西條奈加(さいじょう なか)さんの「心淋し川」が第164回直木賞を受賞しました!
西條奈加さんは元OLで、40歳になってから小説家としてデビューされた方です。
西條奈加さんってどんな方なのでしょう?
今回は、西條奈加さんの経歴とプロフィール、出身高校と大学、そして結婚に迫ります。
芥川賞を受賞された宇佐見りんさんについては、こちらをご覧ください。
https://flowerlove.jp/usami-rin-keireki
西條奈加の経歴とプロフィール
まず、西條奈加さんの経歴とプロフィールをお伝えします。
西條奈加さんは1964年、北海道中川郡池田町に生まれました。
西條奈加さんの父親は歯科技工士、母親は専業主婦で時々洋裁を教えておられました。
それから西條奈加さんには妹さんがおられます。
西條奈加さんは3歳の頃から漫画や本を読むのが大好きな女の子でした。
松谷みよ子さんの「モモちゃんとプー」や「赤毛のアン」などが西條奈加さんのお気に入りでした。
小学校の卒業文集には「作家になる」と書いたそうです。
でも、中学高校時代は書くことは全くしていませんでした。
本を読むのは好きでしたけど、書くのは嫌いだったそうです。
今でも執筆を頼まれるのが苦手だそうです。
作家さんなのに、不思議ですね。(笑)
それでも、中学時代に書いた詩は先生から褒められたそうなので、書く才能はあったのでしょうね。
西條奈加さんは、高校を卒業すると地元帯広にある薬品会社の研究所に就職しました。
西條奈加さんはその会社に7年間務めた後、翻訳の仕事をしたいと思い上京します。
西條奈加さんが25歳の時です。
東京の英語学校に入学したのはいいものの、初めての東京に魅了され、遊んでばかりいて、思うように翻訳の力はつきませんでした。
それで西條奈加さんは思います。
「人の言葉を自分の言葉に訳するのが難しいなら自分で書けばいいじゃないか。」と。
すごく楽観的な発想ですよね!(笑)
だからと言ってすぐに小説を書き始めた訳ではなく、2年間で英語学校を修了すると貿易会社に就職します。
西條奈加さんは英語の勉強と並行して貿易事務の勉強もしていたそうです。
その後13年間、貿易会社やメーカーなど3つの会社で働きました。
西條奈加さんはOLをしていた30歳か31歳の頃に中編小説を2本書きました。
でも自分でその下手さにびっくりしたそうです。(笑)
それからは文章は書きませんでしたが、何かおもしろいことをみつけたらメモだけは続けていたそうです。
そんな西條奈加さんですが、何と、2005年、40歳の時に「金春屋ゴメス」が第17回日本ファンタジーノベル大賞 大賞を受賞して小説家デビューを果たします。
いやいや、文章が下手だなんて、西條奈加さんて本当は才能のかたまりですよね。
2012年には「涅槃の雪」で第18回中山義秀文学賞を受賞。
2015年には「まるまるの毬」で第36回吉川英治文学新人賞を受賞します。
そして2021年1月20日、「心淋し川」で第164回直木賞を受賞!
すごいです!
西條奈加さんは現在、午前9時から午後3時まで執筆をし、その後はアニメを見るという生活をされています。
西條奈加さんはとにかくアニメが好きで、録画したアニメを週に10~15本くらい見るのだそうです。
OL時代はこのことを内緒にしていたとか。(笑)
それから、甘い物は全然だめで、お寿司やエスニック料理がお好きだそうです。
西條奈加さんって、なかなかダイナミックな方ですね。
西條奈加の出身高校と大学は?
次に西條奈加さんの出身高校と大学を見ていきたいと思います。
西條奈加さんの出身高校は北海道帯広三条高校です。
西條奈加さんは、音更町立下音更小学校・中学校を卒業後、帯広三条高校に入学されました。
それから前述したように、すぐに会社に就職されますので、大学には進んでおられません。
最終学歴は東京英語専門学校です。
西條奈加さんは大学で文学を学んだ訳でもないのに、小説家としてデビューしてからトントン拍子の快挙ですよね。
もともとの才能と言う他ありませんね。
西條奈加の結婚と夫と子供について
西條奈加さんの結婚と夫と子供についても調べてみましたが、西條奈加さんは結婚しておられないようです。
西條奈加さんは小学校の卒業文集に「作家になる」と書かれたと紹介しましたが、それに続けて「結婚して子供2人」とも書いたそうです。
でもご自分で「そちらの方はダメでした。」と言われているので、西條奈加さんは結婚しておられず、夫も子供さんもおられないようです。
西條奈加さん、第164回直木賞受賞、おめでとうございました!