先
週は、私がやっている少年少女合唱団の合宿、演奏会と続き、バタバタでした。そして、今週は遠くに住んでいる娘と孫達が帰省し、更にバタバタが続いています。
孫は3歳の女の子と2歳の男の子。
玄関に小さい靴が並んでいるのは、かわいくって本当にいいものですね。
昨日、娘が下の子に「おむつ替えましょうかね、ぼっちゃん。」と言ったら、お姉ちゃんがやって来て「ねえママ、お名前間違えてるよ。ぼっちゃんじゃなくてI君。」って言ったんだそうです。
ほんとに小さい子には癒されます。
さて、今回は白内障手術のその後、もちろん手術してよかったんですが、「ああ、人工レンズだから元通りという訳にはいかないんだな。」と実感したことをお伝えします。
白内障手術を考えておられる方はこちらも読んでおいてくださいね。
手術して回復したこと
小さい文字が見えるようになった
退院して帰宅し、鏡を見て驚きました。顔の毛穴が見えるんです。「えっ、私の顔ってこんなにひどかったの?!」入院中洗顔も出来ず、ほったらかしていたから顔が荒れていたのもあるんですけど、今までよく見えていなかったものがはっきりと見えるようになったのですね・・・。
今まで小さい字が見づらく、パソコンで小さい字を見たり、操作をするのがとても疲れていたのですが、小さい字もはっきりと見えるようになり、とても助かっています。
物がだぶって見えることがなくなった
物がだぶって見えることがなくなりました。完全にじゃないんですけど。それは右目も、手術をする程ではないけど、白内障になっているようだからです。
夕方運転していると、建物も人も二重に見えていたのが解消したので、とても安心できます。
元通りにはならないんだと実感したこと
焦点が定まる距離が決まっている
手術をする前に、「30㎝でいいですか?」と先生が言われました。「えっ?」「焦点をどこに合わせるかです。」「ああ、えーっと、ピアノを弾くんですけど・・・。それくらいかな?はい、いいです。」
急に聞かれたので、よく分からず、先生が30㎝と言われるからそれでいいのだろうと「はい」と返事をしました。
退院して普通に生活をしていて、改めて気がついたんですけど、人工レンズだから、自動でピント調節はできないんですね。今までは水晶体が自分で調節して焦点を合わせてくれていたんです。
人の体って何て精密にできているんでしょう。
ピアノを弾く時、楽譜を遠くに置いていたんですが、近くにしないと音符が見えなくなりました。
合唱の指揮をする時も、今までは譜面台を離し、私の前の小さい子の顔が隠れないように、低くしていたのですが、それでは音符が見えないので、ちょっと困っています。
今から手術をされる方は、ご自分の日常をしっかり考えて、焦点をどこに合わせるかを決めてください。手術をしたら、もう変えることはできませんから。
見える範囲が狭くなった
ピアノを弾くとき、譜面台の左から右まで楽譜を並べていましたが、それではピアノが弾けなくなりました。自分の顔より10㎝以上左や右にある楽譜はよく見えません。
顔の真っ正面に楽譜がないと、音符がはっきりと分からないのです。これにはちょっと困っていますが、弾きながらさっと次の楽譜を正面に動かすしかありません。
ピアノを弾くと言っても、伴奏だけで、独奏する訳ではないので、慣れるしかありません。
飛蚊症になった
退院して2週間程経った頃、なるべく下を見続けないように注意しながら花壇の草取りをしていました。
そしたら、左目の前に虫が飛んでいて、何度手で払っても消えないんです。それで、これは飛蚊症だと気づきました。
飛蚊症は水晶体の後ろにある硝子体が濁り、外からの光を遮って影を作ることで起こる症状です。
白内障の手術の後、眼球内に細菌が感染して飛蚊症になることもあるようですが、手術により水晶体の濁りが取れたことで、その後ろにある硝子体のもともとあった濁りが目立つようになるということもあります。
私の場合は、手術の経過は順調で問題ないと先生が言われていましたので、後者だと思います。
ですから正確には「飛蚊症になった」ではなく「飛蚊症を自覚するようになった」ということです。
人工レンズになるということをしっかり理解して手術を
「手術をすれば元のようにクリアに見えるようになる。」と期待して手術を受けましたが、私は人工レンズになるということをしっかり考えていませんでした。
だから上記のように困ったことが起きましたが、考えてみれば当然のことです。
これから白内障手術を受けようとされている方は、その点をしっかり理解し、自分はどういう見え方をしたいのかをよく考えてから手術を受けてくださいね。