一昨日と昨日は、ある女性のグループで南阿蘇に一泊旅行に行ってきました。
参加したのは50代から80代の女性、10名余り。
はっきり言って”おばあちゃんズ”ですが、まあ、みんな元気、元気!
みんな、自分のことを”娘”と勘違いしています。(笑)
そんな勘違いおばあちゃんズの旅は自由で、とーっても楽しかった!
特に、後藤農園でのバラ園見学とフラワーアレンジメント体験は、私にとって、最高の思い出になりました。
今回は熊本・南阿蘇の後藤農園のバラ園とアレンジメント体験そして自然薯についてもお伝えします。
後藤農園について
後藤農園は熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあります。
後藤農園は、若いご夫婦が経営されていて、バラの栽培と販売を行っておられます。
バラの咲く時期にはバラ園見学やアレンジメント体験もできます。
また、自然薯も作っておられます。
後藤農園は1959年に開園しましたが、息子さんの代になって、バラの栽培を始めたのだそうです。
息子さんは農業大学に行った後にサンフランシスコに留学し、そこでバラの魅力に出会われました。
そしてバラ栽培をやろうと決心されたのだそう。
1992年、バラの栽培を始め、2003年から14種類のバラを育てるようになりました。
現在はインターネットからの花束の販売もされています。
後藤農園のバラ園がすごい!
後藤農園のバラ園に行きました。
「後藤農園」という看板から入ったところにある建物から、さらに下の方に降りていきました。
うわあ、凄く流れの速い小川があります。冷たそう。
バラ園の周りはこんな風景です。
この日、向こうに見える阿蘇は噴煙で曇っていました。
さあ、着きました。
すごーく大きな温室です。
中にはいると、もう、すごい!
ここは観光のためのバラ園ではなく、実際に栽培をしている温室です。
実は私、2週間ほど前に、別のバラ園に行ったのですが、後藤農園のバラ園はそことは違う感動を覚えました。
広ーい温室内のバラをご夫婦が大切に大切に育てておられるんです。
後藤農園のバラはまっすぐ、凜としていて、誇らしげに咲いていました。
そこには14種類のバラが栽培されていました。
後藤農園では、花の輪が大きくて茎がまっすぐ60cm以上伸びている一級品だけを栽培しておられるのだそうです。
バラは美しいですけど、虫や病気に弱く、太陽の光や水が十分でないときれいな花を咲かせることができません。
また暑さにも弱い植物です。
しかし、南阿蘇は夏でも涼しく、朝と昼の気温差が大きく、そして豊かな水に恵まれているので、バラが育つには最適の環境なのだそうです。
それにしても、こんなに広い園内のバラをお世話するのは、さぞ大変なことでしょう。
バラは1本1本、虫が付いてないか、毎日、見ないといけないでしょう?
そうですね。朝、花切りをする時に見ます。
全部見るのに、どのくらい時間がかかるんですか?
一人だと1時間半くらいですね。
そうかあ。
毎日毎日、1本1本のバラに愛情を注ぎながら、見て回られるんですね。
地面には十分な水を行き渡らせるためにホースが張り巡らされていました。
すべて感心しながら見学していたら、何か上がパーッと明るくなったような気がしました。
うわあ!
屋根のビニールが巻かれていって空が広がりました。
何と、園内の温度が上がると、自動で屋根のビニールが巻かれる仕組みなのだそうです。
びっくり!
美しいバラたちと素敵な香り、そして優しいご主人の説明に大満足して、バラ園を後にした私達でした。
後藤農園のフラワーアレンジメント体験
後藤農園のバラ園見学体験ツアーではフラワーアレンジメント体験もすることができます。
最初に到着したところの建物の中でありました。
人数分のバラとユーカリや小花、そして花を生けるボックスが用意されていました。
こちらでは奥さんがアレンジメントのやり方を指導してくださいました。
まず、好きな色のバラを切り、オアシスに差していきます。
最終的にはバラの間にユーカリの葉や小花を差して、オアシスが見えないようにします。
さあ、私達も作業開始。
みんな少女に戻ったような気持ちになり、ルンルン生き生きと作業を始めました。
楽しい~!
そして自分の作品が出来上がりました。
これが私の作品。
素敵でしょ?
私ってなかなかセンスいいですよね。
それが、みんな自分の作品が一番って思い込んでいました。(笑)
同じ材料を使っても、ほんとにその人の個性が出るのに驚きました。。
これはMさんの作品。
おー、Mさんらしい。
これはSさん。
こちらはなかなか個性的。
伸び伸びしてますね。
こんな作品も。
あらあ、自分のが一番って思ってたけど、どれも素敵!
「みんな違ってみんないい。」
思わず、何人かの口から金子みすずのこの言葉が♡
後藤農園でのフラワーアレンジメント体験は本当に幸せな時間でした。
この後藤農園でのバラ園体験見学ツアーが、ふるさと納税の返礼品となっているそうです。
いいですよね。
自分で使ってもいいし、誰かにプレゼントしても喜ばれますね。
後藤農園の自然薯も紹介!
実は、後藤農園では自然薯も作っておられます。
バラと自然薯、全然結びつきませんが、きれいな空気と水が必要なところは共通しています。
きれいな空気と水が豊富な阿蘇だから、栄養豊富な自然薯が育ちます。
後藤農園の自然薯は粘りが強く、モチモチの食感が楽しめます。
自然薯は疲労回復や滋養強壮に優れた効果を発揮します。
また自然薯の植物繊維は普通の長芋の約2倍なのだそうです。
後藤農園の自然薯もふるさと納税の返礼品となっています。
お歳暮にも最高ですね。
発送時期は11月中旬から2月末までだそうです。
後藤農園へのアクセスと開園時期
最後に、後藤農園へのアクセスと開園時期をお伝えしておきます。
2016年の熊本地震以来、国道57号線から南阿蘇村へのルートが閉ざされていましたが、現在は復旧しています。
熊本インターから約35分で南阿蘇に入ることができます。
しかし、まだまだ復旧工事があっている最中ですので、交通案内板などに注意して行かれてください。
後藤農園は、南阿蘇久木野温泉「四季の森」から約800m先を左に入ってください。
バラ園の開園時期は4月下旬から11月上旬までです。
花束の注文も同じ期間になります。
開園時間は8時から17時までです。
詳しくは後藤農園のホームページをご覧ください。
まとめ
今回は、私が行った後藤農園のバラ園見学とフラワーアレンジメント体験、そして自然薯についてお伝えしました。
後藤農園での体験は本当に素晴らしかった!
貴重な思い出になりました。
後藤農園の素敵なご夫妻、本当にありがとうございました。
今年はもう時期が終わりますので、来年、熊本においでの際はぜひ行かれてみてくださいね。