今、日本中でゴスペル教室が流行っていますね。
ゴスペルは奴隷としてアメリカに連れて来られたアフリカの人々の魂からの神への賛美がもとになっていますが、今では一般的な歌詞のものも広くゴスペルと呼ばれるようになりました。
日本では映画「天使にラブ・ソングを」がゴスペル人気のきっかけになりました。
さて、日本のゴスペル指導者にジェンナさんという方がおられます。
ゴスペル指導者というと「天使にラブ・ソングを」のウーピー・ゴールドバーグみたいな人を思い浮かべますが、ジェンナさんは派手さもなく、静かな雰囲気の方です。
でも多くの人を導くカリスマ的な力を持っておられます。
またゴスペルの活動を通して国際協力もされている方です。
今回はそんなジェンナさんの本名とプロフィール、結婚そしてゴスペル広場についてお伝えします。
ジェンナの本名について
ジェンナさんは日本人なのですが、本名については明らかにされていません。
ジェンナさんは、以前はナナ・ジェントルという名前で活動されていたので、本名も「なな」さんではないかと思いますが、確かなことは分かりませんでした。
2013年1月に「ナナ・ジェントル」から「JENNA」(ジェンナ)に改名し、以降全ての活動でJENNA(ジェンナ)という名前を使っておられます。
プロフィール
ジェンナさんは1981年10月、神奈川県に生まれました。
子供の頃から歌手になりたいと思っていて、中学生の頃からプロの音楽家のレッスンを受けていました。
15歳の時、映画「天使にラブ・ソングを2」を観て、ゴスペルに感動し、それが彼女の運命を決定づけることになります。
高校で合唱部を作り、「天使にラブ・ソングを2」の中の曲を練習します。
高校3年生のクリスマス・コンサートの時、聴きに来ていた牧師夫妻に声を掛けられたのがきっかけで、高校生でありながらゴスペルの講師をするようになります。
またジェンナさんはアフリカにも興味があり、高校卒業後に西アフリカのトーゴ共和国でのボランティア活動に参加します。
トイレも風呂も井戸もない生活を1か月送ったのだそうです。
すごい勇気ですね!
19歳の時、東京の米軍横田基地にある黒人教会の聖歌隊に参加し、生のゴスペルを体験します。
翌年にはニューヨーク出身の黒人夫妻を手伝って日本初のゴスペル教会を立ち上げ、本格的にゴスペルと関わることになります。
2002年には「FAFA GOSPEL HOUSE」を結成し、会費やイベントで得た収益で途上国の孤児院や貧困家庭を支援する取り組みを始めました。
2006年、いったん外資系IT企業に就職しますが1年半後に退職。
2007年、26歳の時に「NGOゴスペル広場」を設立し、事業としてゴスペルでの国際協力を開始します。
同じ年に、誰でも気軽に楽しくゴスペルが歌えるようにと、東京渋谷にゴスペルスタジオ「ゴスペルスクエア」をオープンしました。
その活動で得られた収益も国際協力に使われます。
「ゴスペルで国際協力」の輪はどんどん広がり、翌年には三重県と横浜に「サニーサイドゴスペルクラブ」がオープンしました。
2014年には、著書「声に出した瞬間、あなたを幸運に導く48の言葉」を出版し、その印税は全て、西アフリカのブルキナファソという小さな国の小学校の修繕に使われました。
2015年、「JAPAN MASS CHOIR」を企画し、全国から集結したゴスペルシンガーによる「1000人レコーディング」を実現し、CD「POWERFUL」を発売。
これは、アメリカ、ビルボードのゴスペルアルバムチャート第3位に輝きました。
2016年、クリスチャンミュージック界のグラミー賞である「ドーブ賞」にノミネートされます。
「JAPAN MASS CHOIR」としてアメリカへの公演ツアーも実現しました。
結婚は?
日本におけるゴスペルのカリスマとして躍進し続けるジェンナさんですが、結婚はされているのでしょうか?
調べてみたら、ジェンナさんは2008年1月にニュージーランド人と結婚されているということが分かりました。
結婚相手についての詳しい情報は見つけることができませんでしたが、2008年と言ったら、「NGOゴスペル広場」がスタートした直後で、ジェンナさんはとても忙しい日々を送っていた時です。
そんな時期に結婚されたということは、きっと、お相手はジェンナさんの活動を理解し、応援してくださる方に違いありません。
ゴスペル広場も解説!
ジェンナさんはゴスペル教会の中で一生懸命に頑張っていたのですが、考えの違いから教会を出ないといけなくなります。
失意と絶望の中で、一度は活動を止め、企業に就職するのですが、ある女性歌手が「神様、あなたを賛美する楽器になりたい。」と歌うのを聴いた時、彼女の中にもう一度大きな力が沸き起こるのです。
そして2007年10月にNGOゴスペル広場を設立し、2カ月後に会社を退職しました。
2008年5月には活動第1弾として「チャリティー・ゴスペル・マラソン」を開催。
その収益金80万円でスリランカに職業訓練センターをオープンさせることができました。
これまでの支援総額は約2千万円に上ります。
まとめ
今回はゴスペル指導者ジェンナさんについてお伝えしました。
いかがでしたか?
神様はきっとジェンナさんに、神を賛美する力と人々を助ける力を与えられているのでしょうね。
ジャンナさんのこれからの活動にも注目していきたいと思います。