皆さん、サラダチキン、お好きですか?
コンビニの棚にたくさんの種類が並んでいますね。
そのまま食べても美味しいし、いろんなお料理に簡単にアレンジできて本当に便利です。
高たんぱくで低カロリーのサラダチキンは、健康的でダイエットにも効果的ということで大人気です。
このサラダチキンの生みの親は、岩手にある「アマタケ」という会社なんです。
アマタケは7年前の東日本大震災で甚大な被害を受けました。
でも、社長の甘竹秀企(あまたけ ひでき)さんの英断と実行力で会社は救われ、益々発展しています。
そして私たちに美味しくて安全なサラダチキンを提供してくれているんですよ。
今、甘竹社長の経営手腕と「ひと手間かけよう」という誠実な商品開発スタイルに注目が集まっています。
今回はこの甘竹秀企さんの経歴やプロフィールなどについてお伝えしていきます。
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甘竹秀企の経歴とプロフィール!
ではまず、甘竹秀企さんの経歴やプロフィールについてです。
甘竹秀企さんは1966年、岩手県大船渡市に生まれました。
現在は51歳か52歳です。
1989年に大学を卒業すると自動車メーカーに就職します。
しかしその2年後にはUSアマタケに入社し、即、副社長に就任します。
多分、1964(昭和32)年に現在のアマタケの前身である甘竹飼料店を創業した先代の社長は甘竹秀企さんのお父さんなんでしょうね。
それで、甘竹秀企さんは、後を継ぐことに決まっていたのだろうと思われます。
1998年 株式会社アマタケ取締役に就任。
翌年には、すべての鶏を抗生物質、合成抗菌剤を一切使わずに育てることに成功します。
2001年 専務取締役に就任。
その年に「サラダチキン」という商品名での販売が始まります。
そして2004年に代表取締役社長に就任します。
社長に就任すると、南部どりをより美味しくよりヘルシーにリニューアルしたり、モスバーガーとの提携を進めたりなど、次々に新しい改革を進めました。
2010年には、環境に配慮したCO2排出削減事業が政府の国内クレジット認証委員会で承認されます。
そうやって着実に会社を発展させていた2011年3月11日、東日本大震災が岩手の工場を襲います。
この震災により、20名の社員がなくなってしまったのだそうです。
しかし、助かった社員たちは工場に集まってきて、スコップで懸命に泥水をかき出しました。
自分の仕事に誇りを持ち、会社を愛する社員さん達だったのですね。
それを見た甘竹秀企社長は、復興を決心します。
そして何と、震災の2日後、3月15日に全社員に向けて「復興計画」を発表しました。
皆驚いたことでしょうね。
しかも、修復ではなく、0から新しい工場を作ると宣言します。
そして「ヒナ鳥が出荷できる7月までに。」の言葉の通り、7月1日に工場再開を果たしました。
この甘竹社長の英断は、その後いろいろなところで大変高く評価されます。
同じ時期、化粧品の事業も開始しました。
2014年にはサラダチキンの「ハーブチキン」が5年連続モンドセレクション金賞を受賞します。
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そして、2016年、新しいスローガン「ひと手間カンパニー。アマタケ」が発動しました。
2017年12月には、甘竹秀企社長の思いが詰まった「ひと手間カンパニー。――岩手の端っこで“南部どり”を育て続ける会社のはなし」という本が出版されました。
アマタケの創業時のこと、抗生物質や合成抗菌剤を使わない飼育の歴史、東日本大震災からの復興への道のりと甘竹社長の考え方などを知ることができます。
以上、甘竹秀企社長の経歴とプロフィールでした。
出身大学と高校は?
甘竹秀企社長の出身大学は慶應義塾大学で、学部は法学部です。
アマタケを継ぐと決まっていたのに、経済学部や商学部ではなく、法学部で学ばれるなんて、勉強がお好きな方だったのでしょうね。
もしかしたら、大学入学当時は将来の夢が別にあって、後にアマタケを継ぐことになったのかも知れません。
高校については残念ながら、情報を見つけることができませんでした。
出身地である岩手県大船渡市には県立の大船渡高校と大船渡東高校があります。
また岩手県内には盛岡第一高校や盛岡中央高校などの進学校がありますので、そちらに行かれた可能性も考えられます。
年収もチェック!
アマタケのホームページによると、平成29年3月期における年商は100億円とあります。
あまりに大きな桁なので、私には全く想像がつきません・・・。
また、従業員数は平成29年6月現在で480名とありました。
労務行政研究所が2014年に調査した結果によると、従業員が300~999人の会社社長の平均年収は4,043万円でした。
それで、甘竹社長の年収も3,000~4,000万円くらいかなと予想してみましたが、公表されていないので確かなことは分かりません。
羨ましいと思われるかも知れませんが、社長さんには失業保険や有給休暇などは適用されないそうです。
それに会社が厳しくなったら、一番リスクを負わないといけないので、楽な仕事ではありませんね。
加えて、甘竹社長は社員やその家族をとても大切にしておられるようなので、自分だけ儲けようとはされない方だと思います。
結婚と妻と子供について
甘竹秀企社長のプライベートについても、情報を見つけることはできませんでした。
ただ現在の常務取締役に甘竹信吾さんという方がおられます。
この方が甘竹社長の子供さんではないかと思われます。
とすると、ご結婚されているということになりますね。
まとめ
甘竹秀企社長は東日本大震災で大きな被害を受けた時、「ピンチはチャンス」と思われたそうです。
「生産できない期間は、今までの反省をして、会社を改革できるチャンスだ。」と。
すばらしいプラス思考の方ですね。
そして俊敏な行動力は会社を救い、社員とその家族を守りました。
今、アマタケの社員さん達は、社長の「ひと手間かけようよ。」のスローガンのもと、それぞれに自分のできるひと手間を考え、実行しておられます。
例えば、1羽1羽に目を向けた飼育管理だったり、細部に気を配った安全な飼料作りだったり、社員が健康に過ごすための体や心のケアだったり。
それはそのまま、消費者の健康と安全につながるものです。
そんなアマタケのサラダチキン、これからも安心していただけますね。