第162回直木賞に選ばれた川越宗一(かわごえ そういち)さんの「熱源」が、2020年本屋大賞にもノミネートされました!
私も「熱源」を読んで、その世界に吸い込まれてしまいました。
「熱源」、すごい作品です。
直木賞にふさわしい作品だし、刊行以来、書店員さん達が熱くすすめておられたので、本屋大賞ノミネートも当然だと思います。
2冠達成の期待がかかりますね。
そんな素晴らしい作品を書かれた川越宗一さんって少し前まで、あのニッセンの社員をしておられたという異色の経歴の持ち主なんですよ。
川越宗一さんとは一体どんな方なのでしょうか?
今回は、直木賞候補に選ばれた川越宗一さんの妻と子供、経歴とプロフィールそして出身大学と高校についてお伝えします。
受賞作「熱源」のあらすじや内容についてはこちらをご覧ください。
また、昨年、一昨年の本屋大賞受賞作家については、こちらをご覧ください。
川越宗一の妻と子供について
まず、川越宗一さんの妻と子供について見ておきたいと思います。
川越宗一さんは結婚されていて、妻がおられます。
2015年に妻と北海道旅行に行かれますが、そこで白老町のアイヌ民族博物館に立ち寄られます。
そして、そこで知ったアイヌの歴史に心奪われます。
それが、今回、直木賞の候補作になった「熱源」が生み出されるもとになりました。
その時の北海道旅行がなければ、この本はなかったのですね。
アイヌの歴史と文化を伝承している大学生、関根摩耶さんについてはこちらをご覧ください。
実は、この北海道旅行は妻からのリクエストで実現したということですので、川越宗一さんは心から妻に感謝しておられることでしょう。
川越宗一さんの子供さんについては、調べましたが情報を見つけることはできませんでした。
でも北海道旅行の2年ほど前には家族で沖縄旅行をされたそうです。
「家族」ということは子供さんがおられるのではないかと思います。
もし、川越宗一さんが直木賞を受賞されて大きな話題になったら、テレビなどで紹介されるかも知れませんね。
子供さんに関する情報が分かりましたら、こちらに追記させていただきたいと思います。
川越宗一の経歴とプロフィール
それでは川越宗一さんの経歴とプロフィールについてお伝えします。
経歴
川越宗一さんは1978年、大阪府に生まれました。
川越宗一さんは子供の頃から歴史が好きで、歴史学者になりたいと思っていたそうです。
それで大学も史学科に進学するのですが、真面目に授業に出なくなり中退してしまいます。
それからバンド活動を始めます。
バンドではエレキベースを担当していました。
ある方のブログの中では川越さんはコミックバンドをしていたと書いてありました。
どんな感じのバンドだったのでしょうね。
川越宗一さんはファッション通販のニッセンに就職しました。
でも最初はパートだったそうです。
その時ニッセンの社長をしておられた佐村信哉さんによると、川越宗一さんは「仕事ができるという印象ではなかった」そうです。(笑)
しかし川越宗一さんは、ニッセン公式ツイッターのキャラクターとして情報発信をする担当になってから、ニッセンのツイッターはどんどん人気が上がってきました。
「ニッセンのスミス」という川越さん演じるキャラクターは軽妙な語り口で商品の紹介やお客さんの質問への回答をされていました。時々、その日のご自分の出来事などを織り交ぜながら。
私もちょっと見たんですけど、楽しくてついついずっと読みたくなりました。
ここに既に、川越宗一さんの文才を見ることができますね。
そして川越宗一さんはめでたくニッセンの正社員になられます。
でも、2018年10月12日にニッセンのツイッター担当を降りられました。
川越宗一さんは、現役のニッセンの社員の時に「天地に燦たり」を書かれ、松本清張賞を受賞されました。
その時は、小説を書こうと思って書かれた訳ではなく、以前首里城を訪れた時に浮かんできた物語が頭から離れずに、執筆を始められたのだそうです。
川越宗一さんって何て感性の豊かな方でしょうか。
小説の勉強をしたこともなく、ただ書きたくて書いた作品で松本清張賞になるなんて、天分の才能としか思えませんね。
その後、川越宗一さんは約10年間の会社勤めに終止符を打ち、プロの小説家になられました。
そして「熱源」で第162回直木賞を受賞されました!
2020年1月、本屋大賞にもノミネートされます。
本当にすごい方です。
そんな川越宗一さんの趣味は焼き肉を食べに行くことだそうです。
写真を拝見するとかっこいい紳士風で、その作品も本当に深い内容のものなんですけど、川越宗一さんのツイッターはライトな乗りで楽しく読めます。
川越宗一さんはツイッターの中で、ご自分のことを「ヤキニク・タヴェタイネン」と名乗っておられます。(笑)
現在は京都府在住です。
プロフィール
それでは川越宗一さんのプロフィールをまとめておきます。
名前 川越宗一(かわごえ そういち)
年齢 42歳
出身地 大阪府
出身大学 龍谷大学文学部史学科中退
2018年、「天地に燦たり」で第25回松本清張賞受賞。
2019年、「熱源」で第10回山田風太郎賞候補に。
同年、「熱源」で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞に。
同年、「熱源」で第162回直木賞候補に。
同年、「熱源」で第22回大藪春彦賞候補に。
2020年1月15日、「熱源」で第162回直木賞を受賞。
同年2月、「熱源」が2020年本屋大賞にノミネートされる。
川越宗一の出身大学と高校について
最後に川越宗一さんの出身大学と高校について見ておきたいと思います。
川越宗一さんの出身大学は龍谷大学です。
龍谷大学は京都市伏見にある私立大学で、1639(寛永16)年に西本願寺派僧侶の学寮を起源とする古い歴史を持っています。
川越宗一さんは龍谷大学文学部史学科で学ばれましたが、中退をされました。
中退の理由は上述しているように、バンド活動をして授業に出なくなったためだそうです。
それから、自分が大学で学びたかったことと現実とのギャップに授業に出るのをやめたとも言われています。
川越宗一さんの出身高校については、残念ながら情報を見つけることができませんでした。
川越さんは大阪府出身なので、高校は大阪府内だったのではないかと思いますが、もし出身高校が分かりましたら、こちらに追記させていただきたいと思います。
まとめ
今回は、第162回直木賞にノミネートされた川越宗一さんの妻と子供、経歴とプロフィールそして出身大学と高校についてお伝えしました。
川越宗一さんってほんとにすごい方ですね。
しっかりした検証と深い感性によって創られた川越宗一さんの歴史小説は、読む者に歴史を伝えるだけでなく、今を生きる自分の生き方を考えさせてくれます。
川越宗一さんもこう語っておられます。
しばらくは歴史小説を書いていきたいと思っていますが、一番関心が向いているのは「今」です。「今」というものを、「今」につながっている過去からの視点で見られたらと思っています。
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川越宗一さん、直木賞受賞に続き、本屋大賞ノミネートおめでとうございます!
本屋大賞の発表は4月7日(火)です。
2冠を期待したいですね。