皆
さん、こんにちは。
8月も半ばになってしまいましたね。
実は来週、県外に住んでいる孫達が遊びに来るので、今から楽しみで仕方ありません。
さて、最近、小学館の図鑑NEO「イモムシとケムシ」が図鑑としては異例の売れゆきだと聞きました。
大人にも「キモカワイイ」と人気なのだそうです。
男の子の孫は3歳。
虫が大好きな年頃です。
「これは喜ぶに違いない!」とさっそく買いに行きました。
親バカならぬ”ばばバカ”です(笑)
買ってきて開けてみたら、「まあ、イモムシってこんなにかわいいの?」と虫嫌いの私がちょっとはまってしまいました。
それで今回は、買ってきたばかりの小学館の図鑑NEO「イモムシとケムシ」について、さらに自由研究の方法とまとめ方についてもご紹介していきます。
子供も大人も必見ですよ!
「イモムシとケムシ」の内容について
小学館の図鑑NEO「イモムシとケムシ」の内容はとても充実していて、大人の専門書に負けないくらい詳しいものになっています。
でも、きれいな写真とともに、短い文章で分かりやすい説明が書かれているので、小学生でも抵抗なく読むことができます。
日本国内の約1100種類ものイモムシとケムシが掲載されています。
それらのイモムシとケムシがコバネガ科など、ヒロズコガ科など、アゲハチョウ科、ヤガ科、など33の科に分けて掲載されています。
そのところどころに「イモムシ・毛虫の基本がよくわかる特集」というのと「イモムシ・毛虫にくわしくなるコラム」というコーナーが設置されています。
「イモムシとケムシ」の特徴は?
生きているイモムシとケムシを探して撮影!
この図鑑には、3年という歳月をかけて1000種以上もの生きているイモムシとケムシを探し出して撮影した写真が載せてあります。
イモムシとケムシは死んだら色が変わり、標本にするのも難しいので、今までの図鑑には成虫の写真はあっても、幼虫の写真はあまりなかったのだそうです。
そして、それらのイモムシとケムシを会社で育てて、羽化した成虫も生きている状態で撮影してあります。
だから、どの写真もとても鮮明できれいです。
すごい情熱ですね。
この図鑑を作った方々は、知識や技術はもちろんですけど、子供のような純粋さや探究心も持ち合わせておられたのだろうなと思いました。
表紙の裏もすごい!
表紙の裏もすごいんです。
上は裏表紙の裏。
イモムシ・ケムシを正面から捉えた写真が並んでいます。
すご~い!
ちょっとグロいけどかわいい!
ウルトラマンの映画で、宇宙からやってきた怪獣の中にこういうのいたような・・・(笑)
このページが私の一番のお気に入りです。
裏表紙はこんな感じ。
これもかわいい!
これはアゲハチョウの幼虫です。
さらには、カバーの裏側。
イモムシとケムシ大きさくらべ(実物大)が載っています。
これもすごいですね。
ドラえもん・のび太のDVDが付いている!
そして、この図鑑には、ドラえもん・のび太のDVDが付いています。
つけると最初にオーケストラのBGMが流れてきて、「これから壮大なドラマが始まるぞ!」というような気分になります。
全部で76分ですが、「摩訶不思議!イモムシ・ケムシの世界」「イモムシ・ケムシ 凄ワザ大捜査!」「華麗なる変身!アゲハの一生」「世にも珍しいイモムシ・ケムシ大集合」「人の役に立つイモムシ カイコ」の5つのチャプターに分かれていて、1つが10~15分でできています。
ドラえもんとのび太がピクニックに来て、イモムシとケムシに出会い、そこから実際に撮影した貴重な動画を見ながら、イモムシやケムシのことについて学んでいくという風になっています。
画面の下には大きく説明の字も付いていて、とても分かりやすいです。
また図鑑にもDVDにも漢字には全部ひらがながふってあります。
自分の興味のあるところから見たらいいですね。
私の孫がやってきて、テレビの前に座り、真剣な顔でこのDVDを見つめるところが想像できます。
「イモムシとケムシ」で自由研究の方法とまとめ方
夏休みの自由研究を今からしようと思っている小学生には、この「イモムシとケムシ」の図鑑はとってもいいですね。
でも、この図鑑に書いてあることをただまとめても自分の自由研究にはなりません。
それで、自由研究の簡単な方法とまとめ方について紹介しますね。
自由研究の方法
①具体的なテーマを決める
テーマは「イモムシとケムシについて」など広いものではなくて、具体的なものに絞りましょう。
この図鑑を見ていても、自分が特に興味を持ったり、疑問が沸いたりすることがあるはずです。
例えば、「何を食べるのかな?」「イモムシ時代の寿命は?」「兄弟はいるのかな?」「成虫になる変身の瞬間を見てみたい。」など。
私はこの図鑑で、イモムシは卵から生まれたら、まず自分の卵を食べる」と知ってびっくりしました。
それで私は、「イモムシが生まれて自分の卵を食べるところを見てみたい。」「卵の殻にはどんな栄養があるのか調べたい。」と思いました。
そのように、自分が一番興味が沸いたことや疑問点から、具体的なテーマを決めましょう。
②いつ、何をするか計画を立てる
テーマが決まったら、何をすればよいか、いつすればよいか計画を立てましょう。
図鑑を読んで、分かったことをメモしておくのも必要ですが、実際にイモムシやケムシを探しに行く計画を立てましょう。
イモムシやケムシを持って帰る場合は、図鑑で注意事項を調べ、危なくないようにしましょう。
家で飼う場合には、飼い方や必要な物も調べておかなければいけませんね。
そのことについても図鑑に書いてありますよ。
③予想を立てる
調べたいことや疑問点に対して、まずは自分なりに結果を予想しましょう。
「○○だからこう思う。」という自分の考えをしっかりと書いておくことが大切です。
④実験や観察、調査をする
やることはすべて記録しておきましょう。
失敗しても、そのまま記録に残しましょう。
⑤写真をたくさん撮る
写真はいろんな角度からたくさん撮っておきましょう。
自分で撮るのが難しい場合は家族に頼みましょう。
まとめ方
研究や観察を一生懸命にがんばったとしても、見る人が興味を持ってくれるようなまとめ方をしないと、とてももったいないことになります。
まとめ方にはいろいろなやり方がありますが、ここでは広用紙にまとめて、観察日記をつけるというやり方を紹介します。
広用紙にまとめる時は以下のような構成でまとめましょう。
1.タイトルとサブタイトル
タイトルはインパクトのあるものを考え、大きな字で目に付くように書きましょう。
サブタイトルは「○○を通して」など、どんなことをしたのかが分かるようなものにしましょう。
2.きっかけや動機
なぜこの研究をすることになったのか、きっかけや理由を書きましょう。
3.準備したもの
研究に使ったものを絵や写真を入れて紹介しておきましょう。
4.研究の手順や内容
ここが中心部分です。
大事なところは字の大きさや色を変えたり、写真や絵を入れたりして、分かりやすくまとめましょう。
詳しいことは観察ノートの方に記録しますので、こちらには要点を書いていきましょう。
5.結果や分かったこと
結果について、自分の予想とどう違ったのかや研究を通して分かったことを書きましょう。
失敗したことも正直に書いた方がリアリティが伝わります。
6.まとめや感想
ここは研究をした人の個性が表れるところです。
この研究を通して考えたことやこれからやりたいことなどを自分のことばで書きましょう。
5と6はまとめて書いてもいいです。
7.参考にした本やお世話になった人
研究をするにあたって、参考にした本やお話を聞いた人のことを書いておきましょう。
この広用紙のまとめに、日々の観察日記をつけて提出しましょう。
1日1ページで書いていくと分かりやすいですね。
そちらにも絵や写真をふんだんに使いましょう。
「イモムシとケムシ」内容と特徴、自由研究の方法まとめ
今回は、小学館の図鑑「イモムシとケムシ」について、さらには自由研究のやり方についてお伝えしました。
いかがでしたか?
夏休みも残り少なくなりましたが、「イモムシとケムシ」を参考にして自分なりの自由研究ができあがったらいいですね。
大人の方達も、この夏、図鑑「イモムシとケムシ」で世界を広げてみてくださいね。