昨日はお友達Aさんのおうちに行きました。
Aさんは今、病気療養中で、一日のほとんどをベッドで過ごされています。
Aさんの息子さんは、そんなお母さんのために、東京の仕事を辞めて郷里に戻り、ご両親を助けておられます。
その息子さんも酵素玄米のことをたくさん勉強しておられ、ご自身も酵素玄米のおかげでアトピーが治ったのだそうです。
Aさんが昨年入院されていた時、病院の食事を体が受け付けず、何も食べられない状態だったのだそうです。
そんな時、息子さんが作って持って来てくださった酵素玄米のおにぎりだけはなぜか食べることができたのだそうです。
それから少しずつ体調が良くなっていかれました。
喜んでもらえますように
そんなAさんを訪ねるのに、お菓子じゃだめだから、朝から寄せ植えをしました。ペチュニアとニチニチソウ、ブルーサルビア、それから白い花の夏らしい一鉢。
もう一つは寄せ植えじゃなくて、ブーゲンビリア。夏の花、ブーゲンビリアの花言葉は「情熱」。Aさんは今は療養中ですが、本来は歌が大好きで情熱的な方です。
どうぞ喜んでもらえますように。そう願いながらお花を植えました。
夫は歌好きのAさんのために、ギターを車に積みました。
その日の野菜達と会話しながら
途中、お昼を食べにあるお店に寄りました。そこは息子さんが紹介してくださったお店で、酵素玄米とご自宅で採れた野菜で作ったお料理を出される、とても素敵なところでした。
メニューの1ページには「採れた野菜達と会話しながらその日のメニューを決めます。」と書いてありました。素敵ですね。
ランチのプレートの中にはいろいろな新鮮野菜を使ったオリジナルメニューが盛ってありました。
私が一番感動したのは、高野豆腐の唐揚げ。外側が鶏の唐揚げっぽい感じで、とっても美味しく、今度真似しようと思いました。
「心を入れる」ことの大切さ
訪ねていくと、Aさんが「ねえ、触ってみて。」と腕を出されました。触ってびっくり。私のブヨブヨの腕とは違い、筋肉が付き、硬くなっているのです。
家に来られるヘルパーさんも、背中を拭きながら「筋肉が付いてますよ。」と言われるのだそう。
何も運動しないのに、酵素玄米のおかげで筋肉が付いてきたのだそうです。すごいですね。「これなら、私の下腹ぺったんこも期待できる!」そう思いました。
それから酵素玄米のお話をいろいろ伺ったのですが、とても考えさせられることがありました。
我が家に酵素玄米の作り方を教えに来てくださった方は、玄米を計る時、お玉で玄米をすくい、それをカップに入れて、お玉の柄ですり切りをされていました。
それを見た私は心の中で、「なんであんなめんどくさいことするんだろう?最初からお米の中にカップを入れて、お米をついだらいいのに。」と思いました。それで、自分でする時はそうしていたんです。
でも、ちゃんとしないと、玄米の入り方で随分量が変わってしまうと言われました。
それから、お塩をスプーンですくって、スプーンの中で小さな山を作るのですが、それもとても不合理に思えて、ちゃんと何グラムって計るとか、すりきりでちょうどの量になるスプーンを使うとかすればいいのにと思っていました。
そう話すと、息子さんが「それは、心、目に見えないものを入れるということなんです。」と言われました。
人間の健康を計るのに、数値しか使わないけれど、健康というのは数値だけじゃ計れない。「喜んで欲しい。」とか「元気になって欲しい。」という気持ちを入れることが大事だと思うと言われたのです。
ああ、そうなのか。私は面倒くさがりで、だいたい同じにできるなら、簡単なやり方でいいじゃないかと思っていましたが、そんな自分が少し恥ずかしくなりました。
そうか。Aさんを明るく元気にしているのは、酵素玄米だけじゃなくて、ともにいてAさんを大事にされているご家族の愛情なんだなと知らされた訪問でした。