
ただ「屍人荘の殺人」には3つの殺人事件が出てきます。
3つのトリックはそれぞれに種類が異なるのですが、2つ目の事件のトリックに感心する読者が多いようです。
また、この作品にはミステリ愛好会会長の明智恭介と探偵少女、剣崎比留子が登場します。
この二人のキャラがなかなかよくて、謎解きにも関係してきます。
冒頭に屋敷の見取り図が出てきたり、サークル、密室とよくあるパターンなのですが、始めの予想を思いっきり裏切られる展開に。
それから「屍人荘」という言葉から想像できるように、ゾンビも出てきます。
それでは、あとはご自分で読んで楽しんでくださいね。
まとめ
新人作家の今村昌弘さん、いかがでしたか?
これからの活躍に益々の期待がかかりますね。
2018年本屋大賞の発表はいよいよ今日4月10日(火)の午後7時からです。
さあ、どうなるでしょう。
楽しみですね。