新型コロナの感染拡大の影響で、誰もが不安と恐れの中で生活しています。
2020年、こんな日々が来るなんて思いもしませんでしたね・・・。
私も何ともないと思いながらも、つい肩に力が入っている自分に気づきます。
やはり無意識に強いストレスを抱えているのでしょうね。
今、こんな時代に、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが注目されています。
オキシトシンの分泌を増やすことで、私達の受けているストレスを和らげることができるのです。
今回はオキシトンを簡単に増やすにはどうしたらいいか、そして一人でもできる方法についてお伝えします。
オキシトシンとは?
オキシトシンは、脳内ホルモンの一種で、「幸せホルモン」とか「愛情ホルモン」などと言われます。
脳の視床下部というところで作られ、出産の時に子宮収縮や母乳の分泌を促す働きを持っています。
そのオキシトシンは、最近の研究で、ストレスを和らげる効果があることが分かってきました。
オキシトシンは、気持ちを安定させる働きのあるセロトニンややる気を起こさせるドーパミンの分泌も促すので、オキシトシンの分泌を増やせば、幸せ感が増してストレスが緩和でき、不安な気持ちが減っていくのです。
オキシトシンを簡単に増やすには?
こんなにありがたいホルモン、オキシトシンの分泌を増やして、この大変な時期を乗り切りたいですよね。
このオキシトシンは簡単に増やすことができるのでしょうか?
答えは「はい!」です。
オキシトシンは以下のようなことで増やすことができます。
互いに見つめ合う。
家族団らんの時を持つ。
おしゃべりをする。
一緒に食事やお茶会をする。
プレゼントしたり料理を作ったりして誰かを喜ばせる。
触れ合うというのは、握手、手を握る、肩を叩く、抱擁するなどいろいろ含まれています。
それから誰かを喜ばせようとしたり、感謝を伝えようとすることもオキシトシンを簡単に増やす方法です。
人ってやはり、一人では生きられない。
誰か大切な人がいることによって幸せになるんですよね。
一人でもできるオキシトシンを増やす方法
でも、新型コロナの感染拡大が心配される今、私達は友達と会うことも難しい状況です。
一人暮らしをしている人は、一日中、誰とも会話もすることなく過ごしているかも知れませんね。
また入院している人は、誰もお見舞いに来ることができず、孤独の中におられることでしょう。
近くに誰もいない、一人の時でもオキシトシンを増やす方法があります。
それは以下のようなことです。
感情を表現する。
人に感謝する。
人のことを考える。
入浴する。
ツボ押しをする。
本を読んで感動する、あるいはテレビドラマを観て涙を流す、こういう体験はオキシトシンの分泌を増やします。
そして、その感動を少し大げさに表現しましょう。
誰もいなかったら恥ずかしがることもないですよね。
また、せっかく一人で考える時間が与えられているので、自分がしてもらって嬉しかったことを思い返し、感謝の気持ちを膨らませましょう。
そうするとオキシトシンが分泌されて、幸せな気持ちに満たされるでしょう。
また入浴は体も心もほっとリラックスしますよね。
その心地よい刺激が脳に伝わり、オキシトシンが分泌されるのです。
それからツボ押しもオキシトシンを増やすのに有効です。
親指と人差し指の間の付け根にあるツボ、合谷(ごうこく)は万能ツボ”と呼ばれますが、そこを刺激することでオキシトシンの分泌は増えることが分かっています。
それ以外に、サプリやアロマオイルなどの方法もありますが、まずは感動したり気持ちを表現したり、誰かを思ったり、そういう時間を増やすように心がけましょう。