皆さん、天野惠子医師のことをご存じでしょうか?
天野惠子医師はご自分の診療経験から性差医療の必要性を訴えられ、日本の病院に女性外来ができるきっかけを作られた方です。
それまでは男性も女性も同じように診療されていたので、微小血管狭心症や線維筋痛症、更年期障害、月経困難症などの女性達の多くは症状が改善されず苦しんできました。
今、そんな女性達が全国から天野惠子医師のもとへやって来ています。
この天野惠子医師が8月27日(火)のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられます。
今回は天野惠子医師の年齢とプロフィール、夫と子供そして勤務先の病院について調べてみました。
天野惠子医師(女性外来)の年齢は?
まず天野惠子医師の年齢を調べてみました。
天野惠子医師の現在の年齢は何と76歳です。
写真を見ると、とてもお綺麗で若々しく見えるので、76歳という年齢にびっくりしました。
天野惠子医師は1942(昭和17)年11月16日生まれです。
天野惠子医師は76歳で現役の医師、しかも今も日本の医学界、特に女性のための医療を引っ張っておられるすごい方です。
天野惠子医師(女性外来)のプロフィールと経歴
天野惠子医師のプロフィールは以下の通りです。
1967年 東京大学卒業
1967年 インターン東京大学医学部付属病院
1968年 内科レジデントNew York Infirmary(米国)
1970年 循環器フェロー Royal Victoria Hospital(カナダ)
1974年 東京大学第二内科
1988年 東京大学保健センター講師
1994年 東京水産大学保健管理センター教授・所長
1996年 東京大学医学部非常勤講師
2002年 千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金病院副院長
2004年 鹿児島大学医学部非常勤講師
2005年 秋田大学医学部客員教授
2009年 静風荘病院特別顧問
2011年 千葉大学大学院薬学研究院客員教授引用元 https://medical.jiji.com/doctor/2326
天野惠子医師の経歴の中で注目すべき点は、日本での性差医療を開かれたということです。
天野惠子医師は40歳の時、アメリカで開かれた学会で、更年期前後の女性に多く発症する「微小血管狭心症」という病気のことを聞かれます。
今までの診療経験の中で、女性は男性と同じように診察・治療する訳にはいかないと感じておられた天野惠子医師はその時の説明に共感され、以来、性差医療に取り組まれるようになりました。
そして1999年、日本心臓病学会において「性差医療」の概念を紹介されました。
これがきっかけになり、日本に女性外来が開設されるようになり、今では全国に300以上の女性外来があります。
天野惠子医師は「NPO法人性差医療ネットワーク」や「性差医療・医学研究会」(現在の「日本性差医学・医療学会」)の創設にも力を入れられました。
天野惠子医師のご専門は循環器疾患、更年期における諸疾患、慢性疲労症候群などです。
天野惠子医師は思春期から高齢者まで、幅広い年代の女性の健康相談と治療を行っておられます。
天野惠子医師のモットーは「最後まで責任をもって治療に当たる」ことです。
天野惠子医師(女性外来)の夫と子供について
そんなふうに、女性の健康のために、ずっと頑張ってこられた天野惠子医師ですが、夫や子供さんはおられるのでしょうか?
調べてみたら、天野惠子医師には3人の子供さんがおられるようです。
子供さんは3人とも娘さんです。
子供さんが小さい時はゆっくりする暇もなく、子育てとお仕事と勉強をされたのでしょうね。
以前同勤されたある方によると、天野惠子医師はお弁当を食べる時も、いつも文献を読んでおられたそうです。
ある時、事情で3番目の子供さんを職場に連れて来られた時、お弁当の時はいつものように文献に目をやりながら、それでもちゃんと子供さんの口にご飯を運ぶという離れ業をされていたとか。
すごい集中力ですね。
天野惠子医師の夫については具体的なことは分かりませんでした。
同じ医師なのかどうかも分かりませんが、きっと妻の仕事に対する情熱に理解と尊敬を持った方なのだろうと思います。
子育ても、夫として大いに協力されたことでしょうね。
天野惠子医師(女性外来)の勤務先の病院はどこ?
天野惠子医師は現在も病院に勤務され、診察・治療を行っておられます。
天野惠子医師が勤務される病院は「一般財団法人野中東晧会 静風荘病院」です。
静風荘病院は埼玉県新座市にあり、確かな実績を持つお医者さんがたくさんおられるところです。
天野惠子医師の女性内科・女性外来の診察は完全予約制になっています。
天野惠子医師の診療を希望される方は電話で申し込んでください。
ホームページから「診療申込用健康相談記録」というものがダウンロードできるようになっているので、そちらにご自分の症状や今までのことを詳しく書くことになっています。
それをファックスまたは郵便で静風荘病院に送ってください。
天野惠子医師は患者さんが書かれたその文書を詳しく読んで、そして何を質問すべきかを考えられるのだそうです。
そこまでの準備をしてから診療になります。
診療時間は30分から1時間程だそうです。
こんなに親身になってくださる先生がおられるなんて、今まで知りませんでした。
今まで、いくつもの病院に行ったけど、ご自分の症状が改善されず苦しんでおられる方がおられたら、一度、天野惠子医師に診ていただいたらいかがでしょうか。