佐藤厚志(さとう あつし)さんの「荒地の家族」が第168回芥川賞を受賞しました!
佐藤厚志さんは仙台市で書店員をしながら小説を書いておられます。
今回の受賞に仙台市は盛り上がっています。
今回は、佐藤厚志さんの出身高校と大学、勤務先は、経歴とプロフィールについてお伝えします。
佐藤厚志の出身高校と大学について
まず、佐藤厚志さんの出身高校と大学について調べてみました。
しかし、佐藤厚志さんの出身高校についての情報は残念ながら見つけることができませんでした。
おそらく、仙台市内の高校ではないかと思われます。
佐藤厚志さんの出身高校についての情報が分かりましたら、こちらに追記します。
また佐藤厚志さんの出身大学は東北学院大学です。
東北学院大学は宮城県仙台市にあり、仙台神学校を起源とするミッション系の私立大学です。
佐藤厚志さんは東北学院大学の文学部英文学科を卒業されました。
佐藤厚志の勤務先は?
佐藤厚志さんは書店に勤めながら小説を書いておられます。
佐藤厚志さんの勤務先は丸善仙台アエル店です。
丸善ジュンク堂のYouTubeチャンネルで、佐藤厚志さんへのインタビューが公開されています。
ぜひご覧ください。
また、佐藤厚志さんのTwitterでは、勤務先の丸善仙台アエル店にご自分の著書「荒地の家族」が入荷し、店員さんのスタイルでサインをする画像がツイートされています。
何か不思議な光景ですね!
「荒地の家族」(新潮社)
本日、仙台でも入荷しました!
店員が署名するのも奇怪です。 pic.twitter.com/eBh13udMQj— 佐藤厚志 (@satoatsushi2017) January 18, 2023
佐藤厚志の経歴とプロフィール
それでは、佐藤厚志さんの経歴とプロフィールについてお伝えします。
経歴
佐藤厚志さんは1982年2月9日、宮城県仙台市に生まれました。
佐藤厚志さんは子供の頃から本が好きでした。
そして大学時代に大江健三郎さんの「新しい文学のために」に出会ったことがきっかけで小説を書き始めました。
大学を卒業してからは、いろいろな仕事に就いたのですが、いつでも本が身近にある場所にいたいという願いから、2010年、仙台市の書店で働き始めました。
佐藤厚志さんは書店員として働きながら執筆を続け、2017年に「蛇沼」で第49回新潮新人賞を受賞し作家デビューを果たしました。
そして2022年12月、「荒地の家族」で第168回芥川賞を受賞されました。
佐藤さん、おめでとうございます!
また2023年1月22日から河北新報で「常盤団地第三号棟」が連載されます。
佐藤厚志さんは仕事が終わってから喫茶店に寄って、小説を書くのだそうです。
佐藤厚志さんは、兼業することで執筆の時間は減りますが、社会とつながり、いろいろなアイデアが湧いてきてプラスになると言っておられます。
書店員と小説家の兼業など、なかなかできないことで、すごいなあと思います。
プロフィール
佐藤厚志さんのプロフィールを以下にまとめました。
名前 佐藤厚志(さとう あつし)
生年月日 1982年2月9日
年齢 40歳
出身地 宮城県仙台市
東北学院大学文学部英文学科卒業
2017年 「蛇沼」で第49回新潮新人賞受賞
2020年 「境界の円居」で第3回仙台短編文学賞大賞受賞
2021年 「象の皮膚」で第34回三島由紀夫賞候補に
2022年12月「荒地の家族」で第168回芥川賞受賞!
「荒地の家族」について
今回、第168回芥川賞にノミネートされた「荒地の家族」とはどのような内容なのでしょうか?
以下は出版元の新潮社のサイトからの引用です。
元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、あの災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日々を過ごす。地元の友人も、くすぶった境遇には変わりない。誰もが何かを失い、元の生活には決して戻らない。仙台在住の書店員作家が描く、止むことのない渇きと痛み。
佐藤厚志さんは仙台で東日本大震災に遇いました。
佐藤さんの作品の根底には震災があります。
でも人々の営みは震災だけでなく、日々のいろいろなことが重なっています。
それでも、あれ以来、やはりそこには当然震災の記憶や風景があるのですね。
「荒地の家族」には主人公と佐藤さん自身を重ねて、被災地に生きる人々の思いが描かれています。