柿渋が新型コロナウイルスを無害化させるという驚きの研究結果が発表されましたね。
これは、奈良県立医科大学の研究グループによるものですが、奈良県は柿の一大産地で、ずっと柿渋の研究が続けられていたのだそうです。
柿渋って言ったら、私がこの前まで使っていた歯磨き粉にも入っていたし、臭いケアの成分としても使われていますよね。
こんな身近なもので新型コロナの感染を予防できたら素晴らしいですね!
但し、現段階で、柿渋を飲んだら新型コロナに感染しないと言えるようなものではありません。
今から臨床研究が始まる段階です。
でも気になるので、今回は柿渋について、飲み方やどこに売っているかを調べてみました。
柿渋とは
柿渋とは、まだ熟していない渋柿を絞って発酵・熟成させた抽出液のことです。
柿渋は赤褐色の液体でタンニンを大量に含んでいます。
柿渋は昔から染め物や塗料などに使われてきました。
また、柿渋は健康によいということで、飲む習慣もあったようです。
柿渋でなぜコロナ感染対策ができるの?
さて、この柿渋でコロナ感染対策ができるかも知れないというのはどうしてなのでしょうか?
それは柿渋に含まれる主な成分であるカキタンニンの性質によるものです。
柿渋の主な成分であるカキタンニンには収斂作用(しゅうれんさよう)という性質があります。
収斂作用というのは、身体の組織や血管を収縮させる作用のことで、そのために柿渋は下痢止めや火傷などに効果があるとされてきました。
また、ノロウイルスや他のウイルスに関する研究では、カキタンニンがウイルスのタンパク質に取り付いて、ウイルスを不活化させるということが分かっています。
それで、今回の新型コロナウイルスの感染を抑える効果も十分に期待できます。
柿渋の飲み方
柿渋はどのような飲み方がされているのでしょうか。
ある方達は約5ccを一日に何度か飲まれているようです。
渋いので、自分の好きな飲料に混ぜる飲み方もあります。
ある方は発熱時に柿渋を飲んで治ったそうです。
また頭痛や肩こりが改善された方もおられます。
でも、そのまま飲むと渋みがとても強くて、なかなか楽に飲むことはできません。
それで、カキタンニンの成分と効果はそのままで、飲みやすい錠剤になっているものもあります。
柿渋はどこに売ってるの?
塗料やニオイケアなどではなく、飲むための柿渋はどこで売っているのか調べてみました。
大阪市にある大阪西川という会社では、柿渋カプセルや「玉の渋」という飲む柿渋を売っていました。
また京都府のトミヤマは明治創業の柿渋専門の会社として、柿タンニンが売ってあります。
その他、Amazonや楽天市場でも飲む柿渋を見つけることができますが、一見飲料のようで、よく調べると塗料だということもありますので気をつけましょう。
まとめ
今回は、昨日ニュースになった柿渋とコロナ感染対策について、柿渋の飲み方やどこで売っているかを調べました。
伝統的な柿渋で新型コロナの感染が抑えられたら、こんなに嬉しいことはありませんね。
早く臨床実験が進み、実用化されることを期待したいと思います。