伊吹有喜さんの「犬がいた季節」が2021年本屋大賞候補になりました!
伊吹有喜さんは直木賞に3回もノミネートされている方です。
伊吹有喜さんは登場人物の心を細やかに表現する、とても素敵な作家さんです。
今回は、伊吹有喜さんの経歴とプロフィール、本名、出身大学と高校についてお伝えしていきます。
伊吹有喜の経歴とプロフィールについて
伊吹有喜(いぶきゆき)さんは1969年、三重県の尾鷲市で生まれました。
現在、52歳です。
そして四日市市で育ちます。現在は四日市市観光大使を務めておられます。
「有喜」という名前から男性と思われる方もおられるようですが、伊吹有喜さんは女性で、お名前はゆきさんです。
伊吹有喜さんは三重県立四日市高等学校そして中央大学法学部法律学科で学ばれました。
大学卒業後の1991年、出版社に就職し、イベント関連や着物雑誌、ファッション誌の編集などをしておられました。
その後フリーのライターになられます。
2008年、「夏の終わりのトラヴィアータ」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。
翌2009年、その作品のタイトルを「風待ちのひと」と改めて小説家デビューを果たされました。
この時にペンネームを「伊吹有喜」と変えられます。
2010年に「四十九日のレシピ」を発刊されますが、これは2011年にNHKテレビ「ドラマ10」で放送されました。
ドラマの主演は和久井映見さんです。
2013年には、何と同名で映画化されます。
この時の主演は永作博美さんでした。
2014年、「ミッドナイト・バス」で第27回山本周五郎賞候補になり、第151回直木賞候補にも選ばれます。
2017年、「カンパニー」が宝塚歌劇団で舞台化。
同年、「彼方の友へ」で第158回直木賞候補に。
2020年6月には「雲を紡ぐ」で第163回直木賞候補に。
そして、「犬がいた季節」で2021年本屋大賞にノミネートされました。
伊吹有喜の本名は?
伊吹有喜さんの本名は永島順子(ながしま じゅんこ)さんとおっしゃいます。
2008年に第3回ポプラ社小説大賞に応募された時は「永島順子」というお名前でした。
しかし、次の年に名前を「伊吹有喜」に改めて、しかも本の題名も「風待ちのひと」に変えて小説家デビューを果たされるのです。
とても珍しいことですね。
お名前を変えられた理由は分かりませんでしたが、ご自身の公式サイト「折々のいぶき」で以下のように語っておられます。
下に『喜』がつく名前は、野球選手の松井『秀喜』氏や脚本家の三谷『幸喜』氏といった素敵な殿方に多いのですが、私は女性で『いぶき・ゆき』と読みます。素敵かどうかはわかりませんが、お二方にあやかれるよう、これから頑張ろうと思います。
きっと、これからの希望をこのお名前に託されたのだろうと思います。
伊吹有喜の出身大学と高校について
伊吹有喜さんの出身大学は中央大学です。
伊吹有喜さんは、驚いたことに中央大学の法学部法律学科を卒業されています。
中央大学には文学部もあるのですが、なぜ文学部ではなく法学部だったのでしょうか?
その経緯について知りたかったのですが、今回は情報を得ることはできませんでした。
伊吹有喜さんの出身高校は三重県立四日市高校です。
四日市高校は1899年に創設され、文武両道を校是とし、三重県を代表する進学校として日本や世界で活躍する著名人を多く輩出してきました。
卒業者には、作家で文化勲章を受章された丹羽文雄さん、映像ディレクターの川村ケンスケさん、自治大臣、国家公安委員会委員長を務められた政治家の山本幸雄さん、イオングループの創業者で現在名誉会長の岡田卓也さん、アナウンサーの宮脇憲一さんなどがおられます。
まとめ
今回は、2021年本屋大賞候補になられた伊吹有喜さんの経歴とプロフィール、本名、出身大学と高校についてお伝えしました。
伊吹有喜さんはブログの中で、まだ見ない読者の私たちに温かく語りかけられます。
伊吹有喜さんの作品にも、その温かさが溢れています。
4月14日の2021本屋大賞発表に注目したいと思います。