私の白内障手術体験記 白内障の基本的な知識と手術の時のこと

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10年程前から曇りの日や夕方になると、小さな字が見えにくく、買い物をする時、正札の値段がよく見えずに困っていました。

授業でピアノの伴奏をする時も、楽譜の5線がだぶって10選に見え、一体音符がどこにあるのかよく分からずに間違ったりしていました。

それでも老眼のせいだ、困ったものだとそのままにしていました。

老眼鏡は作ったのですが、かけると目が疲れるのであまり使わなかったのです。

夕方運転をしていると、電信柱や建物、人までもが二重に見えて、ちょっと危ないなあとは思ったものの病院に行こうとまでは思いませんでした。

ちょっとお得感を味わったのは、フィギュアスケートの試合で結弦君の演技を見ていた時です。リンクの上で、あの結弦君が二人同時に舞うのですから。

今年になり、こんなことをある人に話したら、「それは白内障だよ。すぐに病院に行かなくちゃ。」と言われ、それで病院に行くことにしました。

白内障ってお年寄りがかかるものと思っていた私は、びっくりしましたが、病院でやはり白内障と診断され、手術をすることになったのです。

今回は、白内障の手術を考えておられる方のために、白内障の基本的な知識と、私の手術の体験をお伝えします。

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白内障とは

眼の中には水晶体という器官があって、外から入ってきた光を屈折させて網膜に像を写し出す、カメラのレンズのような役割をしています。

この水晶体はタンパク質と水分でできていますが、このタンパク質に変化が起こり、白く濁ると、視力が低下する、物がぼやけて見えたりだぶって見えたりするなどの症状が現れます。

これが白内障です。

生卵を加熱したり泡立て器で攪拌したりすると、白身が白くなって固まりますよね。あれはタンパク質が外からの刺激によって壊され、くっついて塊となるからです。水晶体が濁るのもそれと同じ原理です。

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白内障の症状

水晶体のタンパク質が白く濁ると、以下のような症状が現れます。

・視界がかすむ

・視力が低下して小さい字が読みづらくなる

・物が二重にだぶって見える

・曇りの日には物が見えづらくなる

・光をまぶしく感じる(水晶体のタンパク質がまだらに濁っている      と、光がまぶしく感じられます)

白内障の原因

(1)加齢

白内障の90パーセントは加齢が原因だと言われています。私、まだ50代なのに、加齢で白内障だなんて、ちょっとショックです。

加齢による白内障を「加齢性白内障」と呼びます。その発症率は50代で約50パーセント、80代ではほぼ100パーセントだそうです。

(2)他の疾患の合併症として

糖尿病の合併症である糖尿病網膜症になると、白内障にもなりやすいそうです。アトピー性皮膚炎の場合はステロイド剤を長く使っていると白内障になることがあります。

(3)外からの刺激

目を強くぶつけたりこすったりすると、その刺激で水晶体が濁ることも原因の一つと考えられます。

(4)先天的なもの

生まれつき水晶体に濁りがあって、幼い頃に白内障を発症することもあります。母親が妊娠中に風疹にかかるとその可能性があります。

また強い近視は遺伝が大きく影響していますが、強い近視の人も白内障になりやすいそうです。

(5)紫外線

紫外線を受けると、そのほとんどは表面の角膜で吸収されますが、そこを通過した紫外線は水晶体まで達します。

地上に届く紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)の2種類がありますが、特にB波にはタンパク質に打撃を与える力があり、水晶体の組織を壊してしまいます。

また紫外線の他にも大気汚染物質や電磁気、放射能などは活性酸素を増やし、タンパク質が壊れることにつながります。

(6)喫煙

水晶体にはビタミンCがたくさん含まれているのだそうです。ビタミンCは強い抗酸化力を持っているので、酸化を防ぎ、目を守るためなのでしょうね。

しかし、たばこを吸うと、この大事なビタミンCが破壊され、酸化が進んで水晶体のタンパク質が破壊されます。

白内障の治療

白内障を治す方法は手術しかありません。

一度濁ってしまった水晶体を戻すことはできないので、点眼薬は進行を遅らせることはできますが、治すことはできません。

白内障の手術は、濁った水晶体を取り出し、代わりにループのついた人工の眼内レンズを入れるという方法です。

私の白内障手術

それでは私の手術の時のことをお話しします。

事前に行うこと

1週間前から自宅で点眼を始めなければいけません。朝、昼、夕、寝る時と1日に4回もしないといけなかったので、忘れっぽい私は大変でした。何回か忘れましたが・・・。

また何日か前に事前の検査をしました。目の手術、それも15分で終わる手術なので、簡単だろうと思っていましたが、血液検査、血圧、心電図などをした後に眼科で他の目の異常はないかなどいろいろな検査をしなければいけませんでした。

15分の手術と言っても、やはり手術をするということは、危険を伴うことなんだなあと実感しました。

入院

私がかかった病院では、白内障の手術は日帰りではなくて3泊4日が基本でした。長いなあと思いましたが、自分が体験してみて納得しました。

手術

入院初日に手術をしました。

手術衣に着替え、車椅子に乗せられて手術室まで連れて行かれました。体は元気なのに何で車椅子なのと思いながら手術室に向かいました。

狭い手術台に寝て、ちょっと緊張でした。局部麻酔なので、何があっているのか全て分かります。

「はい、眼球をひっくり返しますよ-。」と先生の声。「こわっ!」痛くはなくても想像しただけで緊張が走ります。「はい、目の玉だけ右に動かして。」「はい、次は斜め上」「はい、上」ずっと緊張の連続でした。

そして「はい、無事終わりましたよ-。15分きっちりでした。」

とっても長く感じられましたが、15分だったのですね。

そしてガムテープのようなもので手術をした方の左目を覆われて、車椅子で部屋に戻りました。

手術後

手術後はトイレ以外は安静にと言われていました。でも、それを忘れて階下の売店にコーヒーを買いに行こうとしたら、廊下で会った看護師さんが「どこに行かれるんですか?」と、とっても驚いた顔で聞かれるので、「ああ、勝手に動いちゃいけなかったんだ。」と、部屋に引き返しました。

夜は「とても痛くなったら我慢しないでナースコールをしてくださいね。」と言われていましたが、そこまではありませんでした。

翌朝、ガムテープみたいなのははずされ、卵を縦に二つに割ったような形の透明の眼帯に替わりました。

それから3種類の点眼をしてもらいました。点眼は一日4回、加えて飲み薬も一日4回あります。翌朝は点眼の指導があり、その後は自分でしなければいけませんでした。

手術した方の目はまだ生卵の白身がくっついているみたいな感じで、視界がぼやけています。

術後1週間は洗顔も自分での洗髪もできません。朝から温かい紙タオルが運ばれてきて、それで顔をふくだけです。だから化粧もできません。

朝食後に診察室での検査を終えると、後は何もすることがありません。

暇なので、売店のカフェスペースでのティータイムが唯一の楽しみでした。運動のために売店まで階段で行きましたが、手すりを持って、気をつけて歩きました。

夜中は目がかゆかったんでしょう。寝ている間に目を掻いたみたいで、朝起きたら眼帯がはずれていました。

こんな感じで時間が過ぎていきました。シャンプーをしていないので、だんだん頭がかゆくなり、我慢できなくなった3日目に、やっとシャンプーをしてもらえました。

そして4日目、朝から眼科で検査をし、退院へ。

夫の車で帰りましたが、その日は良く晴れた日で、化粧を全くしていない私は、紫外線防止のためにタオルを顔に掛けて帰りました。

これから白内障の手術を考えておられる方に

私の体験から言いたいのは、手術はやはり入院の方がいいということです。

日帰りができる病院もありますが、術後、自分で運転はできないし、歩くのも気をつけなければいけません。

感染や衝撃にも注意しないと、その後の回復に大きく影響します。4回の点眼もきちんとしなければいけませんし、シャンプーも自分ではできません。

洗顔もできないということは化粧もできませんから、外出もできません。若ければ拭き取りのクレンジングで済ませることもできますが、アラフォー以上がそんなことを続けたら肌が荒れてしまいます。

次に手術は夏を避けましょう。

私は初夏に手術をしてしまいましたので、退院後日焼け止めも塗ることができずに困りました。肌のことを考えたら、手術は夏を避けた方がいいと思います。

以上、少しでも参考になれば嬉しいです。

その後のことは次回書きますね。

読んでいただき、ありがとうございました。

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