先月、第159回芥川賞候補が発表されました。
その中のお一人に古谷田奈月(こやた なつき)さんという作家がおられます。
古谷田奈月さんの作品にはどれも独特の世界が描かれており、今、大変注目されている作家さんです。
今回は、そんな古谷田奈月さんについて調べてみました。
古谷田奈月の経歴
それではまず、古谷田奈月さんの経歴について見ていきたいと思います。
古谷田奈月さんは1981年、千葉県我孫子市に生まれました。
現在37歳です。
小さい時は、一人で人形遊びをしながらお話を作っていました。
子どもの頃から書くことが好きで、自分は小説を書いて生きていくということが分かっていたのだそうです。
読む人もいないのに、真剣に物語を書いていました。
小学校で、将来の人生設計を書くという授業があった時、自分の将来を全く想像することができず、みんなが自然に分かることが自分にはどうして分からないのだろうと怖さを覚えたそうです。
そして古谷田奈月さんは中学2年生の時から不登校になりました。
大学を卒業してからは、派遣社員などのアルバイトをしながら執筆活動を続けていました。
2013年、「今年の贈り物」で第25回日本ファンタジーノベル大賞を受賞します。
そして同作を「星の民のクリスマス」と改題してデビューします。
古谷田奈月さんが32歳の頃ですから、大学卒業からデビューまでは随分時間が経っていますね。
2017年、「リリース」で第30回三島由紀夫賞候補に選ばれ、また第34回織田作之助賞を受賞しました。
2018年、「無限の玄」で第31回三島由紀夫賞を受賞。
そして「風下の朱」で第159回芥川龍之介賞候補に選ばれます。
昨年からは発表する作品が次々と賞を取っているんですね。
才能が開花したというところでしょうか。
最新作「望むのは」は8月20日に発売予定です。
出身大学と高校は?
次に古谷田奈月さんの出身大学と高校について見ていきます。
古谷田奈月さんの出身大学は二松学舎大学(にしょうがくしゃだいがく)です。
二松学舎大学は東京にある私立大学で、文学部と国際政治経済学部の2学部です。
この大学の出身者には第29代内閣総理大臣の犬養毅や思想家の中江兆民、作家の夏目漱石、女性解放運動家の平塚らいてうなど、びっくりするくらいのそうそうたる顔ぶれが並んでいます。
元ザ・ドリフターズの荒井注さんも二松学舎大学の出身だそうです。
古谷田奈月さんは二松学舎大学の文学部国文学科を卒業されています。
古谷田奈月さんの出身高校は日本放送協会学園高等学校(現在のNHK学園高等学校)です。
この高校は通信制の高校で、不登校などで学校に行かない子達が高校卒業資格を取得することができます。
俳優の杉田かおるさんや元SMAPの香取慎吾さんなどもこの高校の出身だそうです。
調べていてとても興味が沸いたのは、この高校の校歌が松本隆さん作詞、秦基博さん作曲ということです。
曲名は「最高のぼくら」というのだそうです。
結婚も調査!
古谷田奈月さんの結婚についても調べてみましたが、残念ながら結婚についての情報は見つけることができませんでした。
2013年にデビューされて以来、毎年作品を発表されている古谷田奈月さん。
今、作家として波に乗っている時でしょうね。
結婚はまだ考えておられないのかも知れません。
あるいは、私生活は非公開にされておられるということも考えられます。
これから益々注目を浴びる作家さんだと思いますから、そのうちにもっと情報が出てくるかも知れませんね。
新しいことが分かりましたら、こちらに追記させていただきます。
まとめ
今回は第159回芥川賞候補に選ばれた古谷田奈月さんについてお伝えしました。
古谷田奈月さんはあるインタビューで、以下のように語っておられます。
作品が形になった時の達成感はもちろんあるけれど、
常にこの先何を書こうかなという楽しみが大きくて。
それが自分にとって、一番の生きるというか原動力の中心にあります。引用元 http://www.shosetsu-maru.com/interviews/110
古谷田の書くことに対するエネルギーの強さを感じます。
第159回芥川賞の発表は7月18日(水)です。
楽しみですね。