九州南部は梅雨が明け、いよいよ本格的な夏到来です。
私は夏が大好きなのに、足先だけはいつも冷えてて本当に困ります。
そのくせ、足首が太いせいか、靴下がきらいで、履いたらすぐ脱ぎたくなるので、足は年中冷えきったままです。
女性は一般的に男性よりも脂肪が多く筋肉が少ないので、体温を維持することが難しく、冷えに弱いそうなのです。
前回お話しした酵素玄米生活で筋肉がついたら、夏冷えも改善できるかなあと思ってはいますが、今回は夏冷えについて考えてみたいと思います。
夏冷えの原因について
冷房の効きすぎ
冷房の効いた快適な部屋で過ごしていると、外界との激しい温度差に体が対応できず、体温調節機能が衰え、冷え性の原因になります。
また男性と女性の体感温度には5℃程の違いがあるので、男性にとって心地よい室温が女性にとっては耐えられない程寒く感じられるのです。
そんな中にいると体は冷えきってしまい、むくみもひどくなります。
運動不足
「足は第2の心臓」と言われるように、ふくらはぎの筋肉が動いて、足に溜まった血液を心臓に押し戻してくれています。
この働きがうまくいかなくなると、血液の循環が悪くなり、体温が上がらなくなります。
食生活の偏り
暑いとつい冷たいものが飲みたくなりますが、冷たいものばかりを飲んでいると冷えを加速させます。
また、レタスやキュウリ、トマトなどの夏野菜は体を冷やしますので、生野菜だけでなく、火を通したものを食べましょう。
またコンビニ弁当やスーパーのお総菜には脂肪や塩分、糖分が過剰に含まれており、逆にミネラルやビタミン類が足りていません。
ミネラルやビタミン類の働きで、脂肪や糖がエネルギーに変わり、新陳代謝が活発になるので、それらが不足すると、筋肉を保てなくなり、低体温になってしまいます。
ダイエット
夏は体の線が目立つので、ダイエットをしたい気持ちになりますよね。
でも、栄養とカロリーが不足すると低体温になるし、エネルギーが出ないと体を動かしたくなくなり、筋肉が落ちて、ますます冷えが進みます。
ストレス
ストレスも冷えの原因になります。ストレスが溜まると自律神経が乱れ、体温の調節機能がうまく働かなくなるからです。
またストレスや緊張が続くと血管が収縮し血行不良を起こすので、冷えが加速されます。
衣類による締め付け
暑い時はあまりないかもしれませんが、体を締め付ける服を着ると血行不良になり冷えが進みます。
また足先が冷たいからと寝る時まで靴下を履いている人がいますが、ますます血行が悪くなり、冷えを加速させます。
夏冷えがもたらす影響
体が冷えると、血行不良を起こし、新陳代謝が低下します。また免疫力も落ち、内臓まで冷えると消化器官も影響を受けます。
すると、以下のような症状が現れます。
・凝りや関節痛がひどくなる
・風邪や感染症にかかりやすくなる
・下痢しやすくなる
・むくみがひどくなる
・婦人病を引き起こす
・肌の老化が早まる
夏冷えを改善する5つの方法
室内と室外の温度差は5℃以内に
室内と室外の温度差が大きすぎると、自律神経が乱れて体温調節がうまく行われなくなります。
それで、冷房の設定温度は外気温と5℃以上離れないようにしましょう。
また特に首やお腹、足首を冷やさないようにすることが大切です。
今はワンピースもノースリーブが多いですが、外出の際は必ず羽織るものを持って行きましょう。
湯船につかる
暑い日でも、入浴はシャワーで済ませないで、浴槽に入り体の中を温めることが大切です。
冷えの改善には38~40℃くらいのぬるめのお湯に10分間くらい浸かりましょう。
新陳代謝を上げるには全身浴がいいそうです。
運動をする
やはり運動は大事ですよね。
今は日差しが強いので、夕食後のウォーキングがおすすめです。
運動ができない時は階段の上り下りやつま先立ちなどを意識してやり、ふくらはぎの筋肉を動かしましょう。
軽い運動は自律神経の働きを正常にし、ストレス解消にもなります。
飲み物は常温のものを
最近はコンビニにも常温のペットボトルが売ってありますね。冷たいものを飲みたくても、なるべく常温のものに慣れましょう。
コーヒーや清涼飲料水、お茶などは水分が尿として出てしまうので、水分補給にはなりません。こまめに常温の水を飲むのがベストです。
イオン飲料は糖が多量に含まれていますので、血流が悪くなり低体温になる恐れがあります。日常的に飲むのは避けた方がよさそうです。
体を温めるものを食べる
食べ物には体を冷やすものと温めるものがあるのをご存じでしょうか?暑いからと言って体を冷やすものばかりを食べていたら冷えが改善されません。
ショウガやニンニク、ネギ、青魚、鮭などは体を温める食べ物です。但し、生のショウガは体を冷やしてしまいます。
冷えを克服してせっかくの夏を楽しみましょう!
「冷えは万病のもと」と言われますね。
たかが冷え、されど冷えです。
我が家も来月娘が帰省します。そうしたら海にでも行こうかと思っています。
暑くて疲れるけど、せっかくやってきた夏です。
この夏を楽しむためにも、冷えを克服して、元気で過ごしたいと思っているところです。