皆さん、こまどり姉妹、ご存じですか?
私は小学生の時に、通っていた小学校の体育館であった「こまどり姉妹ショー」を観に行った覚えがあります。
あれからウン十年という月日が過ぎているんですけど、こまどり姉妹って今でも現役で活動されているんですよね。
ちょっと信じられません・・・。
一体、その原動力は何なのか?
今回は、こまどり姉妹の今現在、年齢と経歴、そして夫と子供について調べてみました。
こまどり姉妹の今現在について
私が子供の頃に、元気で歌っておられたこまどり姉妹のお二人ですが、実は今現在も現役として歌手活動をされています。
2019年には60周年を迎えられたんですよ。
驚きですね!
2014年には18年ぶりに「こまどりのラーメン渡り鳥」という新曲をリリースされました。
テレビ番組にも時々出演してブレイクされてますね。
いつかは、ステーキをもりもり召し上がっているお姿もテレビで拝見しました。
こまどり姉妹のお二人は「大食い」の噂通り、ラーメンは2杯いけるんだそうです。(笑)
また最近は占いも始められ、よく当たると評判です。
こまどり姉妹の年齢は?
そんな風にお元気なこまどり姉妹のお二人って、今何歳なんでしょう?
実は84歳(2022年3月現在)です!
ええ~っ?!
す、すごい・・・。
こまどり姉妹のお誕生日は1938年2月16日。
双子ですから、当然、二人一緒ですけど。(笑)
1938(昭和13)年って言うと、前の年に盧溝橋事件が勃発し、日中戦争が始まった頃です。
歴史で習いました・・・。
また、日本の美に反するということで、パーマ屋さんの新設が禁じられたり「ロール巻き」は自粛するように言われたりした時代です。
そんな時代にこまどり姉妹のお二人は生まれたのですね。
こまどり姉妹の経歴とプロフィール
それでは、こまどり姉妹の経歴とプロフィールをお伝えしていきましょう。
経歴
こまどり姉妹は、1938年2月16日、北海道厚岸郡厚岸町に一卵性双生児として生まれました。
芸名はお姉さんが並木栄子さん、妹さんが並木葉子さん。
本名はそれぞれ、長内栄子さんと長内敏子さんです。
父親は炭鉱労働者で、極貧の生活でした。
母親は家計を支えようと、三味線を持って近所を回りましたが、誰も聴いてくれませんでした。
それで、子供の二人が門付芸人になりました。
一家は流れ流れて帯広に行き、二人は流しを始め、当時流行っていた美空ひばりの歌を歌うようになります。
その頃ある人に言われた「東京の方が稼げるよ。」という言葉を信じ、一家は夜逃げ同然で東京に行きます。
二人が11歳、小学5年生の時でした。
こうしてこまどり姉妹の二人は食べるのがやっとの生活を続けました。
他の流しの人よりも早く行かないと稼げないからと、朝の8時頃から夜中まで、300件以上も回ったそうです。
そして、お客さんに気に入られるように、二人で笑顔の練習もしました。
だんだんと、お客さんが何を喜ぶか、何を聞きたがっているのかも分かるようになってきて、そのことは後の歌手生活にとても役に立ったそうです。
また、三味線を持たないと仕事にならないから、両親が三味線屋さんから借りてきて、それを持って三味線のお師匠さんのところへ行き、1曲だけ教えてもらいました。
こまどり姉妹の二人は1曲しか弾けないのに100曲弾ける顔をして浅草に行ったそうです。
そして、お客さんの声に合わせて即興で弾くコツを覚えたそう。
すごい!
こまどり姉妹は努力家の上に天才的な音楽の力をお持ちだったんですね。
それから儲かるようになってきました。
でも、夕方から夜中の3時くらいまで歩きっぱなしだったそう。
こまどり姉妹は現在、「あの時歩いたのが身体にはよかったのかもね。」と言っておられます。
考え方がすごくプラス思考なんですね。
二人は生活にも余裕ができて、お姉さんの栄子さんは洋服のデザイナーになるつもりで、学校にも通って一生懸命に勉強していました。
ところがそんなある日、たまたまお座敷に呼ばれて歌った時に、コロムビアの社長さんがおられて、「コロムビアにいらっしゃい。」と声をかけられたのだそうです。
妹の葉子さんは、嫌がるお姉さんを説得して二人でコロンビアに行きました。
そこで遠藤実さんに歌を聞いてもらったのが、こまどり姉妹がデビューするきっかけになりました。
遠藤実さんも若い頃に流しをされていた時期があり、こまどり姉妹のお二人にとても親密感を感じられたのでしょうね。
もちろん二人の歌が魅力的だったのが一番でしょうけど。
こうして、1959年、「浅草姉妹」でレコードデビューを果たします。
その時の芸名は「並木姉妹」で、後に一般公募で「こまどり姉妹」になりました。
デビューして売れてきても、お姉さんの栄子さんは歌手を辞める気満々でした。
でも33歳の時に葉子さんが癌になり、「一生歌えない。」と医師に言われた頃、今まで余り出なかった栄子さんの声が出だして、積極的に妹の葉子さんを支えるようになりました。
それからはずーっと、明るくお二人で頑張っておられます。
まあ、凄い人生!
こまどり姉妹は歌手としてだけでなく、映画にも18本くらい出演されていて、主演を務められているのも5本くらいあります。
2009年にはドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」が公開され、話題を呼びました。
2014年にはデビュー55周年を記念してアルバム「こまどり物語」が復刻され、また18年ぶりに新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」がリリースされました。
そして、2019年にデビュー60周年を迎えられました。
本当にこまどり姉妹は波瀾万丈の人生を歩んで来られたんですね。
プロフィール
以下に、こまどり姉妹のプロフィールをまとめました。
生年月日 1938年2月16日
年齢 84歳(2022年3月現在)
出身地 北海道厚岸郡厚岸町
本名 姉、長内栄子 妹、長内敏子
1951年 両親と上京
1959年 遠藤実氏に師事し、本格的に歌のレッスンを受ける。
同年 日本コロムビアより「浅草姉妹」でデビュー。
1961年 「ソーラン渡り鳥」発売。
同年 NHK紅白歌合戦初出場。(この年より7年連続出場)
1965年 「恋に拍手を」発売。
1984年 15年ぶりに「浪花節だよ人生は」を発売。
2008年 第50回日本レコード大賞功労賞受賞。
2009年 ドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」公開。
こまどり姉妹の夫と子供について
そんな風に、二人でずっとがんばって来られましたが、お二人には夫や子供さんはおられないのでしょうか?
実はお二人とも夫はおられませんが、お姉さんの栄子さんには子供さんがいらっしゃいます。
2015年から度々出演されている「爆報! THE フライデー」で、このことを告白されました。
妹の葉子さんが絨毛がんで余命1か月の宣告を受けた時、後に残る姉の栄子さんのことを思い、「もし好きな人がいるなら、結婚する前に子供を産んでね。」と伝えたそうです。
当時、姉の栄子さんには付き合っている男性がいたので、栄子さんは葉子さんの言葉通りに子供を作りました。
その男性は栄子さんに結婚しようと言われたのですが、栄子さんは葉子さんの病気のために貯金を使い果たし、さらに借金も抱えていたので、とても結婚などすることはできないと思われたようです。
それで、栄子さんは未婚の母として子供さんを育てました。
子供さんは女の子で、もう現在は40代になっておられます。
「爆報! THE フライデー」では娘さんの写真も公開されましたが、栄子さん似のお綺麗な方でした。
残念なことに、栄子さんのお相手で、娘さんの父親に当たる方は既にお亡くなりになっているそうです。
まとめ
今回は、2019年にデビュー60周年を迎えられたこまどり姉妹の今現在と年齢や経歴そして夫と子供についてお伝えしました。
波瀾万丈の日々を歩み、それでも明るくたくましく生き抜いて来られたこまどり姉妹。
葉子さんはこんな風に語っておられます。
本当に素晴らしいですね!
とにかく、今日を大事に生きるということよね。今日楽しく、幸せだと思って生きれば、明日は絶対いい日が迎えられるって、ちっちゃい時からの思いですけどね。今日嫌なことがあって、辛いことがあっても、忘れる術を覚えたんです。嫌なこと全部今日でおしまい。明日は明日の新しい日を迎えようって。
引用元 https://www.kayou-center.jp/20151/5