1月2日、3日にありました箱根駅伝2020はものすごくレベルの高い大会となりましたね。
どの区間も凄かったのですが、2区を走った青山学院大1年生の岸本大紀(きしもと ひろのり)選手にはほんとに驚かされました。
後半、6人をごぼう抜きして、7位だった青学をトップに押し上げたんですから。
しかも冷静に走り、最後は笑顔でたすきを渡しました。
「すごい!」の一言です。
今回はそんな岸本大紀選手の父母と兄弟、プロフィール、10000mの記録そして出身中学と高校、今後の進路などについてお伝えします。
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岸本大紀選手の父母と兄弟について
まず岸本大紀選手の父母と兄弟についてお伝えします。
岸本大紀選手の父親は務さん、母親は和子さんと言われます。
お二人は新潟に住んでおられますが、箱根駅伝の時には応援に来られ、沿道で声援を送られました。
岸本大紀選手の父親も母親も、1年生で花の2区に抜擢された息子のことを誇らしく思いながらも、箱根駅伝当日まで、きっとハラハラドキドキだったに違いありません。
岸本大紀選手は高校時代からすごい記録を打ち立ててきて、地元新潟のエースだったので、父母は岸本大紀選手の活躍を喜びながらも、常に体のことを心配してこられたでしょうね。
1年生でこれだけの活躍を見せましたが、まだまだ大学生活は続きます。
今は離れて暮らしている分、心配も大きいと思いますが、いつも愛情を持って応援しておられることでしょう。
また岸本大紀選手には4歳年上の兄がおられ、岸本克佳さんと言われます。
兄の克佳さんも小学時代から陸上をしてきて、高校は新潟県立新潟高校、大学は大阪大学に進まれました。
高校・大学時代も陸上部に所属し、大学ではキャプテンもされていました。
2018年10月には兄弟揃って新潟県駅伝競走大会に、燕市のメンバーとして出場し、弟の大紀選手から兄の克佳選手にたすきが渡されました。
この時、大紀選手は区間賞を手にしました。
この兄弟、顔がそっくりだと大きな話題です。(笑)
岸本大紀選手のプロフィール
それでは岸本大紀選手のプロフィールと経歴についてみていきたいと思います。
岸本大紀(きしもと ひろのり)選手は2000年10月7日、新潟県燕市で生まれました。
岸本大紀選手は小学2年生の時に地元、燕市にある分水ジュニア陸上クラブに入り、中距離走を始めました。
陸上を始めたきっかけは兄の克佳さんが陸上をしていたのに影響を受けたからだそうです。
岸本大紀選手は中学、高校でも陸上を続けます。
高校時代は数々の素晴らしい記録を打ち立て、注目を浴びるようになりました。
新潟県高校総体陸上大会5000mでは1、2、3年と3年連続優勝を達成。1500mでは2、3年と2年連続優勝を成し遂げています。
また3年時の1500mと5000mは新潟県男子高校生の新記録になりました。
こんなすごい選手なので、青山学院大の原監督は、岸本大紀選手が高校2年生の時から熱心にスカウトをされていたそうです。
岸本大紀選手は早稲田大学に進みたいと思っていたそうですが、熱心な原監督の勧誘に押されて青山学院大への進学を決めました。
そして2019年4月、青山学院大学社会情報学部・社会情報学科に入学しました。
2019年10月に行われた出雲全日本大学選抜駅伝競走では2区を走り、何と区間賞を獲得。
続いて11月の全日本大学駅伝対校選手権大会でも2区を任されました。
すごい1年生の出現ですね!
そして、2020年1月2日に行われた箱根駅伝でも花の2区を走り、7位だった青学をトップに押し上げたのです。
記録は1時間7分3秒。
これは2005年に東海大の伊達秀晃選手が出した記録を1分1秒も更新し、2区の日本人1年生としての新記録を達成しました。
岸本大紀選手の身長は172cm、体重は51kgです。
岸本大紀選手が現在好きなのは、人気グループTWICE。
特にリーダーのジヒョさんが好きなんだそうです。
19歳の男の子だから、やっぱりアイドルに興味ありますよね(笑)
岸本大紀選手の10000mの記録は?
dronepc55さんによる写真ACからの写真
岸本大紀選手は中距離、長距離を専門とする陸上選手ですが、10,000mの記録についても調べてみました。
岸本大紀選手の10000mの自己記録は28分32秒33です。
これは2019年11月23日に開催された関東学連10000m記録挑戦競技会での記録です。
この時、岸本大紀選手は、入賞者のほとんどが3年生や4年生という中、男子総合で3位を獲得しました。
10000m以外の自己記録も見ておきたいと思います。
1500mは高校3年生の時の3分52秒67、5000mは大学1年生での14分06秒97、ハーフマラソンはやはり大学1年生での1時間11分11秒です。
岸本大紀選手の出身中学と高校について
岸本大紀選手の出身中学は地元の燕市立分水中学校です。
分水中学校は全校生徒が400人弱の中学校ですが、陸上部は全国大会にも出場したことがあります。
岸本大紀選手の出身高校は新潟県立三条高校です。
三条高校は大変自由な校風を持ち、自主・自立を重んじる高校です。
岸本大紀選手は高校時代の3年間、陸上選手として大活躍をし、地元の広報に大きく取り上げられたこともあります。
岸本大紀選手の進路は?
1年生から大活躍の岸本大紀選手。
大学生活はまだまだ続きますが、その後の進路はどのように考えているのでしょうか?
実は、今のところ大学卒業後に陸上を続けるかどうかは未定だそうです。
これからの結果次第で決めるということでした。
オリンピック出場に関しても「今からあまり大きな夢を持っても、『絵に描いた餅』になるから。」と大変冷静です。
それで、まだ岸本大紀選手の進路は決まっていませんが、これからの大学生活の中で、自分の進路についてしっかりと考えていくことになりそうです。
まとめ
今回は、箱根駅伝2020で、1年生ながら花の2区で6人抜きをやり、青山学院大優勝の大きな立役者となった岸本大紀選手の父母と兄弟、プロフィール、10000mの記録そして出身中学と高校、進路についてお伝えしました。
岸本大紀選手はこれからの青山学院大学の、いいえ日本陸上界の宝ですね。
これからも注目しています!