皆さん、こんにちは。
カンボジアの人々の命を救うために、家族と離れ、8年間も現地でがんばってこられた日本人をご存知ですか?
それは日本で救急救命士として活躍されてきた正井潔さんと言われる方です。
この正井潔さんが6月4日(月)の「世界ナゼそこに?日本人」で紹介されるのですが、突然帰国されることになったのだそうです。
多くのカンボジアの人々に尊敬され、感謝されている正井潔さんですが、一体何があったのでしょうか?
今回はそんな正井潔さんの妻と娘、経歴とプロフィールそして出身高校に迫りたいと思います。
正井潔の妻と娘について
正井潔さんの妻は明美さんと言われます。
妻、明美さんは看護師をされています。
正井潔さんのカンボジアでの活動はボランティアであって、通訳以外の費用は自分で何とかしなくてはいけません。
それで、カンボジアでの生活はご自分の年休と妻の給料に頼るしかないのです。
それなのに、夫の活動を応援してくださる妻、明美さんは本当に偉大な方だと思います。
正井潔さんはご自身のフェイスブックに、妻に8年間も寂しい思いをさせて申し訳なかったと書いておられます。
また妻、明美さんの故郷は熊本の天草市のようです。
天草はきれいな海が広がり、美味しいお魚が獲れるところです。
5月のゴールデンウィークの時には妻、明美さんのご実家の墓参りに行かれたことがフェイスブックに書いてありました。
正井潔さんには二人の娘さんがおられます。
上の娘さんは真理子さんと言われ44歳、下の娘さんは都さん、38歳です。
お二人とも母親と同じく看護師をされています。
娘さん達も父、正井潔さんがカンボジアの人々のために働くことを応援し、父親を誇りに思っておられますが、反面、何度も腰を痛め、脊柱管狭窄症という持病を抱えている父のことをとても心配しておられます。
上の娘の真理子さんにはお二人の可愛い子供さんがいらっしゃるようです。
経歴とプロフィールは?
それでは正井潔さんの経歴とプロフィールをご紹介します。
正井潔さんは1949年、兵庫県神戸市に生まれました。
高校卒業後に神戸市消防局に就職します。
正井潔さんは神戸市消防局に42年間勤務し、そのうちの27年間は救急救命士として1万回以上も現場に出動されました。
救急救命士ってテレビで時々紹介されますが、敏速な行動力と瞬時の判断力そして患者搬送中の医療行為に関する知識と技術が必要です。
でもそれだけじゃなく、目の前の人を絶対助けたいという強い気持ちと愛情が絶対必要ですよね。
本当に尊敬すべきお仕事です。
正井潔さんは2010年に退職されます。
しかし正井潔さんは在職中の2004年に、あるきっかけで、アフリカのザンビアを訪れます。
そこで救急救助支援指導を行うのですが、日本では当たり前の救急救助が行われないために救われるべき多くの命が失われる現実を目の当たりにします。
それで正井さんは使命を感じて、翌年の2005年にNPO団体であるJPR(日本国際救急救助技術支援会)を立ち上げたのです。
日本でお仕事をしながら外国のためにNPOを立ち上げるなんて、並大抵の気持ちではできませんよね。
そしてJPRは神戸・淡路大震災が起きた1月17日に設立されました。
きっと大震災の時、正井潔さんは休む暇もなく、人々のために働かれ、一人でも多くの命を救いたいと思われたのでしょうね。
それからの10年間、ザンビア、スリランカ、インドネシアそしてカンボジアを支援してきました。
カンボジアでは退職された2010年5月から今までの8年間、長期滞在をして現地の隊員に消防や救急救命の指導を行っています。
正井潔さんはカンボジア政府からの要請をうけ、2010年にカンボジアで初めてのレスキュー隊「RRC711」を作りました。
日本では事故や急病の時は119番に電話して救急車を呼びますし、救急車はもちろん無料ですよね。
しかし、カンボジアではそんな体制が確立されておらず、お金を持っていない人は病院まで運んでももらえなかったそうなのです。
正井潔さんの尽力のおかげで、救急体制が整ってきた今でも、ヤミの救急車が患者を連れ去るという日本では考えられないことが多発しているそうです。
カンボジア政府は正井潔さんのこれまでの働きに対して、最高位の勲章を授与しました。
2016年にはカンボジアに初めての消防学校を設立し、人材の育成に努めてこられました。
今年の3月まではプノンペンに在住しておられましたが、どうやら4月から日本に住まわれているようです。
4月からは兵庫県の芦屋市でお仕事をされているみたいです。
出身高校は?
正井潔さんの出身高校は神戸市内の高校だそうです。
具体的な情報は探し出すことができませんでした。
神戸市内には現在64の高校があり、そのうち女子高が10校なので、54校の中の1校ということになります。
もし具体的なことがわかりましたら、こちらに追記させていただきます。
まとめ
今回はカンボジアの救急救命のために8年間もご自分の時間を捧げてこられた正井潔さんをご紹介しました。
いかがでしたか?
日本には、こんなふうに使命をもって人のために生きる人がおられるのですね。
そしてその夢を支える家族も。
こんな方の生き方に触れると、自分の心もちょっときれいになるような気がするし、自分は人のために何ができるのかなと考えるきっかけにもなりますね。
正井潔さん、これからもお元気でお過ごしください。
そしてご自分やご家族のためにも時間を使ってくださいね。