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二チニチソウは多年草なのか?花壇での間隔や育て方も解説!

ガーデニング
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4月になり、園芸店やホームセンターなどは初夏から秋まで楽しめる花苗で売り場が賑わっていますね。

中でもニチニチソウは白や赤、ピンク、紫など、いろいろな花色を楽しむことができますね。

可憐で可愛らしいニチニチソウを花壇に植えて楽しみませんか?

でも、ニチニチソウって多年草なのでしょうか?

今回は、ニチニチソウは多年草なのか、また花壇での間隔や育て方についてお伝えしていきます。

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二チニチソウについて

ニチニチソウは亜熱帯気候のマダガスカルなどが原産の植物です。

原産が亜熱帯地域なので暑さには強いのですが、耐寒性がなく、気温が13度以下になると枯れてしまいます。

また、ニチニチソウはキョウチクトウ科の植物です。

キョウチクトウって、よく高速道路の中央分離帯に植えてあるのを見かけますよね。

あのキョウチクトウと同じ仲間?

キョウチクトウは高木から草本(木にならない植物)まで範囲が広いそうです。

ニチニチソウはキョウチクトウ科の中の草本(木にならない植物)になります。

ニチニチソウの開花期は5月から10月頃までなので長くお花を楽しめます。

ニチニチソウって5弁の花びらのように見えますが、花の根元を辿ってみると根元は筒状になっています。

ニチニチソウの花は、筒状の根元から先で大きく5弁の花びらに分かれていて花の寿命は3日~5日です。

落ちた花びらが可愛い形のままポタッて落ちているのを見かけますよね。

ニチニチソウは品種改良でフリンジ咲きなど種類も豊富になってきているので、いろんな種類を植えて楽しむことができるお花です。

ニチニチソウの花言葉は一般的に「楽しい思い出」「生涯の友情」です。

ニチニチソウは花の色によって花言葉も変わるようですよ。

ペチュニアも花色によって花言葉が変わるので調べるのも楽しいかも。

ニチニチソウが日本に伝わったのは江戸時代だそうです。

名前の由来は、その名の通り毎日のように絶えることなくお花を咲かせるからニチニチソウ。

色鮮やかなことから花魁草(オイラン草)と呼ばれたこともあったようです。

江戸時代から親しみのあるお花だったんですね。

またニチニチソウには、ビンクリスチンとビンブラスチンという抗がん剤治療に使われる成分が入っています。

誤って食べてしまうと痙攣・筋肉麻痺・心機能障害を起こす可能性もあります。

可愛い花なのに、そんな成分が含まれているなんて驚きですね。



二チニチソウは多年草なの?

ニチニチソウは基本的には多年草と言われていますが、日本での植物の扱いとしては1年草とされています。

ニチニチソウは亜熱帯原産の植物なので暑さには強いですが、日本の寒い冬を越すのが難しいためです。

花壇のニチニチソウが秋になり枯れたと思っていたら、翌年に花壇周辺からニチニチソウがひょっこり出てきた~なんてお得な感じがしたのは、本来は多年草だったからなんですね。



二チニチソウの植え方と花壇での間隔

ニチニチソウを花壇に植えるには適した土を作ります。

日当たりが良くて、なおかつ水はけの良い花壇に植えましょう。

土の配合は、赤玉土中粒5に対して腐葉土は3、ピートモスが2の割合です。

ピートモスを使わない場合は赤玉土小粒6に対して腐葉土が4の割合が適しています。

ニチニチソウは根が太く、枝分かれをせずに真っ直ぐ下に根を下ろす直根性の植物です。

太い根っこですが傷がつくと再生しにくいので、ちょっと折れただけでも全体が傷み、枯れてしまうことがあります。

それで、ニチニチソウを植え付ける時にはポットからそのまま丁寧に出して扱って下さい。

花壇に植え付ける時に根っこをほぐしたりするのは禁物です。

壊れ物を扱うようにそっと植えましょう。

ニチニチソウは一旦植え付けると移植には向かないので、植え替えなくていい所に植えましょう。

また、花苗は約20㎝~30㎝位の間隔を空けて植え付けましょう。

ジメジメを嫌うので土は少し盛り上げた状態で植え付けて下さい。

そうすることで雨に打たれても水が溜まらないし、水はけもよくなります。

植える深さはポットから出した苗の表面が現れるくらいです。

二チニチソウの育て方

ニチニチソウを長く楽しむためには何に気を付けて育てればいいのでしょうか?

ニチニチソウに付く害虫や植物の病気なども気になりますね。

ニチニチソウの育て方のポイントは以下の4点です。

●土の表面が乾いたらしっかり水やりをする。
●花殻は丁寧に取り除く。
●剪定(切り戻し)をする。
●立ち枯れ病に注意する。

土の表面が乾いたらしっかり水やりをする

ニチニチソウは湿気を嫌い乾燥や暑さには強いお花です。

水やりは花壇の表面が乾いてからしっかりと行いましょう。

水を与えすぎて常に土の表面が濡れている状態はニチニチソウを弱らせてしまいます。

花殻は丁寧に取り除く

ニチニチソウは花が終わると自然に落ちてしまいます。

それで花殻摘みはしなくてよいのですが、花を落ちたままにしておくと雨水にあたって菌が繁殖し、花殻の付いた葉や土まで腐らせてしまいます。

元気なニチニチソウに育てるためには丁寧に花殻を取り除きましょう。

剪定(切り戻し)をする

ニチニチソウは生長してくると全体の茎が伸びてきます。

夏ごろまで時々剪定(切り戻し)をして下さい。

剪定(切り戻し)の位置は葉っぱのすぐ上(脇芽の上)です。

茎が伸びると1本の茎に脇芽が出始めます。

茎が二又になっていたら、剪定したい茎の分かれ際の上で落として下さい。

たくさん花を付けていても思い切って剪定しましょう。

夏場は全体の半分くらい切り戻しても大丈夫です。

1本の茎に葉っぱを数枚残した切り戻し(剪定)が上手くいきます。

立ち枯れ病に注意する

ニチニチソウは害虫にまあまあ強くて手間のかからない花ですが、アブラムシには気を付けましょう。

また「立ち枯れ病」と言って、土の中にいる菌にやられ突然枯れてしまうことがあります。

立ち枯れ病のニチニチソウをそのまま花壇に残しておくと元気なニチニチソウまで感染して枯らしてしまうことに。

ニチニチソウが立ち枯れ病になってしまったら直ぐに花壇から抜いてしまいましょう。

立ち枯れ病の原因になる菌は梅雨時や土が湿った状態で発生しやすくなります。

花壇の水やりは表面の土が乾いてからしっかりとを心掛けて下さいね。

そっと植える、株間を十分に空ける、花殻をこまめに取り除くなどの注意点を守って、楽しく初夏のガーデニングにチャレンジして下さいね!



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