カナダのソルトスプリング島で自給自足の生活を送る安江直臣(やすえ ただおみ)さんという方がおられます。
通称はカイと呼ばれ親しまれています。
6月17日放送の「世界ナゼそこに?日本人」で紹介されますが、本当に自由でスケールが違いすぎる暮らしをしておられます。
一体なぜ、ソルトスプリング島で暮らしておられるのでしょうか?
今回はそんな安江直臣さんにフォーカスしてみたいと思います。
安江直臣の妻と子供について
まず、安江直臣さんの妻と子供について見てみたいと思います。
安江直臣さんの妻は生恵(いくえ)さんと言われ、現在62歳か63歳のようです。
安江直臣さんより11歳も若いです。
妻の生恵さんは、結婚前、フランスで自給自足生活をしたことがあるのだそうです。
今は夫の直臣さんとともに、カナダのソルトスプリング島で暮らしておられます。
妻は毎日、羊や鶏などの家畜の世話や自宅前の畑での野菜づくりに励んでおられるそうです。
野菜づくりは妻、生恵さんの生き甲斐だとか。
また安江直臣さんには子供さんがおられるようです。
妻の生恵さんが41歳の時に子供さんが誕生しました。
子供さんがお一人なのか、2人以上おられるのかは分かりませんでした。
安江直臣の出身大学と高校は?
次に安江直臣さんの出身大学と高校について見ていきましょう。
安江直臣さんの出身大学は南山大学です。
南山大学は愛知県名古屋市にある私立の大学で、宣教師によって始まったカトリック系の大学です。
安江直臣さんは南山大学でフランス文学を専攻されました。
安江直臣さんは大学時代に勉強に打ち込むわけでもなく、クラブ活動もいろいろなものに手を出したのだそうです。
そして途中2年間休学をしてフランスに行かれます。
それで大学を卒業するのに6年間かかりました。
安江直臣さんの出身高校については情報を見つけることはできませんでしたが、出身が岐阜県中津川市なので、中津川市にある5つの高校のうちの一つではないかと思われます。
安江直臣の経歴とプロフィール
それでは安江直臣さんの経歴とプロフィールを見ていきたいと思います。
安江直臣さんは1944年に岐阜県の現在の中津川市に生まれました。
現在74歳です。
安江直臣さんは自由放任の家庭で育ったそうです。
大学時代は2年間休学してフランスに行きます。
6年かかって大学を卒業し、25歳で公立中学校の教師になられました。
しかし2年で退職し、野宿をしながら世界を回りました。
27歳でツアー会社に就職します。
45歳頃、会社を辞め、カナダで旅行会社を立ち上げました。
旅行会社と言っても無賃金なのだそうです。
例えば日本から来た観光客に無人島でロビンソン・クルーソー生活を体験してもらう企画をするなど、ご自分のやりたいことを遊び感覚でやっておられたそうです。
別にお金を儲けようなどとは思っておられず、将来は自給自足で生活したいと思っておられたからこんなことができたんでしょうね。
そして50歳の時に妻の生恵さんと出会い、結婚。
それから自給自足の生活を始めます。
安江直臣さんと妻の生恵さんは自給自足にふさわしい家を探し回り、ソルトスプリング島にたどり着きました。
二人の家探しは何と9年間にも及びました。
ソルトスプリング島に立ち寄った二人は、島の人達が日本人にとても優しく接してくれることに驚きました。
そして、居心地のいいソルトスプリング島に1万坪以上もの広大な土地を買い、完全自給自足生活をスタートさせたのです。
ソルトスプリング島の人々がどうして日本人にとても優しいかと言うと、荒れ果てた土地を農地にし、島に農業を根付かせて感謝されている村上喜美子さんという女性のおかげなのだそうです。
村上喜美子さんはその功績から紙幣にもなりました。
それでソルトスプリング島の人々は日本が大好きで、島には空手道場や神社があり、お店には日本の食材が揃っているそうです。
安江直臣さんはここで家畜を飼い、畑を耕し、釣りもしながら生活されています。
しかし、ソルトスプリング島は大変文化的なところのようで、合唱も盛んで、安江直臣さんも混声合唱団に入っておられるそうです。
また安江直臣さんは日本にもよく帰っておられるようです。
昨年の3月には岐阜市のディナーショーに招待され、西アフリカの太鼓、ジャンベを演奏されました。
本当に自由でエネルギッシュな方です。
安江オーガニックファームについて
安江オーガニックファームは安江直臣さんが暮らしておられるところで、旅行者のためのゲストハウスがあります。
ホームページにはオーナーは安江Kaiと書いてあります。
ゲストハウスは一つで、ここに滞在して自然の中でのハイキングやキノコ採集、釣り、ボート遊びなどを体験することができます。
またソルトスプリング島は音楽や芸術が盛んなところなので、有名な音楽家の演奏会に参加したりアフリカ太鼓の講習を受けたりと、文化的な体験をすることもできます。
滞在費用については、ホームページに「希望を書いてください。」とあり、「私たちが最愛の友人や家族を迎えたときと同じように全力で、おもてなしします。」と書いてあります。
安江直臣さんはどこまでも親切で物質的な欲のない方なんですね。
ホームページには写真もたくさん紹介してあり、すごく素敵で「一度行ってみたい!」という気持ちが湧いてきます。
まとめ
今回はカナダのソルトスプリング島で自給自足生活を送られている安江直臣さんについて紹介させていただきました。
こんなふうに自然と共存し、それでも芸術や文化を愛する素晴らしい生き方があるのですね。
私も一度、安江オーガニックファームを訪ねてみたいという強い憧れが湧いてきました。