皆
さん、河原尚子(かわはら しょうこ)さんと言われる器デザイナーをご存じですか?
河原尚子さんは京都で300年以上続く老舗窯元の娘でありながら、家を出て、独自のブランド「SIONE」を立ち上げ、「読む器」というコンセプトのもと、素敵な器と時間を提供しておられる方です。
この河原尚子さんのことを調べたら、この方がとても丁寧な生き方をされている女性だということが分かりました。
今回は器デザイナー、河原尚子さんを取り上げます。
河原尚子のプロフィールと経歴について!
まず、河原尚子さんのプロフィールと経歴について見ていきたいと思います。
河原尚子さんのブログでは、プロフィールは以下のように書かれています。
京都出身。6代続く窯元「真葛焼」に生まれる。
2003年より佐賀有田での約2年間の修行を経て、陶板画作家として活動を開始。
その後、ウェブデザイン事務所に勤務。グラフィックデザイナーとして平面の構成、イラスト制作などの実務を通して、使う人の事を考慮したモノヅクリを学ぶ。
その経験を元に、2009年10月、Springshow Co. Ltd.を設立。同年、陶磁器ブランド「sione(シオネ)」を発表。陶板画制作、陶磁器デザイン、プロデュースを通して器から始まる現代に添ったもてなしの文化を提案している。引用元 https://ameblo.jp/springshow/
河原尚子さんは1980年、約350年続く京都の窯元「「真葛(まくず)焼」に生まれました。
現在38歳です。
河原尚子さんには2歳上の兄がおられるし、親戚も皆、焼き物をしていたので、河原尚子さんは父親に「陶芸だけはするな。」と言われて育ったのだそうです。
しかし、短大卒業を目前にして進路に悩んでいた頃、友達のお父さんの言葉をきっかけに、自分も焼き物を仕事にしようと決心します。
短大卒業後、京都府立陶工高等技術専門校や京都市工業試験場で陶芸の基礎を学びます。
その後、佐賀に行き、武雄市の陶版画家、草場一壽氏のもとで2年間の修行を積みます。
河原尚子さんはこの方の作品に魅了され、「自分の先生はこの人しかいない!」と思ったのだそうです。
2005年、京都に戻った河原尚子さんはご自身の工房「SpringShow Studio」で陶板画作家としての活動をしながら、デザイン力や技術を身につけるためにWebデザイン会社に就職します。
そして2009年にSpringshowという会社を設立し、ブランド「SIONE」を立ち上げます。
「SIONE」で作る器は京都で企画したものを佐賀の職人さんが制作。そして京都の職人が絵付けをするという工程をたどります。
そのこだわりがすごいですね。
今は陶器以外に友禅やお茶などの伝統工芸にも関わっておられます。
「SIONE」のコンセプトは「読む器」だそうです。
うーん、ちょっと難しいですね・・・。
一つひとつに込められた物語を感じ、非日常の時間を味わって欲しいということだそうです。
SIONEの器はオンラインショップでも購入できます。
またSIONE京都銀閣寺本店ではお店の隣りにカフェもあります。
中庭を眺めながら、SIONEの器で厳選したお茶とお菓子が味わえます。
素敵ですねえ。
京都に行った時にはぜひ足を運びたいものです。
それから、河原尚子さんの趣味は写真撮影と映画鑑賞だそうです。
結婚と子供は?
河原尚子さんは結婚されていて、2人の女の子供さんがおられます。
夫は河原司さんと言われる方で、滋賀県立大学院で環境科学を学ばれました。
大学院まで進まれるなんて、優秀な方なのですね。
夫の司さんは、建築設計やデザイン、映像、写真、景観修復、執筆活動など幅広く活動なさっています。
河原尚子さんの1人目の子供さんは2014年7月7日に誕生しました。
現在4歳になられますね。
お名前はむぎちゃんです。
2人目の子供さんは、まだ1歳になるかならないかくらいですね。
お名前は糸ちゃんです。
河原尚子さんは2人の子供を育てながら、ご自分のポリシーを持って、丁寧に仕事をされています。
ブランド「SIONE」も、河原尚子さんにとっては、自分の子供のように大切な存在のようです。
また河原尚子さんの父親は宮川香齋さんで真葛焼きの当主です。
兄は宮川真一さんと言われます。
兄は現在、実家で修行中のようです。
出身高校と大学もチェック!
河原尚子さんの出身高校と大学についても調べてみました。
残念ながら、出身高校については情報がありませんでしたが、京都市内の高校だと思われます。
河原尚子さんの出身大学は同志社女子短期大学部です。
同志社女子短期大学部は京都にあった私立大学で、同志社女子大学現代社会学部の設置に伴って2003年に廃止されました。
河原尚子さんは大学を卒業してから、携わることはないと思っていた焼き物の道に進み、独自の世界を広げていかれます。
そして、SIONEの器を作るのと同じように、日々の暮らしを丁寧に紡いでおられる素敵な女性です。